リウス・パッセンダーという男の子
てか、僕は誰?ここどこ?何歳?
そんなふうに心の中で自分について問いかける。まぁ、誰からも返事は返ってくるわk、、、
『お主は此処、中央カラズトピア王国のストリートチルドレンであるリウス・パッセンダー、7歳だ』
返ってくるわけあったわ、、。
うーん、、、この声は誰?
転生系でよくあるナビゲーター的な奴か、、?
『我は、お主を転生させた張本人で、神のゼストラじゃ』
この人が僕をこんなショタに転生させたのか、、。
てかこのゼストラ?とかいう人、僕の心読んでるくね?
でも、どうせならもっといいとこに産まれたかったや
『そうじゃよ。我は全知全能だからの。』
フォッフォフォフォフォフォフォ
と高笑いが聞こえる。
ちょっと煩いな
『それでじゃの。お主の事をお主に教えないといけないのを忘れてな、、。本来なら天界で言うつもりがのぉ。』
年々、物忘れが激しくなってるのよ、と呟きながら言う。
『お主はストリートチルドレンである。お主の両親は、お前を見捨てどこかに行ってしまった。だから、お主は一人で生きていかないといけんのじゃが、、。流石に転生してすぐに、身体も小さいのに酷いなどと天使から抗議文があってな。だから、お主には一応、魔法を使えるようにしてやった。まぁ、あまり強くはないが、、。』
魔法!?
え、魔法ってあるの?
「本当ですか?!」
やや興奮気味にゼストラに問う
『神は嘘をつかんぞ。この国は魔法王国でな、平民などでは30人に1人、貴族では2人に1人魔法が使えるのじゃ。一応、属性もあり、個人が得意とする魔法も生まれ持ってある。魔法が使えるものは重宝されるのじゃよ。』
ほうほう。それは面白い。ストリートチルドレンである僕もすぐにストリートチルドレン卒業できそうだ。
「因みに僕の属性とか得意魔法ってなんですか?」
これを聞いておかないと、大変だしな
『リウス・パッセンダーよ。お主の属性は無属性。得意魔法は範囲じゃ。範囲は指定の範囲に結界を張ると言う魔術じゃ。』
、、え。僕、バリアを張るくらいしかできないんじゃない?
雑魚魔法じゃない?
てか無属性なんてあるの?
え??????
『、、、守備面では非常に良いではないか。まぁ、ファイトじゃ。無属性はじゃな、属性がないから、魔法が使えるものの中でも下っ端なのじゃ』
無理して褒めるな、悲しくなる。
今にも涙が溢れそうだ。
属性は10あり、注目視される属性と順番は上から、命属性、光属性、闇属性、土属性、炎属性、雷属性、風属性、水属性、無属性とのことだ。
別に、別に悲しくないから、
別に命属性が羨ましいとか思ってないから。
そんなふうに考えていると、溢れそうだった涙が溢れてきた。
この体になってから泣きやすくなったのかもしれない。
僕は黙りこくってしまう
『、、まぁ、そういうことだからのぉ。お主、頑張るんじゃぞ。』
ぜストラは沈黙に耐えきれなかったのか、それとも涙が溢れてしまっている僕をそっとしといてあげようかと思ったのか、一切、声が聞こえなくなった。多分、天界に帰ったのだろう。
それから10分程度した頃、とりあえず泣き止み、これからについて考える。
「うーん。僕、多分このままだと飢えで死ぬよなぁ」
自分のお腹をさすりながら、そう言う。
少しお腹が減ってきたが、食べるものもお金も何もない。
「とりあえず、食料調達が一番の目標だな。」
でもどうやって食料調達をするか、、。一度、辺りを見渡すが周りにあるのは廃墟みたいな建物だらけだ。
空を見ると、オレンジ色になっている。ゼストラと話していたらいつの間にか夕方になっていた。
少しするとぽつぽつと遠いところから光が見えた。
「とりあえず、店があるところに行きますか」
そう言った後、のそりと立ち上がり歩き出す。
数十分ほど歩いたら、すぐ近くまで、光の集まりが見えた。だが、僕の足は限界でお腹はぺこぺこ。
疲れているせいか瞼は重くのしかかる。
気を抜いたら一瞬で倒れそうだ。
でも、僕は一歩、一歩と足を進める。
多分ここで止まったら、倒れるか、寝るかで次の朝にははるか高みの階段を登っているかもしれないからだ。
そんなことを考えていると、もう光の集まりはすぐ目の前にきていた。
そう、僕が光の集りを追いかけたのはこれが家のあかりだと気づいたからだ。
とりあえず、泊めてくれたりしそうな家はないか、、、、、、な、、、
僕は無力にも、光を目の前に無念に倒れてしまった。
その頃、天界では、、
『悲しませてしまったのぉ、リウスよ』
ゼストラは、あの小さい坊やが泣き出してしまったことを思い出す。
これでもゼストラも努力した方なのだ。
天使たちから、さすがにストリートチルドレンで身寄りもないなんて可哀想だ、と言われたのでゼストラは精一杯のことはした。
本来は、勝手に魔法を与えることはあまり良くない。これは、運で決まるものだからだ。
だが、ゼストラはしょうがないから魔法が必ずリウスが持てるように書き換えた。
これが精一杯のプレゼントなのだ。
だが魔法の属性や得意魔法はゼストラであっても決められない。
リウスは運が悪かっただけでゼストラは悪くない。
それはゼストラにも分かっているが、なんだか申し訳なくなる。
そう思いながら、街に向かうリウスを天界からみている。
この王国は中央の地域に王国の首都カズラバがあるが、リウスがいるのは西の地にある領地、西ガラクスだ。
これからリウスはどのような人生を歩むのかは誰も知らない。
ふと、リウスの情報を見る。
設定を書き換えることはできないが、とりあえず目を通す。
親の名前や、身長、魔法について、、、、そして魔力量。
ゼストラは目を見張った。
『なんじゃと?!』
なんと、リウスの魔力量は魔力量だけで言うならこの国の七賢人をはるかに超えるものだった。
魔力が高ければ高いほど威力や技術も高くなる。
リウスはこの幼い時からこのような魔力量を持っているとは、、、。
これは、絶大な魔力量と前世の知識を持って生まれた佐藤一郎、いや、リウスの物語である。
次の投稿は明後日以降になると考えられます。明後日5話くらいバーっと出したいですね。
リウスの魔法は範囲でした。さてここからどうなって行くのか、、?
当ててみて⭐︎
次回 「スロベリーさん」 お楽しみに




