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19/32

19,謎の?

「いえいえ。神基準でもアノ量は普通じゃないですから」

「そうそう。普通に大盛りで、食べきれない量~です~よ~」


 突然蓮華達の後ろ鳥居の方から声がした。フレイとセバスがサッと蓮華達を庇う様に声の方に立つ。



 え?何?此処って知らない人が勝手に入れる所なの…。あ~…でも、あの感じは…。神の使い的な?狐のお面(半分の)に神社の巫女さんとかの服下の袴は二人共紫で、髪は左は白に近い銀色で右は金色。ちなみに、最初に声を掛けたのが銀色の方で、とても気の抜ける声を出したのが金色の方だよ。


 フレイとセバスが警戒?してるけど……、攻撃とかそういうのは平気なのかな?多分そこまでピリピリして無いから!

 で!腹ペコ達……は、寝てた…気持ち良さそうにスヨスヨと……。



「ーーーマスター。そこまで危険は無いと思うから…、イデア達は起こすな、よ?」

「ええ。危険は無いので、起こさないで下さい、ね?」


 コクコク


 二人の最後の圧力が…とーーても!怖い!?それに、その笑顔も怖いよ!?



「まあ、私達は派遣されて来ただけ」

「そ〜なんで〜す〜よ〜。ま〜たっく、進まないから〜神様達に〜行けって〜」


「「「………………」」」


 蓮華達は、どう反応していいか分からず、戸惑い互いの顔を見詰めた。


「まあ……。行き成り来て、困るだろうけど……。ちょっと時間が無いから」


 銀色の髪の方が蓮華をヒョッイっと肩に担ぎ、スタスタとさっき入って来た入口に向かい、そのまま出て行く。


 それに遅れて反応したフレイとセバスは、追い掛けようとしたが、もう一人に遮られ出来なかった。


「っマスターを何処に連れて行った?」


 フレイは威圧しながら聞くが、相手は全く気にしてない様だ。


「ん〜、そんなにピリピリしなくても〜。あ〜、そっちの……もう一人も。追い掛けちゃ…ダ〜メだよ!」


 相手がフレイに気を向けている隙に、セバスが追い掛け様と動いたのを見逃さなかった。


「まあ〜、動きがダメダメなのは〜仕方無いよ〜。ソレが一つの対価だから〜」


 相手はのんびりとした喋り方で、二人の動きが悪いの対価だと。訳知り顔でにっやーと笑う。


 二人はただ黙って相手を睨みつける。


「あ〜……、ごめんね?からかい過ぎた……。此処からは真面目にするよ。ーーー君達の主には、ダンジョンに行ってもらった」


 急に真剣な雰囲気になり、さっきまでののんびりとした喋り方が無くなった。


「それは何故?ダンジョンなら、俺達も一緒に行けば………」


 狐のお面を付けたモノは、ゆっくり首を横に振りる。


「さっきの試しのダンジョンは……、一人〜三人でやるはずだったモノ。それに……殆んど自分自身で動いてなかったでしょ?」

「「あ〜……」」


 二人は敵役を倒してた時の事を思い出して……、何とも言えない表情になった。


「うん、うん。それで、ちょっと一人でダンジョンの一階層を回ってもらう事になったんだ〜。

 で、急いでいる原因が………………」

「イヤ、そこで勿体ぶられても…」

「あ〜、ごめんごめん。何て言うか……、言い辛いんだけど……。やらかした異世界が魔力を垂れ流してたの、後五個位あったみたい……」

「「………はぁー!?」」


 狐のお面はうん、うん。そう言う反応になるよね。と頷き、話しを続ける。


「その内の三個の異世界が崩壊して、その世界の魔力とやらかした世界の魔力が、地球に押しかけてます。津波の様に」


 二人は想像して顔が青くなっていき、言葉が出てこなかった。


「ごめんね?まだ、これから状況が悪くなるから。

 で、日本と日本人、それから日本に居た人達が此処まで来て、一回はダンジョンに入ったら……選べるの。元の空間つまり…地球に帰るか…」


 狐の(以下略)は、その後にあの子は喜んでさっさと帰るのかな?と小さく呟いた。



 その小さく呟いたフレイは考える。


 地球に帰れる。もし、それを知ったら蓮華はどうするのか。喜んで帰るのか?それとも、此処異空間に残ってるくれるのか?


 蓮華が帰ってしまった場合、自分達は……どうなる?フレイとセバスはまだいい。でも……、ヒスイとルリをはじめ他の皆は消滅しかけ。特にイデアは……。


 フレイは思わず、蓮華が帰ってしまいイデアの消滅が……と想像して。呼吸がうまくできず、ヒューッヒューッっと音がし始めて、パニックを起こし始めた。


 そんなフレイに慌てた二人は、何とか正気に戻そうと背中を擦ったり、フレイに呼び掛けたりする。



 ◇◇◇◇◇


 その頃、蓮華にもその説明がされていて。


「………へっ?帰れるの……?」

「うん。でも……、他の国はまだ変わってないけど、日本は何も無い。それに結界はそのままで、面積がこうなる前の……100倍」


 蓮華は思わず顔を歪めて、話しの続きを待つ。


「さっきの他の世界が崩壊して〜魔力が〜ってのが、その分かった時に…最初に居た人数だけじゃ…無理と話し合いで決まったの。それでも…、場所は日本だけってなってたけど……」


 襲って来る敵と戦いながら、そんな話を聞き……。

 そこで何故日本だけ……と、動きを止めそうになる蓮華。


「動きは止めない!?……まあ、気持ちは分かるけど。

 それで、世界にある日本の会社とか日本に支店を出している会社、日本の支援金とかのお金を貰って生活とか色々な人達。後、犯罪等で奪ったりした人達を新しく対象に呼んだ……んだけど」

「わ〜!!自分だって!!止まろうとしてんじゃん!?」


 深い溜息を吐いて、遠い目で黄昏そうになっている狐のお面に声を掛け、意識を戻してもらう。


「ーーーごめん。思わず………ね?

 え〜……、何処までも話したっけ?ああ……、それで……、その人達を第二回目って呼んでたんだけど」

「呼んでたんだけど?」

「ハァーー……。皆、帰っちゃった………。最初と第二回目の人達……の八割……が」


 狐の(以下略)が段々声が小さくなり動きも止まってしまう。蓮華も聞いた言葉を思い返して、今戦っている敵の事を忘れて動きが止まり。二人揃って吹き飛ばされた。


「っ……!?いったーー!?」

「っ……。失敗した……。ハァーー、取り敢えずもう少しで終わるから……、先にダンジョンを終わらそうか?」

「………うん。私、痛いの、嫌い…」


 ノロノロと立ち上がり、敵を睨んで戦いを再開する蓮華。




 ◇◇◇◇◇


 それから少し経ち、蓮華はボロボロで所々血が付いている。


「うっ、うっ……。づがれだ〜!それに!!痛かった!?」

「怪我は治したし、戦うなら当たり前だよ」


 疲れて重たい身体を引きずる様に歩く蓮華、フッと家入りフレイ達の方を見る。まだそんなに会ってから時間が経ってないのに、フレイ達の姿を見て安心し思わず………、フレイの背に勢い良く駆け出し飛び付く。


「だだいま〜〜〜!?痛かったー!!怖かったー!?づがれだ〜よーー!?」


 フレイは飛び付かれた衝撃と蓮華の大きい叫び声で、一瞬息が止まり耳元で叫ばれ正気に戻った。


 注意!パニックを起こして、呼吸が可笑しい人にこんな事はしないで下さい。絶対に間違った対処方法です!?


「うっーー……。え?何か……今、頭の中に?注意!とか何とか……」

「ゴッホゴッホ……。ーーー取り敢えず、助かった。ありがとう、マスター」

「マスター、ありがとうございます。私達どうしたら良いか分からず……」


 謎のテロップ?とフレイの言葉に状況が分からず、蓮華は此処に残ってた狐の(以下略)に目で説明!!と訴えた。


「あ〜……、うん……。実は……」


 シュッンとバツが悪そうに、蓮華が出て行った後の事を話し出す。



 ◇◇◇◇◇


「つまり?ーーー貴女のせい?」


 話しを聞き終えた蓮華が、今でに無い程低ーい声と鋭い視線を向けていた。


 そして…………、蓮華の叫びで起きた腹ペコ達もフレイに抱き着きながら、狐の(以下略)に威嚇している。


「………えー……、その……ごめんなさい」


 金色の狐(以下略)は土下座をして謝り、銀色の狐(以下略)はヤレヤレっと首を振るが。


 今度は少し調子が戻ったフレイと安心したセバスは蓮華の姿を見て、静かに銀色の狐(以下略)にキレた。


「ーーーさて、今度は………そちら(銀色の狐の方)の弁明?を聞こうか………?」

「ええ、ええ。しっかりと、私達を納得させて下さいね?」


 静かにキレてる二人の視線が蓮華にチラッと向き、ヒスイ達も蓮華に視線を向けた、向けてしまい。ボロボロで所々血が付いている蓮華の姿を見て、叫び声を上げヒスイとルリが蓮華に飛び付き、イデア達もまた威嚇をし始める。


「あ………。私も、か。」

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