警察が来ない
すいません、只今パソコンが壊れており、スマホから投稿しております。短かったりなかなか投稿出来なかったりするかも知れませんが、ご了承下さいませ。
「え!?」
「早くね!?」
誠介と邦海は驚いた顔をした。
「え、まあ、俺は普段通りに行こうとしたんだけどよ。」
俊太は頬を掻いた。
「あお…鳥本に無理やり連れてこられてよ。」
「リア充ぅぅ~。」
「見せつけやがって…コンニャロー!」
誠介はニヤニヤし、邦海は壁を軽く蹴った。
「それでその彼女さんは今どこにいるんだ?」
「チューニングの為に音楽室に行ったぞ。」
「あ、音楽室と言えば…警察、来なかったんだっけ?」
誠介が思い出したように聞いた。
「あ、そうそう。井上が言ってたんだよ。」
☆
「…そういや俺バイオリン音楽室に置いたままだった。」
井上は、石橋に呟いた。
「マジ?今日レッスンじゃ無かったっけ?」
「そう、俺今から取りに行ってくる。」
そういうと、何か言っている石橋を置いて、走っていった。
音楽室に着いた井上は、楽器室の前で電話をしている西板を見かけた。
「流れ星。何してるんだ?」
井上に気づいた西板は、黙って携帯画面を見せてきた。そこには、110と書かれていた。
「…警察?なぜ?」
「佐久間が殺された。」
「!?」
驚いている井上を横に、西板は電話を再開した。しかし、すぐに電話を切り、舌打ちをした。
「流れ星らしくねぇなぁ。どうした?」
「向こうさんが『もう出動命令は出したんですが。』って言ってきてよ。」
「だったらもうすぐ来るんじゃねーの?」
「いや…にしては遅い。かれこれ2時間前に1回電話したから、多分その事だと思うんだか。」
「何か、前も同じような事あったよな。」
「?」
西板が軽く首を傾げた。
「俺の姉貴から聞いた話なんだけど、前にも事件が起きたらしくってさ。その時も、姉貴の友人が5回…?位警察に電話したらしく。」
「あ、それでも来なかったと。」
井上は頷いた。
「もしかすると今回も来ないかもな。」
そういうと、井上はバイオリンケースを持ち、音楽室から出た。
校門を出るとき、警察官数人が右往左往しているのを見た。そして近くに、校長がいるのもーーー。
★
「…マジか。」
「ま、その後入っていったかもしれねえけど。」
俊太は壁にもたれ掛かるように座った。
少し離れた所で聞いていた邦海は、天を仰いだ。
「はぁ…1日でいいから佐久間生き返ってくれへんかなぁ。」
それを聞いた2人は、邦海には聞こえないように小さな声で言い合った。
「あいつ…俺には『諦め、人は死んだらいきかえらへんねん』とかいってたくせに。」
「昨日からちょっとおかしくなってきてるよな。テンションも上がり下がりが激しかったし。」
「ま、好きな人が死んでたもんな。」
「分からんでもないけどな…。」




