魔法と僕
考えてみたら、前回、タイトル詐欺をしてしまいました、、。
この作品に2日かけました。それほどむずい
異世界で僕が生きるためにする、
いや、スロベリーさん家で過ごすために働く食堂へ一歩踏み出す。
足を踏み入れる、思ったのは
食堂の中は意外とこじんまりとしていたけど
座敷の席と机の席、カウンターの席の3つがあり、風格日本で言う居酒屋みたいな席の配置で
なんとなく落ち着くってことだろう。
現世と違った場所で戸惑っていたが
職場がこんな感じならなんか安心、、。
現世の職場と違って上司もいい人!
なんていい職場なんだ。
転生前の記憶がある僕はそんな7歳が考えないようなことを考えながら
店を見渡す。
「そんじゃあ、エプロンつけて、給仕の仕事、覚えてくださいな」
スロベリーさんが僕にエプロンを渡してくれる。
エプロンというか、まぁ従業員の服的な意味合いのものだった。
給仕の仕事も意外と簡単で、愛想振り撒きながら、メニュー聞いてスロベリーさんに伝える。
お客さんのところに水を渡してから、作られた料理をお客さんのところに運ぶ。
というだけのものだった。
多分、スロベリーさん、めんどくさかったんだな。
でも、確かに現世ではそんな感じだったかも、、。
僕は一通りやることを覚え、スロベリーさんは準備をし終えたところで店を開店させる。
、、、、なんか嫌な予感。
「スロベリーさん、僕、この先、何があっても、助けてくれたスロベリーさんについていきますが、早速逃げ出し
たい気分です」
「奇遇だね、リウスくん。かわいいリウスくんの手を絶対引っ張って行こうと思っているけど、初日から手を離し
ちゃいそうだよ」
なぜなら、今、開こうとしている扉の奥からいろんな人の声と人かげが見える。
普通なら、数人見えるくらいだろう、、、、くらいなんだろうが、
ありえないくらいいる気がするのだ。
そう、ブラックになりかけているのだ。この職場は。
「ごめんね、リウスくん。今日、家に帰るのに遅くなってしまうかもしれないね」
それだけいるのだ。いや、いる気がするのだ。
「ま、まぁ、気にしていることの8割は気のせいだって言うので、大丈夫だと思います」
僕は自分に言い聞かせるよに、スロベリーさんを落ち着かせるためにそういう。
「それ、どこの情報だい?」
「僕情報です。」
そう、僕情報だ。
やっぱ、ブッラクになりそう、、。
そうこうしているうちに決断の時。
ってことにはならず、やる一択。
よーし、頑張るか。
半ば諦めた顔をなおすために手で頬を一回叩くとスロベリーさんの隣に立ち、扉を開ける瞬間を目に焼き付ける。
ガララララララ
店の扉を開けると、そこには人気ラーメン店みたいに並んでいる人がたくさん。
よく見てみると、今日、買い出しに行った店の店主さんたちじゃないか、、。
あら、こっちの世界も並ぶ文化あるんd((
そんなことより、この量を捌き切れるのかと言う顔でスロベリーさんを見ると
スロベリーさんは力なく首を横に振った。
まぁ、そうだろうね。
僕は大きく深呼吸をして
「いらっしゃいませ」
と言うとともに、お客さんへ、対応を始める。
まず、席に案内する、、、のだが、、
「お、リウスくん、1人で接客かい?かわい、、いや、えらいねぇ。飴ちゃんあげる」
大阪のおばちゃんかな?
しかも、かわいいって言いかけて、変態だなと思い直したよね、絶対。
なぜか豆腐店にいたお婆さんに入り口付近で絡まれる。
そのせいで後ろが詰まっているのですが、、。
僕は即急にこのお婆さんを席に座らせるために飴ちゃんを受け取り、そして
「豆腐屋のお婆ちゃん、立ちっぱなしは体に悪いんだから、席に座って、ほら?」
と言う。印象もすわってくれる確率もUP!
それを聞いたお婆ちゃんが
「優しいねぇ、天使かい?」
と呟きながら座ってくれた。
中身29だけどね。
次々に、席に案内したところで、
僕は前の人生を生かし、素早く話を聞く。
現世で上司の愚痴を素早く聞くという技術を覚えていて良かった、と心から思った。
思いたくないけど、、。
大体の人が、僕がこの店で手伝いをすると言ってきた人だが、やはり、スロベリーさんの料理が好きでやってくる常連さんもいるみたい。
そう捌いていくうちに一日を終えた、、。
そして、僕はこの日からお店で手伝いをし、夜はムラキ家で過ごす、と言う生活を繰り返していった。
そんな、なんてことない普通の生活が板についてきたころのことだった。
その日、お客さんも、もう帰り、店の閉店時間に。
スロベリーさんは
「もう、店じまいにしようか」
と言って暖簾を下げ、扉を閉める。
閉めるはずだった。
そう、難なく店を閉じるはずだったのに、なぜか目の前にのれんが燃えていき、火が入り口付近が燃え始めたのだ。
スロベリーさんは暖簾から手を離したため、大丈夫そうだった。
でも、その炎の隙間から黒い服の人物が少し口角を上げながら走り去っていくのが見えた。
僕は無性に腹がたった。
急いで追いかけようにも炎が邪魔をしてくる。
なんで、僕はこんな不幸せにならないといけないんだ。
スロベリーさんとか、ヤタクさんとか、僕を幸せにしてくれそうな人に会ったのに、、。
なんで、その人たちの幸せも壊そうとするんだ。
おかしいだろ、、、
こんなの酷すぎる、、。
「リウスくん、ごめんね」
振り返ると、スロベリーさんが眉を八の字に曲げながらそういう。
「こんなことになるのなら、リウスくんをこの店に連れてこなきゃ良かったね」
スロベリーさんはその場に座り込んでいた。
そんなこと、、ない。
そんなことない。
あいつが悪いんだ。あいつが、、、、あいつが火をつけなければ、、。
気がつくともう、あたり一面火の海になっていた。
あぁ、もう助からない。
そう悟った瞬間、誰かに強く押された。
咄嗟に目を瞑り、目を開けた瞬間、そこは火の海の外だった。
火の海の外では近所の人たちが集まっていて、懸命に火を消そうとしていた。
中には魔法が使えるのか、水魔法を使って消そうとしている人もいた。
でも、火の勢いは衰えない。
火の海から
「リウスくん、もう、私は歳だし、ここが墓場になる見たいね。リウスくんだけでも守らないとね、、」
そんな声がかすかに聞こえた。
違う。
墓場になるのは僕で良かったんだ。
ストリートチルドレンだった僕はあのままいなくなって良かった。
だから、、、、
僕は叫ぶ。
「スロベリーさん、僕の手を離さないって言ってたじゃないですか、、、。スロベリーさん、、」
あぁ、どうか届いてくれ、、。
どうか、どうか、生きてくれ、、、。
僕は涙が止まらない。
短い間だったけど、スロベリーさんは僕に優しくしてくれた。
僕を幸せにしようとしてくれた。
こんな時、僕が水属性で、得意魔法が水で、でっかい水の塊を投げつけられたら、、。
こんな時、僕が火属性で、得意魔法が炎操作とかだったら、、。
こんな時、、、、、
こんな時、僕は、、
悔しさに目を瞑る。
あぁ、こんな時、僕がこの火事を消して、スロベリーさんだけでも助けられたら、、。
目を開けるとそこには、火の海が消えていた。
え、、、?
どう言うこと、、?
辺りを見渡すと、近所に人たちも、消火しようとしてくれてた人たちも口をあんぐりと開けていた。
一瞬、時が止まったような空気が流れる。
「火が、、消えた、、?」
僕は思わず声を出す。それを合図に全員が僕の方を向き
「「「リウスくん」」」
と駆け寄ってくる。
僕はいまだに情報が掴めない。
え、どう言うこと??????
ヤタク・ムラキ
年齢:42歳
好き:妻 小さいもの
嫌い:人参
身長:176
1日1話を心がけたい、、。
〜読者の皆様への挑戦状〜
この世界にある物や人物、言葉が様々なところに散りばめてます。探して見てください。
次回 「僕の魔法」




