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10,束の間の休息

やっと基地にたどり着いた3人とラピカ、

そこでラピカの仲間だという7人に出会う。

個性豊かな7人だが、やはりそこには何か事情があるようで、

基地に入った3人は、まず会議室のような場所に通された。


周りの廃墟と化したビルと比べると、この建物だけが異様に状態が良いことに気づく――


3人にとっては、周りにあるものすべてが初めて見るものだ。


金属製のパイプ椅子、プラスチックでできたテーブル、天井にくっついたLEDのライト、

3人の住んでいた時代に当然そんなものはない。


3人が物珍しそうに部屋の中を見渡していると、

「ちょっと待っててくれ、みんなを呼んでくる。部屋の中は好きに見ていていいぞ」

ラピカはそういうと、部屋を後にした。


「そういえばさっき、仲間が他にも7人いるって言ってたわね、」


「どんな人なのかなあ、怖い人じゃないといいなあ」

アレンが心配そうな顔でそういうと、


「俺は7人ともかわいい女の子がいいなあ、」


「ちょっとルイ、変なこと言わないで! 聞こえてたらどうするのよ…!」

その時、会議室のドアが力強く開いた。


「女じゃなくて悪かったな!」

めちゃくちゃ怖そうな男が入ってきた。いや、怖そうというか、とにかく身長が高すぎる。

ルイは残念そうな顔をしている。アレンは怯えている。


そして続々と残りの6人も会議室に入ってきた、、、


眼鏡をかけたインテリっぽい奴、


会議室なのにもかかわらず両手に銃を持ってる馬鹿、


身長がさっきのデカい奴の半分あるか怪しいガキ、


なぜか作業着を着ていて首にヘルメットをかけてる奴、


すごい眠そうな奴


(こいつらほんとに大丈夫なわけ?)

メイはそう思った。確かにまともそうな奴はメガネくらいしかいない。


(おいおい、俺のハーレムの夢はどこに行ったんだ?)

ルイは落胆しかけている。確かに6人全員男だ――


全員が席に着くと、ラピカが部屋に戻ってきた。

「すまない、かなり待たせてしまったな。話を始めよう。」


「待ってください。まだソラリアさんが到着していないようです。」

インテリ眼鏡がそういうと、小さいガキもしゃべり始めた。


「ソラのやつ、いっつも遅刻してるじゃねえか!」


「まあ…みんな、気長に待とうぜ、」

一番でかくてガタイのいい男がそういった。やはり見た目で性格を決めつけてはいけないようだ。


その時、

「パリーン!」

と、ガラスの割れる音がした。


「待たせたなお前ら!客人が来ると聞いて急いで帰ってきてやったぞ!」

急に一人の女が窓ガラスを突き破って部屋に入ってきた。


みんな「あちゃー」、「またかぁ」といった顔をしている。おそらくこれが日常茶飯事なのだろう。

――しかしここはビルの15階だぞ? 一体どうやってここまで…?


「あたしの名前はソラリア・メイーラ・リスティアリアだ! ソラでもソラリアでも好きなように呼んでくれ!」

ソラリアはそういうと、遅刻の謝罪もせず堂々と席に着いた。


(さっきまでのやつも大概だけど、こいつが一番変な奴なのかよ)

メイとアレンは既に呆れている。


ルイはやっと来てくれた女の子が、欲しかったのと違いすぎてまたもや落胆している…。


「おいソラリア、遅刻したんだから少しくらい謝ったらどうだよ!」

両手に銃を持っている男がそういうと、


「確かにそうだな、遅れてすまなかった、途中で侵略者(インベーダー)の群れに出会っちまって、ちょいと手こずってたんだ。というかスヴェルト、お前もお前で会議室に銃持ってくるってのはどうなんだよ??」


「はあ?また逆ギレするってのかよ!いい加減にしないとこの銃の餌食になってもらうぞ!?」


「ああ望むところだ、あとで闘技場に来い、相手してやる!」


「まあまあ、2人とも今はやめてください。喧嘩は後にしましょう?」

インテリメガネが争いをなだめた。


「では話し合いを始めよう、まず3人は自己紹介でもするか?」


「了解!私は、メイ・ヴァルフェルダーレ・ローレンス、メイって呼んでね!」

メイが元気よく答える。やはり第一印象は大事だ。


「俺は、ルイ・グレイス・アンダーソン、ルイって呼んでくれ、」

ルイはちょっとカッコつけた声で言った。


「僕は、アレン・ブレイスガードル・レグセット、呼び方はアレンとかでお願い…、」

アレンは少し恥ずかしそうに自己紹介を終えた。


「お前たちも新しい仲間に自己紹介とかしなくていいのか?」

ラピカがそういうと、5人は自己紹介を始めた


最初はインテリメガネの自己紹介だ

「私はアーサー、この基地では作戦計画を担当しています。」

いかにも真面目そうな自己紹介だ。


続いて両手に銃を持っている少年が話し始めた

「俺はスヴェルト、この基地では武器の整備を担当してるぜ!」

だからといっても銃を会議室には持ち込むのはよくない。


次に小さいガキが話し始めた。

「ぼくはリッキー、基地での仕事はないけど、外では索敵をしてるよ!」

仕事がちゃんとできるのかが心配だ。


そしてあのガタイのいい男が話し始めた。

「俺はジン、力仕事は任せてくれ!」

重たいものは全部ジンに持ってもらうことにしよう。


次は作業着を着た少年の番だ、

「僕はアレックス!建物の修理とかを担当してます!」

この建物もアレックスが修理したのか?だとしたらすごすぎる。


最後にずっと眠そうな少年がやっと口を開いた。

「自分はノア、スナイパー…、担当してます、」

戦場でも寝てそうで心配だ。


全員の自己紹介が終わると、ラピカが場を仕切りなおした。


「こんな奴らだが、私たちはこの星で5年以上も生き残ってきた。戦闘の腕前もそれ相応のものだ。」

自己紹介をして、緊張していた空気が少しほぐれたところで、メイは気になっていたことを聞いてみることにした。


「ねえ、あなたたちは、いったい何と戦っているの?」


この星は明らかにおかしい。

クモに似た謎の生命体、広い平原に急に現れる廃都市、

彼らは一体何と戦っているんだ?


「私たちは、『約束』と戦っているんだ…」


ラピカはそういうと、これまでのことを徐に語り始めた――

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