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紅月  作者: 瑞條浩幹
第3章 試行錯誤の思考回路
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本来たこ焼きのタコはたこ焼きの中に入っているものであって…(邦海)

次の日。

誠介の家に集まった邦海、星梨奈、俊太は予定通りたこ焼きパーティをしていた。

たこ焼きを焼いているのは邦海、それを3人は横で見ている形だ。

「旨そうだなー。」

スマホを片手に眺めていた俊太が呟いた。

すると、急に電話のコール音が鳴り響いた。

「あ、俺のやん。」

そういうと、邦海は慌ててスマホを取った。

「ごめん、誠介作っといて!」

「はあ!?」

返事を聞く前に、邦海は家の外に行ってしまった。

「…俺作ったことないんだけど。」

託された誠介は、まじまじと作りかけのたこ焼きを見ていた。

「焦げる前にやっちゃおうぜ。」

急に目をキラキラさせ始めた俊太は、竹串を持ってひっくり返し始めた。

「だね。上手に出来なかったら有間のせいってことで。」

星梨奈も参戦した。

「邦海が可哀想だな…。」

軽くため息をついた後、誠介もひっくり返し始めた。


 ○


一方、外に出た邦海は周りを見渡した後、電話を出た。

「拓実?どうしたん。」

電話の相手は、百織だった。

『どうしたもこうしたもねーよぉ!佐久間、死んだんだって!?』

「え、まあ…。」

話によると、たった今先生から連絡があったそうだ。

「てか遅くない?」

『連絡?え、佐久間って今日死んだんだろ?』

「え、いや…違うけど。」

『はああああ~~~~!?!?』

急な大音量に邦海は思わず耳からスマホを話した。しかし間に合わなかったのか耳を抑えている。

『いつ!?いつなんだよ!?』

「え、土曜日。」

『はいぃぃ~~??』


 ○


「はい、はい…分かりました。」

またまた一方、佐久間宅。

茉莉の母頼美は電話に出ていた。そばには裕紀佳と、兄峻樹がいる。

「で、茉莉は…。」

恐る恐る、といった風に峻樹が聞いた。

頼美は無言で首を振った。

「嘘だろ…。」

「ほら、お兄ちゃん行くよ!」

その様子をじっと見ていた裕紀佳は峻樹の腕を引っ張った。

「ど、どこに?」

「学校!証拠集めしにいくんだよ。」

裕紀佳の言葉に驚いた峻樹はしどろもどろになりながら反論した。

「え、でも、事故なんでしょ?あと、それに…。」


 ○


「…いや何があってん。」

戻ってきた邦海は思わず声に出した。

「いや~ごめんよ~?」

俊太がまったく反省していない顔で謝る。

たこ焼きのタコがすべてトッピング化されていた。

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