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欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)  作者: inten
学年無差別トーナメント編
57/91

学年無差別トーナメント⑨| 準決勝は王道バトル③チーム力VS個々の連携力

欠陥魔力騎士57


学年無差別トーナメント⑨| 準決勝は王道バトル③チーム力VS個々の連携力


「リーダーから各員へ。わかっていると思うけど、今全メンバーが一ヶ所に誘導されている。各員は連携を忘れずに行動してくれ」


 準決勝開始から約5分。

 チーム戦の制限時間は十分。

 相手チームはここで決めに来るはずだ。


「ここが勝負の分かれ目だから、最悪それぞれの技を見せることを許可する。確実にそこで仕留めるんだ」


「西城了解。サポートに回るぜ」


 正しい意味でのチーム戦になった場合、西城君にはメンバー全員の守りを任せている。


「大和了解。トドメは任せて」


 大和さんは圧倒的火力による制圧が役目だ。

 確実に一撃で仕留めてくれるだろう。


「陵了解、です。道を作ります」


 陵君の能力は特殊で分かりにくい。

 それゆえ、撹乱とチェックメイトへの誘導がその本領。


「慌てず騒がず、確実に終わらせよう」


「「「了解ッ!!」」」


 指示を出すと同時にモニターを俯瞰視点で展開。

 僕は勝利の瞬間に備えつつ、モニターに集中した。


────────────────────────


「相手メンバーは檻に入りました。各個殲滅を開始してください。標的は西城、大和、陵の順です。よろしくお願いします」


「「「了解」」」


 今までに見せてきた罠は、あくまでも見せるためのもの。

 種類を多くし効果を少なくしたことで、相手は罠が罠とならないと思い込む。


「これで私達の勝利です」


 今回も私、波風津波(なみかぜつなみ)の作戦通り。


(さぁ……存分に踊ってください。負けるまで、ね)


────────────────────────


「リンク完了。いくぜ、連覇晶壁ッ!!」


 インカムとモニターによるリンクを作り、把握範囲を拡大。

 大和と陵を認識したと同時に、俺を含めた全員に魔力による晶壁を纏わせる。


「って、最初が俺なのかよ……」


 晶壁をすべて纏わせる直前、背後から奇襲を受ける。

 同時に相手チームの残りメンバーが全員現れ、俺を囲む。


「西城から各員。敵は俺から潰すようだぜ。ヘルプよろしくッ!?」


 自分の分だけでも晶壁を纏わせ終わり、二人にヘルプを頼んだ瞬間を狙って、足元が爆発する。

 更に三人が前から同時に攻撃してきながら、左右からは竹槍、後ろからは丸太が飛んでくる。


「俺の晶壁をなめんなよッ!!」


 俺は前もって限無に教えれた通りの状況にほくそ笑みながら、晶壁に集中する。


「うぉぉぉぉぉッッッ!!」


 四方八方から止むことの無い攻撃。

 しかしそのすべては、俺の晶壁を傷つけられない。


「あんたらの手の内、俺らのリーダーはすべて読んでるんだよッ!! 陵ッ!! 大和ッ!!」


「リンク、完了。大和さん、どうぞ」


「対象掌握。天照の光で燃え尽きなさいッ!!」


 ドンッ!! ドンッ!! ドンッ!!


 3つの衝撃音と共に、相手チームの全員が倒れる。


「まっ、こんなもんだよな」


「勝者、チームグリットッ!!」



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