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「失礼ならが陛下のお歳は…?わたしは今年二十歳になりました」


「ああ。俺は二十五歳だ」


え?

じゃぁ十五歳で娘ができたの?信じられない。

驚きは隠せないが、がんばるしかない。

デュランダルの心配顔を解消するためにも。


それにしても母親はいないとはいったいどういう?


聞きづらいわね。


いずれにしても明日から開始ということね。


「何であろうと、一度死んでしまった身です。ここに身をうずめる覚悟で働きますので」


「ああ。期待している」


くすっと笑った。


笑った。


まただ。


この笑顔、心臓に悪い。

ドキドキするじゃない。


「今日は君が生き延びたことにひとまずは乾杯しよう」


先ほど給仕係が入れてくれたワイングラスを手に持った。


「ディアン、と呼んでもいいか?」


「はい。陛下。助けていただいたことを後悔させませんから」


グラスを傾けて飲んだワインは随分のどごしがよくスッと入っていった。

好きになれそうなワインだ。


飲みながらふと思った。

明日会う王女様のお母様のことは愛していたんだろうか?


こんなに無表情な人が笑うってことは人を愛したことがあるのかもしれないと思った。

自分がダニエルを愛していたように。


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