↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
75/91

10

ダイム病というのは小麦が死に絶える病気で、ものすごい勢いで広がることから死の病といわれている。

小麦にしかかからないが、そのせいで小麦畑がすべてやられてしまい、その国の小麦が全滅。さもすれば国が亡ぶことからそう呼ばれる。

オルベリアが危ない。


助けなければ……。


「陛下。ダイム病はものすごい勢いで広がります。さもすればマルコー領へも広がる可能性が……」


「何?」


「帝国は気づいているのか?」


ダニエルが言う。


「いえ、今のところ気づいていないと思いますが、時間の問題かと……」


「何かいい案はないのか?」


デュランダルがダニエルに問う。


「そうですね。ダイム病をオルベリアだけにとどめるためには、オルベリアに一番近いマルコー領の小麦畑を1平方キロメートル焼くしかありません」


「それならそうするしかない。メルディス。ダニエルの言うとおりにするんだ」


「そして陛下」


シェリアが言った。


「帝国にも伝えましょう。オルベリアでダイム病が流行しつつあることを。オルベリアに近い領土の小麦を焼くように伝えましょう。彼らには恩を売っておくほうが得策です」


「わかった。そうしよう」


「もうこれは看過できない。ゼノア王こそが魔王に相違ない。俺は彼を倒す」


「わかりました」


「シェリア。最後に問う。いいのか。君の血のつながった兄だぞ」


「はい」


シェリアに躊躇はなかった。


「いい案があります。こうしましょう」


そしてシェリアの提案のもと、翌日、ダニエルがデュランダルの元へ現れる手はずとなったのである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。