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紅月  作者: 瑞條浩幹
第2章 殺人事件
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南京錠とピッキング

「にしても、相馬さんおせーな。」

「ん?さなさん呼んでたん。」

「おん。」

そういうと、誠介は佐久間の方を見た。

「てかこれってさ、殺人…だよな。」

「まあな~。凶器なさそうやし、第一自殺する人が胸刺すか?」

「絶対に刺さないとは言い切れないけど、まあないよな。」

「やんな。…ほんま誰やねん、佐久間殺したやつ。」

邦海は声を荒げて言った。

「…俺は今校長に腹が立ってるけどな。」

「ん?何で?」

邦海は誠介の方を見た。

「いやだって…うん、何か。」

「お、おう…?」

邦海は首をかしげると、奥の方にあったピアノに向かっていった。

「なあ、ピアノまだ弾ける?」

「多分…。」

そういうと、誠介もそこに向かっていった。

「久々だな…。何か弾こうかな。」

「お!聴いとくわ。」




一方

「いや~春井さん来るの遅いんすよ。」

高木は春井に愚痴を言っていた。

「いや、ね?すぐに行こうとは思ったんだけど、有間さんに止められてさ。」

「有間さん?あ、有間警視総監か。」

「そうそう。『どこ行くんだ?』って。怖かった。」

「春井さんにも怖い物ってあるんですね。」

紗夏衣は笑いながら言った。

「俺別に心臓に毛とか生えてないし。」

「へー、以外。…あ、見えた!」

玄関から階段をのぼり、渡り廊下を渡ってきた3人は、音楽室の前まで来た。

「鍵は…かかってるね。高木。」

「任せろ。」

そういうと、高木は持っていた針金でピッキングを始めた。

「これ本当は犯罪なんだけどね。」

「もうこれはやむを得ないです。」

そう言いつつ、手を器用に動かした高木は、すぐに鍵を開けた。

「はい。開いた!」

「よし!行くよ!」

そのまま奥へと進んだ3人は、楽器室の前に来た。楽器室は、もともとついている鍵とは別に、南京錠がかけられていた。

「…この南京錠は何のために?」

「多分、周りについている鎖を取られないよにするためかと。」

ドアノブの周りには鎖が何重にも巻かれており、ドアノブが動かないようになっていた。

「強引な…。」

「ま、その分解除しやすいからありがたいんじゃない?」

「そだな…と言いたいが、ちょっとこれは無理かもしれねえ。」

鍵の解除に取り掛かっていた高木は、言いにくそうに言った。

「え。」

「マジ!?」

中からはピアノの音が聞こえてきていた。

題名が謎

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