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紅月  作者: 瑞條浩幹
第3章 試行錯誤の思考回路
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決意の夜21時

先週は休ませてもらいました。おかげで完全回復…となるはずが、別の短編を書きまくったので書き方に違和感を覚えている状態で書かせてもらいました。ご了承ください。

「さて、容疑者の話はこれくらいにして。」

紗夏衣は壁に掛けられた時計を見た。8時を指している。

「どうする?私達はもう少し続けるんだけど…。」

「あ~…。それじゃ、後で話し合ったこと送ってくれません?」

誠介が隣の星梨奈の背中をさすりながら言った。星梨奈は疲れたのか寝てしまったようだ。

「分かった。それじゃ、おやすみなさい。」


 〇


誠介ん家に戻った3人は、リビングに直行した。

「私、ちょっと寝ていい…?」

星梨奈が眠たげなめをこすりながら言った。

「ん、いいよ。邦海は先に風呂入っといて。」

そういうと誠介はキッチンのほうへ向かっていった。

「うん…。」

邦海は気乗りしないといった風に返事した。

「…どした?」

「いや。入ってくる。」

誠介は少し考え込んでいたが、冷蔵庫をあさり始めた。

「今日はどうしよっかな~。カレーでも作るか。」




「誠介…。」

風呂から上がってきた邦海は、カレーを煮込んでいる誠介のほうへ寄っていった。

「ん?どした。」

「あんさ…俺、どうしたらよかったんやろ。」

邦海の顔は今にも泣きそうだ。

「どうしたら…って?」

「俺さ、佐久間から全部教えてもらっててん。」

「言ってたな。」

「やのにさ、俺なんもせんと学祭楽しんで、んで殺されてるん見つけたら一人で泣いててさ。」

「…。」

「もしあの時、俺が何かしてたら、佐久間、死んでなかったかもしれへんのに、やのに、俺はっ!」

「もう止めろ、邦海。」

誠介は見てられなくなったのか邦海の口をふさぎ、背中をさすった。

「…。」

「もう過ぎたことをくよくよ考えても意味がない。それより、これから何をしたらいいのかを考えろ。佐久間がお前にいろんなことを言って、脅迫状託した意味を。」

邦海は頷きながら涙を拭った。

「とりあえず…カレー食べない?」

いつの間にか起きていた星梨奈が目をこすりながらキッチンにきた。

「そうだな。って火、消すの忘れてた…。」

幸い吹きこぼれてはいなかった。




「にしてもさ~。何でまた俺たちの高校なんや?」

「そりゃぁ…そういや何でだろ。」

遅めの夕食を終わらせた2人は、事件の話を再開した。

「ねー。私の好きな人も知ってたし。」

「え、星梨奈って好きな人いたのか?」

誠介が驚いた顔をしてキッチンで皿洗いをしている星梨奈に訪ねた。

「え、せ、誠介には関係ないことよ。気にしないで。」

「そ、そうか…。」

誠介は首をかしげながらも目線をスマホに戻す。星梨奈は顔を赤くして皿で顔を隠した。それを見ていた邦海はにやにやして机の縁を叩く。いつもの光景だ。

「あ、紗夏衣さんから来た。」

LANEを見ていた誠介はトークを見ながら机の上にあった紙に書いていった。

「お、どこまで進んだんや?」

「あ、私も見る。」

誠介は書き終えた紙を2人に見せた。



今日(10月25日)

・監視カメラから、音楽室に来たのは3人のみ。

・現場にあった10はiとoと考えられる。

・バイオリンの切れた弦は誰かが切ったものと思われる。

・死亡推定時刻は午後1時~午後2時位。

・ダイイングメッセージから無理やり考えると、犯人は・・・。

(・E線は切れやすい。)

誤字ってたら遠慮なく誤字報告してください。

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