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非リアの俺が学年一の美少女と付き合っちゃった話  作者: プリンアラモード
6章 大学受験
108/140

107話 いざ紅葉を狩りに

 有馬との歪な友情が生まれた日の同じの週の週末。彼もアイツは含め俺たちは浩平の家にいた。時々、五十嵐さんが遊びにくるらしいが今日はいない。

 「さて、久しぶりにMSOでもやるかぁ。」

コントローラーを取り出してきて、浩平がそう言う。俺は

「それは良いけどお前コントローラー4つしか持ってないんじゃなかったっけ?」

と聞くと彼はチッチッチッと舌を鳴らし、

「こういうこともあろうかと中古で買っておいたんだよ、中古で。まぁ、ちょっと使いにくいんだが。」

と言い始める。

 「ケチ。」

「爆破しろ。」

「ロリコン。」

「お前が使え。」

とそれぞれに言う4人。浩平は

「お前ら、これでもかってぐらい直球だなぁっ!て言うか、学!ロリコンはお前だろ!それと、本件とロリコンに何の関係が...!」

と言ってくる。が、彼らは間違ったことを言ったのではない。学は

「コントロールだけに...。へっ...。」

といって鼻で笑う。どうやら自分でもしょうもないのはわかってるらしい。浩平も

「しょうもないこと言ってんじゃねぇ!」

と言った。

 その後は結局、浩平直々の

「そうだ、じゃんけんをしよう!それなら恨みっこなしだろ?」

という提案でじゃんけんで決まることになった。しかも、実は彼がじゃんけんに弱いからって負けたもんじゃんけんにしやがった。俺は

「ま、まぁ...良い...だろう。」

と渋々承諾する。

 「最初はグー!じゃんけんぽん!」

5人の声が重なり3人は手を出す。俺はグー、圭吾はグー、学も有馬もグー、ただし浩平だけはパーであった。つまり、浩平の1人負けということだ。こういうのはお約束になってしまっている。

 「なっ...!」

と驚く彼を見て、俺たちは

「勝った!」

とガッツポーズして、

「バカだなぁ。負けたもん勝ちとか言わなけりゃ勝てたのに。」

と言ってやる。すると、彼は文字通り頭を抱えて

「なぜだぁぁぁぁぁっっっっっ!?なぜ、こういう時に限って勝ってしまうんだぁぁぁっっっ!?」

と大きく叫ぶ。


 こうして、使いにくいコントローラーを浩平が手に取る。使いやすいのは俺たち4人が手に持った。

 そして、ホーム画面からMSOを開き画面分割モードに切り替える。と言っても二分割分しか用意されてないから追加のモニターは2つ付け加えられていた。

 そんないよいよゲームが始まろうかというその時。俺の携帯がなった。俺は掌を立てて

「すまん。電話だからちょっと待っててくれ。」

と言って、携帯を耳に当てる。

 すると、立花さんの声が聞こえてきた。

『もしもし正一くんですの?』

と。そう言えば、最近彼女との交流は少なかった気がする。

「そうだけど、どうした?」

と俺が言うと、

『今沙耶香ちゃんといるんですけど...沙耶香ちゃんと私とで紅葉狩りに行く気はありませんの?お友達をつれていただいてもよろしいのですよ。』

 「うん、行くよ。そうだ、鈴本さんに有馬は言って良いかって聞いてほしい。」

『有馬くん...ですの?沙耶香ちゃん、有馬くんも行っていいかって正一くんがおっしゃってますけど。』

俺がOKを出すと、そんな声が聞こえてきた。返答は

『良いらしいですわ。』

俺は

「そうか、なら有馬も連れていくよ。」

 『それではまた後でお会いしましょう。』

「うん、また後で。」

俺と立花さんは最後にそう言い交わして電話を切る。

 それから、俺は皆に

「今から鈴本さんと立花さんと一緒に紅葉狩りに行かないか?」

と言う。それを聞いて、圭吾が真っ先に反応した。

「俺は行くぞ。」

学も倣って、

「それなら僕も!」

と反応。有馬が

「俺も良いのか?」

と聞いてくるので頷く。それ故、彼は

「じゃあ、行く。」

と答える。

 「おい、お前らMSOは?」

そんな俺たちを見て、浩平が言う。だから、4人は

「そうか、お前は行かないのか。」

「MSOがやりたいなら仕方ないよな。」

「明日一緒にやってあげるよ。」

「そうだな、俺たちで行こう。」

とそれぞれ出かける準備を始める。そんな俺たちを見て、浩平はまた言う。

「ま、待て!俺も行く!行くから!本気で悲しくなるからそんな冷たいことは言わないでくれ!」

と本気で泣きそうな顔で。

 とまぁ、そういうわけで俺たちは浩平の部屋を出、立花さんの屋敷へと歩んでいく。いざ紅葉を狩りに、である。




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