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紅月  作者: 瑞條浩幹
第2章 殺人事件
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「ダメ元でもやってやる!」(星梨奈)

 △◇


「な!?」

「待って、俊太は見たあかん!」

そう叫びながら、邦海は俊太を連れて楽器室から出て言った。されるがままに音楽室に出た俊太は、ドアが閉まると同時に邦海に尋ねた。

「な、なにがあったんだ?え、俺が見たらダメなやつ?」

「見るも何も…俊太自分、血ぃとか無理やろ。」

「え…え、え!?」

邦海の一言で察した俊太は、真っ青になった。

「あ、え…。あ、ありがと…。」

「別に。俺もあんまりあそこにはいたくなかったし。」

邦海は俯きながら言った。

「そっか。んじゃ、帰るか?」

「せやな…誠介に言ってから帰る。」

邦海は中に入っていった。

「あの時の嫌な予感ってこれだったのか。」

近くにあった椅子に座り、俊太は考え込んでいた。



「誠介ー。俺、もう帰ってええか?」

中に入った邦海は、中にいた星梨奈と真剣に話していた誠介に声をかけた。誠介は、星梨奈と喋りながら邦海の方を向き、自分の首元を指し、そして手を振った。何が言いたいのかが分かった邦海は、ミドルチョーカーのスイッチを押し、手を振りながら外に出ていった。

「いいってさ。」

「ん。じゃ、帰ろう。」

俊太は立ち上がり、邦海と並んで帰っていった。



「有間、元気なかったね。」

星梨奈は小声で言った。

「まあ…好きな人が死んでいるのを見るのはつらいからな。」

「あ、そっか。誠介もあれだもんね。…ってえ!?」

「あんときは一週間ほど引きこもってたなぁ。」

誠介は遠い目をしていた。

「…ま、茉莉ちゃんの為にも、有間君の為にも、有条探偵団の名にかけてこの事件は絶対に解決しなきゃね。」

「そだな。じゃ、まず容疑者から…。」

少し離れたところで見ていた西板は、口角をあげると、そのまま音も立てずに出て行った。

「んー…。誰がここに来ていたか、よな。」

「そだね。とりまダメ元でクラスレインで聞いてみる。」

「おう。じゃ、俺は色々と見てみる。」

星梨奈はスマホを取り出して文字を打ち込み始めた。それを見ていた誠介も、周りを、特に佐久間の所を見ていた。そして、色々な所を見てはスマホに書き込んでいた。



その頃

よもぎは帰る準備を終え、蒼依を待っていた。暇なのか、スマホを取り出し、LANEを見ては何も来ていないのか諦めたようにスマホをしまうという動作を短時間で何回も行っていた。

「…何か来てる。」

LANEの通知が1件来ているのを見たよもぎは、LANEを開いた。星梨奈からだった。

『今日、仮楽屋(楽器室)に行った人、また誰かが行っていたのを見た人は私の個チャで教えてください。』

「何がしたいの…?」

よもぎの脳内はクエスチョンマークでいっぱいだった。

読んでも読まなくてもいいコーナー2

浩幹「読者にも俊太の彼女が誰か分かるようにヒント下さい。」

誠介「…短髪で優しい。」

邦海「いっつも窓際で日向ぼっこしてるで!あとオフ時の俊太とよく似てる。」

星梨奈「んー…よく叫んでるよね。何て言ってるんのか分かんないけど。」

よもぎ「文豪の本をよく読んでる。」

留奈「とてもマイペース。イライラするのよね。」

西板「ぶっちゃけ…子供っぽいかな。他人にはお姉さんだけど。」

井上「ボカロの話をしたらすっごい盛り上がった記憶がある。」

石橋「可愛いよ。」

蒼依「超絶可愛い!そして優しい!」

茉莉「絵が上手いよね。特に手。」

俊太「…いや絶対分かんねーだろ!いやクラスメートならわかるかもしれねえけど、読者にはわからねーに決まってる!」

浩幹「皆様、ありがとうございます。俺は分からなかった。」

一同「おい!!」

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