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24、扉の先は

 お読みいただきありがとうございます。


 楽しんでいただければ、嬉しいです。

 まぁ…あれからちょっと時間が経ちました。すみません!何の料理を作るかで、皆と騒いでました!!

 最初(私が大量に送った料理はカントしないって)の供物だからって、「「皆で作った物にしよう!!ニャー/ナノー!」」とヒスイとルリに笑顔で言われたので。おにぎりになりました。パチパチパチ~。


 で、それから……扉の前に着き。軽い気持ちで扉を開けたら……そこは……。



「…………だから…、何なの?この…豪華さは…………」

「あの方々は……」



 これは…呆れるしかないよね?って感じだよ。いや…ね?扉を開けたら…そこは、高級ホテルのY字の様な階段と横に3つの扉があっよ。


 それで、近くに有った扉に入ったけど……。そこも、高級ホテルの大浴場みたいだったよ……。





 え?今何をしてるか?入口の所で、呆れてたんじゃあないかって?もう……、色々と疲れたからね。大浴場みたいな感じの所だったから、取り敢えず入ろうって事になったんだ。つまり、さっきまでのは回想でしたマルと言う事で…。


 今はゆっくりお風呂に入ってるの。あ!でも、ヒスイとルリとベルは興奮してはしゃいでるけど。それから……ユイとトワはこっちに入ってる。性別が無いって言っても、何方かと言うと女性寄り何だって。それでどっちに入ろうか、それとも後で二人だけで入ろうかって話てたから。少し待ってもらって、さっさと身体を洗ってタオルを巻いた後に入って来て貰って、今に到ります〜。ハァ〜〜……、極楽極楽。



 蓮華が肩までお湯に浸かっていたのが、ズルズルと沈んで行くのを見ていたヒスイ達が、慌てて騒ぎだし。それに気がついたユイとトワがこちらも慌てて、蓮華を引き上げる。


「ちょ、ちょっと、蓮華さん!?何で沈んでるんですか!?」

「「無事ニャー/ナノー!?」」


 引き上げられた蓮華を支えてユイが声を掛け、涙目になりながら蓮華に、左右から抱き着いて叫ぶヒスイとルリ。蓮華の正面には、こちらも涙目で顔を青くしたベルと、そんなベルを支えてるトワが居た。


「……あ〜……。ごめん、何か。扉開けた時から、お風呂に入るまでの事を思い出してたら、何か眠くなって……。つい、ウトウト…って?」


 ヒスイ達の蓮華を見る目は呆れからか、ジットーーーと何か言いたそうにしている。


「………以後気を付けます………」

「……本当に、良く今まで無事でしたね」


 項垂れながら蓮華が言うが、それに代表でユイが真剣な顔をして蓮華に言う。ユイの言葉にヒスイ達がうん、うん。と頷き、真っ青な顔をしていたベルが「…ぅう!!」と抗議する様に声を出した。



 これから…本当に気を付けよ……。


 ヒスイ達にあんな顔をさせちゃったし……。ベルも真っ青な顔をしながら、キッと睨んで声を……声を!?



「べ、ベルが……こ、声!?」


 蓮華が目を見開き驚き、一拍置いてからヒスイ達も目を見開き驚いて固まる。

 ユイとトワは「意外と早かったですね」と驚きながら、深く頷いて「良かったですね」と喜んだ。


 ユイやトワが「お祝いします?」という言葉に、ハッとしてベルに抱き着くヒスイとルリ、ベルの頭を撫でて喜びながら何回も頷く蓮華。


「あ〜!セバスに知らせないと!あ、後!もしかしたらロンも声出せるかも!?」

「「急ぐニャー/ナノー!?」」

「う!!」


 主と従魔は慌ただしく出て行き、髪等を余り乾かさずセバス達の下に駆け出し……たかった。


 それが、出来なかった原因は…主である蓮華だった。

 脱衣所まで慌ただしく行けたのは、良い。しかし、その後…服を着、セバス達の所に行こうと踏み出して、足下に有ったタオルを踏み、そして……見事に滑ったのだ……。


 滑った蓮華がもう少しで、頭を床にぶつけるっと思った時、黄色く光った鎖の様な物が空中から出て来て、蓮華を捕らえて止めた。蓮華はギリギリ床に頭をぶつけずにすんだ。


「………っび、びっくり…した…」

「ハァ~……。それは…こちらのセリフでは?」

「ごめんなさい。……お手数をお掛けしてます。

 所で……、コレ何?」


 蓮華がまだ同じ体勢のままユイと会話をし。今、自分を縛っているモノが何かを聞く。

 あからさまな、話を逸らす蓮華に呆れ半分に溜息を吐きながら答える。


「ハァー、コレはバインドです。マンガやアニメ、ゲームで出て来るのアレです。」

「へ、へ〜……。因みに、コレ…ゆっくり動かせたり…」

「使い慣れてないので、無理ですね」



 うわ〜………。ユイにすっごく良い笑顔で言われちゃった。


 ん?と、言うことは……、私…このまま?


 えっ?ヒスイやルリ達は…。



「………な〜んで、君達まで………そんなカッコなの?」


 ヒスイ達に支えてもらえないかと、周りを見渡せば。そこには、蓮華の様に転びそうになって、トワに助けて貰っているヒスイ達が居た。しかも、ヒスイはどうやったのかトワの頭の上、ルリは肩に乗せられていて、ベルは横抱き…お姫様抱っこされていた。


「ビ、ビックリしたのニャー…」

「トワ、凄いノー!」

「う〜!?」



 え?三人をいっぺんに、どうしたら…そうなるの?

 トワって、素早いの?身体能力が凄いの?


 後、三人共……楽しそうだね?私はまだ、この体勢…何だけど…?



「蓮華さん、言っときますが。ワタシは運動神経等の身体能力は並、普通ですから。トワみたいな事は出来ないですからね」


 ジトーーーっと見て来るユイに支えられながら、蓮華は床に下され座り込み。

 深く息を吐き蓮華はユイを見上げて、ワイワイ可愛く戯れているヒスイ達を見て。


「ヒスイ達!そろそろ、フレイ達と合流しようか?」


 と、言う蓮華にヒスイ達が「はーいニャー/ナノー!!」「うっ!!」と、可愛く答える。




 ◇◇◇◇◇


 ユイがフレイ達に何があったかを話す横で、蓮華は正座をしている。


 話しを聞きフレイは「で?」と、低く重い声で蓮華に問い掛ける。


 ビックっと肩を跳ね、ビクビクしながら蓮華は口を開く。


「すみませんでした…」

「ハァー……。もう少し気を付けてくれ、色々と…」


 フレイが怒った顔をしていたが深ーーく溜息を吐き、呆れた顔をしながらそう言う。

 セバスはずーーっと呆れた顔をしてフレイの後ろで頷いていた。


「…まぁ、…私の事は置いといて。

 それより!!ベルが!!ベルがね!!」


 蓮華の「ベルが!!」の言葉に反応したヒスイとルリが一緒に「そうなのニャー!!」「声がナノー!!」とぴょんぴょんと飛び跳ねながら言う。


 そんな蓮華達に首を傾げるフレイ達に、「う!」と胸を張りドヤ顔して声を出すベル。ベルはどうだ!凄いだろ!!と言っているみたいだった。


 ベルの声を聞いたフレイ達は一瞬間を置き、「ん?」や「え?」や「……」とフレイとイデアは声を出したが、セバスとロンはまだ固まったままだった。



 うん。うん。やっぱり!その反応だよねー!


 でもね?セバスとロン…?そろそろ…何か反応するか、何か声を掛けてあげて?じゃないと…ベルが…。



「…あ~…。ベル?もう少しだけ、その…待ってあげてくれる?セバスとロン、驚きすぎて声もリアクションも出来ないみたい」

「…う゛!う~…」


 さっきまでドヤ顔だったベルはショッボーーンと落ち込み、ヒスイとルリがオロオロとしていて、イデアが不安そうにフレイを見上げる。そして、イデアに安心させる様に笑いかけ、ベルと視線を合わせるフレイ。


「?」


 視線を合ったフレイを不思議そうな顔をして見るベルにフレイは、ゆっくりと優しい声音で話しかける。


「声が出る様になったんだな、おめでとうベル」

「…う」

「マスターも言っていたが、セバスとロンは驚いているだけだから、もう少し…いや」

「う?」

「ん?ああ。待つのではなく、ベルが呼びかけてみたら…」

「う?…う!!」


 ベルはフレイの言葉に安心した様子になり、フレイの言葉を最後まで聞かずにセバスとロンに駆けて行く。



 それから……、セバスとロンはベルにクイクイと手を引いて元気良く「う!!う!!」と呼びかける。


「………ッは!?ベルの声が!?」

「う!!」

「!?……ん…ん!」

「う?」


 意識が戻った二人は皆と同じ様に驚き、ベルも嬉しそうに返事をしていたら…。今度はロンが声を出せる様に。


 三人の様子をニコニコ笑いながら見ていた蓮華達も駆け寄り、ロンとベルを揉みくちゃにし。「お祝いをしなければ!」っと蓮華が言うと、皆が深ーーく頷いて『ショップ』の画面を見始めて、料理等を選び始めた。


 ちなみにユイとトワは、蓮華達の様子に少し呆れていたが。苦笑いしながらヒスイとルリを膝の上に乗せて一緒に『ショップ』を見だした。

返信とかは出来ないと思いますが、感想等が貰えると嬉しいです。

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