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紅月  作者: 瑞條浩幹
第2章 殺人事件
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25/44

各々の時間3

リア充が嫌いな人は閲覧注意です(真顔)


 ☆


「おいひ~。」

「それはよかった。」

俊太は、ほっとした顔をした。如月商店街の入り口で蒼依と待ち合わせをしていのたが、俊太は30分遅れてしまったのだ。お詫びにと蒼依にソフトクリームを買ってあげることにした。

「にしてもさ…何でゲームしてて寝落ちするかなぁ。」

「BGMが悪い。」

俊太はきっぱりと言った。

「あ、そ、そう…。」

蒼依は半分呆れていた。いつもの事だ。

「…ん?」

俊太は突然後ろを振り返った。

「どうしたの?」

「いや…一条っぽい人を見かけて。」

「いる?そんな人。」

蒼依は背伸びして辺りを見渡した。しかし、背が小さくてよく見えなかった。

「見えない~。」

「…気のせいかな。蒼依行こうぜ…っておい。」

蒼依の方を見た俊太は、軽くため息をついた。

「どうしたの?」

無垢な子供のようなまなざしで俊太を見上げた蒼依は、軽く首を傾げた。

「鼻にソフトクリームついてるぞ。」

その視線に耐えれなくなった俊太は、照れながらそっぽを向いた。

「ふえ…あ、ありがとう。」

慌てて指で鼻を拭った蒼依は、指についたソフトクリームをなめた。

「俊太も食べる?」

「いや…後でもらう。多分ここですることじゃない。」

周りには、2人を見てわざと聞こえるように舌打ちをしたり、すれ違いざまに「リア充め」と捨て台詞を吐く人がちらほらいた。勿論、数人である。

「…どこ行く?」

「じゃ…弥生広場。」


 ★


「はい。」

「どうも。」

「…おいしい?」

「うん…。」

「あ、そういえばさ。」

弥生広場に来た2人は、近くのベンチに座っていた。

「ん?」

「今日何かあったの?先生が慌ただしかったし、星梨奈ちゃんは変な事聞いてくるし…。」

「あ、まあ。何かあったらしいぞ。」

「知ってる範囲でいいから教えて。」

蒼依は目を輝かせながら言った。俊太は少し迷ったが、言うことにした。

「噓…。」

「俺も真偽は分からねぇ。あくまで、邦海から聞いたことだからな。」

「そうだったとしても…。ひどいよ。」

蒼依はいつの間にか泣いていた。

「え、あ、わりぃ。」

「へ?」

「あれ?」

「私は犯人に言ったんだけど…。」

「…俺何か勘違いしてたみたいだな。」

2人は周りの雰囲気を壊さないように笑った。周りはカップルがたくさんいた。

読んでも読まなくてもいいコーナー3

浩幹「…鳥本先輩やったんか。」

邦「せやで。」

浩幹「末永くお幸せにと言っといてください。」

邦「…お前もな。」

浩幹「はい?」

邦「いや、お前過去に色々とあったやんけ…。」

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