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紅月  作者: 瑞條浩幹
第1章 学祭
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人の恋沙汰

しばらくボーっとしていた邦海は、おもむろにスマホを取り出し、LANEで電話をし始めた。

「今どこにおる?」

『第一ホール。』

「あ、あれか?暗号のやつか?」

『いや。それは相馬さんに手伝ってもらったからもう終わった。景品後であげるな。』

「おー。楽しみにしとく。…んじゃ今何でそこにいるんや?」

『森の劇。』

「あーね。あれ、じゃあ今電話したらあかんかった?」

『いや。ちょうど終わったところだから大丈夫。今森を待ってるところ。』

「あ、じゃあ今から行くわ。」

『待ってる。』

電話を切ると、邦海は立ち上がって、その場を去っていった。その直後、仮楽屋に誰かが入っていった…。




「どうやったん?俊太の劇。」

「何かもう、様になってた。あ、景品。」

「どーも。劇見たかったなー。」

「あ、また皆で観賞会するらしい。」

「へー。」

「え!?マジかよ!!」

「そういや森には言ってなかったね。」

俊太と星梨奈の声が聞こえてきた。

「お疲れ~。」

「そっちもお疲れ。」

そういって、俊太は邦海をなでなでした後、デコピンをいれた。

「いろんな意味でやめろ。」

「やだ。止めない。」

その光景をほほえましく眺めていた星梨奈は、何かを思い出したように第一ホールの中に入っていった。

「次どうする?飯食いに行く?」

「あー。俺この後記念撮影とかいろいろあるからさ。先飯食っといて。」

「ん。」

誠介と邦海は、売店がある1年の教室へ向かった。



「そういやさ。」

「ん?」

誠介が、突然聞いてきた。

「何か進展でもあった?」

「何の?」

「恋。」

誠介は、いたずらな顔をしていた。

「ね、ねーよ。」

邦海はそっぽを向いた。

「ふーん。」

「別に人の恋沙汰なんかどうでもええやん。誠介は自分の事を考えろって。」

「…?」

「お前好きな人おらんのか?」

「…いない、けど。」

「つまらんなぁ。」

「…今特大ブーメランじゃなかったか?」

何か今回短かったな。すみませぬ

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