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ダンジョンと小さなモンスター

突然現れて皆を救った輝きの巨人ラクスは敵なのか味方なのか。

アイリスの進言によりラクスはエクスレイドの攻撃対象から外れ、リヒトは胸を撫で下ろす。

そんな中、古代遺跡ダンジョンから毒霧が発生し、リヒト達探査隊は詳しい調査に向かう事になる。

そこでリヒト達を待っていたのは一体?

 月。

 人類にとっては闇夜の導き手であり、また狂気を掻き立てるものともされ、古くから神秘の対象となっていた。


 (さかのぼ)る事半年前、その裏側で壮絶な激闘があった事は、誰も知らない。


 まるで悪魔の如き(セリオン)と、全身に星の輝きと宇宙の青い闇の力を宿した金色(こんじき)紫紺(しこん)の鎧を纏い、星の光を放つ盾を持った巨人(ラクス)が激しい戦いを繰り広げていた。


 獣の口やその背中から赤黒い光球と楔型の光弾が放たれ、巨人も手足や頭部から光線や光弾を放ったり、盾や生成した槍で獣を攻撃する。

 

 

 巨人と獣が一進一退の戦いを続けていると地球からワープしてきたと思われる宇宙船が出現し、それを見た獣は怒りの咆哮を、巨人は待っていたと言わんばかりに頷いて獣を蹴飛ばして後退し、宇宙船から放たれた眩いエメラルドグリーンのビームを全身に浴びた。


 すると赤い胸の発光体がみるみる澄んだ青色の輝きとなり、そのまま巨人は胸の発光体から放たれる一条の光を獣に向けて放ち、それを受けた獣は大きく吹き飛んで空中で大爆発を起こした。


 これで全て終わったと思ったのも束の間、爆発地点でブラックホールのような大穴が開き、そこから赤黒い光線が放たれた。

 巨人は咄嗟に宇宙船へ手を翳して障壁を発生させ、左腕を上げて星の力を解放し、左拳の上に右手を乗せてT字に組んで強烈な光線を放つも、やがて撃ち合いに押し負けて全身の鎧を砕かれながらブラックホールに吸い込まれていった。


「オ……トハ……」


 それが巨人が人知れず呟いた最後の……。



 

「リヒトさんっ!」

「ほえ? あっ! ああ! ハハッ、ごめん」


 ウェンディを筆頭に、仲間達がこちらを覗き込んでいる。

 どうやらこの世界に来る直前の事を思い出していたせいか、ボーっとしていると思われたらしい。


「もー、真面目に聞いてくださいよ? 魔法生物学者による貴重な解説なんですから」

「解説って言ったって何にも分かってないに等しいじゃないか」

「センパイはお口にチャックです! ラクスについて調べたり考えたりするのも、私達探査隊の使命なんですから」

「てか思ったんだけどよ」


 クォーツモニターの前で得意げにしていたウェンディに水を差すように、ヴェルクが耳の裏を掻きながら言った。


「こういうのあれこれ考えるよりリヒトに聞いたが早いんじゃねぇのか?」

「ああ! ヴェルクさんが言っちゃいけない事言った!」

「えぇ? なんか俺間違った事言ったか?」

 

 ヴェルクがヒオの方を見たが、ヒオはこっちを見るなと言わんばかりにクォーツパッドで顔を隠した。


「まあまあ落ち着け、とにかくリヒト君、ラクスについて知ってる事はありますか?」

「まあ僕がそんなに言える事は多くないけど……ああ、必殺技の話なら」

「必殺技?」

「あの光球と光線の話だよ」

「なんだなんだ⁉ アレに名前あんのか!」

「そう、まず光球だが、あれはアストロイドボムという。光球の周囲についた光輪が敵を切り裂き、最後に真ん中の光球が爆ぜる事で大ダメージを与える技さ」

「へぇ~なんだか子供じみた名前ね、じゃあ光線の方は?」

「……そっちはスパークルシュート、ラクスが最も多用する技だけど、威力は申し分ないまさに必殺の技なんだ」

「なんかQV(クォーツ・ビジョン)の子供向けチャンネルでやってるドラマみたいなネーミングセンスね」


 自分とソルティアであれこれ考えた技をこき下ろされ、リヒトはほんの少し落胆した。


『リ……リヒト、大丈夫か?』

『大丈夫だよ……ヒオも悪気があって言ったわけじゃないからさ……』


 そんなやりとりをしていると、王宮で開かれた会議に出ていたアイリスが戻って来た。


「おお! 隊長、お帰りなさい!」

「ああ、やっぱり夜間出動後の朝からの会議は(こた)えるよ……」


 自分のデスクの椅子に流れるように腰かけたアイリスを労わるように、イーライは五種の薬草を調合したハーブティーを差し入れた。


「ありがとうイーライ」

「目と肩に効きますよ」


 ハーブティーをぐっと飲み干したアイリスは一息つくと立ち上がって話し始めた。


「それで、やっぱり議題はラクスについてですか?」

「ああ、アーブ王国ではラクスの種族を指して『ルミナス・ギガント』と呼称する事にした。略称のルミナスでも構わないらしい」

輝く巨人(ルミナス・ギガント)ね、まあストレートな方が覚えやすいか。どんな話をしたんですか?」

「まあ一番は……彼が味方かの是非だね」




 数十分前、アーブ国王ケンドリック四世の召集の元、治安維持兵の総合司令官やモンスター関連のアカデミアの有識者、そしてアイリスとバーンズの複数名で突如現れた輝く巨人についての話し合いが開かれていた。


「どんな意思があるかや、どんなに知性が高いかにも関わらず、モンスターを倒したという一点で味方と決めつけるのは早計ではないでしょうか?」


 総合司令官の言う事も一理あるが、アイリスは理ではなく心でそうではないと感じていた。


「まあ待て、アカデミア側の研究が進んでおらず結論を出せない以上、ここは直接遭遇したエクスレイドの面々に所感を聞くのが一番ではないか?」

 

 ケンドリック国王の言葉に、バーンズとアイリスに視線が集まる。


「ロックワース隊長、キャプテン・バーンズ、何か意見はあるか?」


 アイリスが何か言う前に、バーンズが前のめりになってからまるで宣言するかのように切り出した。


「他者の意見や私個人の考えはなんであれ、私はこのアイリス・マティルダ・ロックワース探査隊長の意見を全面的に支持します」


 バーンズの発言でアイリスに視線が集まり、アイリスは少し間を置いてから口を開いた。


あの巨人(ラクス)は我々を見て頷いたのです、まるで『もう大丈夫だ』と言わんばかりに。それを見て彼は味方だと、ハイポリアの全ての無辜の命の守り手だと、私はそう確信しました」


 その後も二言ほどアカデミア代表が意見を述べ、とりあえずアイリスの方針を支持する方向で話がまとまった。


 

 会議を終えてベースアヴァロンへと帰る途中、アイリスはバーンズと一緒になった。


「お疲れ様ですアイリス隊長、休息は取れましたかな?」

「いえ、これから帰って取ることにします」

「無理は禁物ですぞ、まあこの仕事に就いている以上無理は付き物ですがね」


 鋭い犬歯を見せて笑うバーンズに、アイリスも釣られて笑みを零す。


「しかしキャプテン、なぜあのような事を?」

「ああ、会議際の私の発言ですね。少々タイミングを違えてしまい、あなたに決断を全て押し付ける形になってしまいましたな、失敬失敬」

「いえ、そうではなく……キャプテンの意志に兎も角、私に判断を全て委ねるというのは不安ではないのですか?」

 

 バーンズは首を振り、廊下の窓を眺めながら言った。


「我々エクスレイドはいわば一つの体、そして私が率いる『ラウンドナイツ』は腕、そしてアイリス隊長率いる五名が目なのです。自分の〝目〟を信じない〝腕〟など、ただの棒きれよりも役立たずだ」


 バーンズは振り返って頷いて見せ、アイリスは自分の腕を触って感触を確かめる。


「私の部下は全員精鋭ですが、それに先行するあなた達はそれ以上の精鋭だ。これからもあなた達の目と決断を信じています、同じアーブに生きる者としてね」

「温かいお言葉、感謝しますキャプテン」


 互いに敬礼をしてからアイリスはベースアヴァロンに、バーンズはベースキャメロットへと転移ゲートを使って戻るのであった。



 

「良かったぁ……とりあえず攻撃対象になるのからは外れましたね」

「まあ戦っても勝てるビジョンが浮かばないけどな」

「まあラクスの居る居ないに関わらず、我々の仕事は変わらない。観察・分析・調査、ラクスに対してもそうだぞ」

「ああ、それなら今リヒトに聞いてた所なんです」


 また自分にお鉢が回って来た事で、リヒトは内心焦り出す。


「必殺技以外に何かないの?」

「まあ……あの胸の発光体についてかな」

「やはり何か意味があるのか」

「ああ、ラクスのあれは僕らはメテオシンボルと呼んでいたけど、あれが赤くなると危険信号だね。ラクスはどうも最大で十分以上存在出来ないらしい」

「たった数分しか戦えないのか」

「意外な弱点発覚ですね~、ところであの……メテオシンボル? に書かれた文字みたいなものって何か意味があるんですかね?」


 リヒトが上手い言い訳を考えていると、イーライが立ち上がって引き継いだ。


「調べたら似たものがありました」


 クォーツモニターに古い石板の写真が投影され、そのうち二つの文字にクローズアップする。


「ベル砂漠の遊牧民の族長の一族に、何十何百世代から伝わるという石板です。訳は口伝で断片的ですが、幸いこの文字の意味はわかります」


 曰く、メテオシンボルが青い時は「星の光」で、赤い時は「強き力」を意味するらしい。

 

「この部族にはかつて、空から現れた翠の光が部族の危機を救ったという伝承があるとか」

「リヒトもラクスが遠い星からやって来た戦士って言ってたよね」

「いいや、彼は『星の戦士』っていう種族らしいんだ」

「戦う為に生まれた種族って事?」

「さあ、そこまでは僕にも」


 とりあえず現段階で出せる情報は出し尽くしたため、次の出動に備えて皆はしばしの休息を取るのであった。



 

 翌日の午後の事、探査隊の連絡ベルが鳴り、それを聞いたウェンディは魔術式通信機を全体スピーカーにして取る。


「は~い、こちらベースアヴァロン探査隊で~す。緊急ですか? 調査ですか?」

『調査です、こちらを』


 クォーツモニターに数枚の写真が投影され、何か遺跡のような石の扉が、紫色の煙を噴いている様子が映し出されていた。


「ダンジョンですか?」

『ええ、ダンジョンの入り口から毒性の高い(フォグ)が発生しています。魔術隊に回した所、死体に触れればアンデッド化する成分が含まれているようですね』

「えっ……アンデッド?」


 思わずそう漏らしたイーライを見たウェンディがニヤッと笑い、通信指令隊に感謝を述べて通信を切った。


「出動ですか」

「そうだ、今回はウェンディにも来てもらおうかな……ではエクスレイド探査隊、出動ッ!」


 

 対モンスター魔術兵装「チャリオッツ」は基本的にベースキャメロットに配備されているが、一台のみベースアヴァロンに配備されているチャリオッツが存在する。

 それは探査隊が使用する「チャリオッツ・ケイ」である。


 アーサー王伝説に登場する円卓の騎士が一人にしてアーサー王の義兄たるケイの名を冠したチャリオッツは、五人全員が乗れるようになっている他、探査に使用する魔術機器が積まれているため他のチャリオッツより大きい設計になっている。


 もちろん設計を担当したのはイーライ・ゴルドスタインだ。

 

「チャリオッツ、オールグリーン」

「ケイ、発進!」


 陸戦形態のケイの各部が変形し、デルタウィングが展開してハイポリアの空へと飛び立って行った。




 現場には既に隔離障壁が張られており、そこを通って再び陸戦形態になったケイは、イーライの操作で主砲が展開した。


「ダンジョンの開錠、始めます」


 主砲の先端に魔法陣が展開して、放たれた複数の光の筋がダンジョンの扉に刻まれた模様をなぞり、重い石の扉が開くと、そこには別世界が広がっていた。


「もうここにはあまり(フォグ)は溜まっていないようですね」

「とはいえ原因は突き止めなくてはならない、全員(ヘルム)の毒遮断魔術を忘れないように」

 

 ケイは更に進んでダンジョンの中へと侵入し、魔術走査で周囲の安全を確認した後、アイリスが全員に指示を飛ばす。


「三手に分かれよう。ウェンディはここで待機、ヴェルクとヒオは私について来い、イーライとリヒトは二人一組で行動するように」

「えっ⁉ 僕は待機じゃないんですか!」

「……イーライ、アンデッドが苦手なのはわかるが、君が必要なんだ」


 げんなりして項垂れるイーライに対し、ヒオは背中を叩いて活を入れる。


「ホラしっかりする! だいたいあんたの実力ならアンデッドに百体囲まれたって訳ないでしょうが」

「倒せるかどうかとかは関係ないんです! 苦手なんだから!」

「ハイハイ、僕がついてるから大丈夫だって」


 準備を整えた皆はウェンディに見送られて降り立ち、ダンジョンの深部へと向かうのだった。


 

 ダンジョン、その名を聞けば迷宮や地下城塞を連想する者が殆どだが、ハイポリアのダンジョンは少々趣が異なる。


 もう数千年も前になるが、ハイポリアには優れた知性ある獣である神獣達がおり、人間と共存していた時代があった。

 時の神獣達の王は、増え続ける人間の為に普段隠居することが出来る空間を求め、その結果高度な空間魔法と次元魔法を駆使して生み出されたのが現在のダンジョンである。


 つまり今のダンジョンは元来神獣達が住まう神殿であり、住んでいた神獣達が代替わりに伴って立ち去った今、もっぱら考古学や異空間の研究や、絶えず空間が変化するため取っても減らない宝物の収集の為に人間達によって使われている。

 

 しかしおいしい話ばかりではなく、神獣の眷属の末裔で知能の退化したモンスターが跋扈したり、トラップ等で死亡した者達が歩く死体(リビング・デッド)として闊歩しており、危険な場所である事には変わりない。

 何度かダンジョンから現れたモンスターをエクスレイドが駆除しており、果たして今回の事案にはどのようなモンスターが立ち塞がるのであろうか。



 魔術走査計を頼りに、リヒトとイーライはダンジョンの奥深くへと進んでいく。

「ここは罠が少なそうだ」

「ええ、実を言うと僕たちが向かっているのは霧の発生源ではないんです」

「え? なんで?」

「見た事も無い高エネルギー反応がありまして、現在そこへ向かっています」

「そう、何があるんだろうね」

「ところでリヒト君、少し聞きたいことがあるのですが」

「ラクスの事かい?」

「いいえ、君自身の事ですよ」


 イーライの真剣な眼差しに、リヒトは顔にこそ出さなかったものの内心身構える。


「君はラクスについて知っていた、ただこの世界に転移してきた人間ならばあり得ない事です」

「……」


 次に何が来るか内心身構えていると、イーライは更に続けた。


「君は……元の世界では〝裏〟の人間だったんじゃないんですか?」

「……よく知ってるね」


 とりあえずラクスとリヒトが結び付けられていない事に胸を撫で下ろし、小さく笑って頷いた。


「そう、僕は元々裏の人間だった。認めるよ」

「そうですか、やけにすんなりこの世界に馴染んだのは、その為だったんですね」


 裏の人間というと何やら物騒な語感だが、反社会的な意味合いはなく、むしろ地球防衛に携わる人間の事を指すのだ。


「あちらの世界では僕達が住む世界の事は勿論、幽霊や魔妖そして神の存在が表向きは否定され、それらが起こす事件を秘密裏に処理していると聞きました。リヒト君もそうだったのですか?」

「いいや、僕は心霊関係じゃなくて地球外生命体の案件に関わってた。ウィルマース財団の私設部隊に所属していてね」

「なるほど、そこでラクスに出会ったんですね」

「そういうコト、幻滅したかい?」

「いいえ、むしろ心強いです。これからも頼みますよ」


 リヒトがイーライへ微笑んでサムズアップをすると、魔術走査計が目の前の豪華な扉に強く反応した。


「おや」

「ここに何かあるみたいだ」


 二人は頷くとワンドブラスターを構えて鍵を開錠し、トラップの有無を確かめてすぐに中へ入った。


「おお?」

「なんですか……これは」


 その部屋は豪華極まりなく、まるで貴族や王族の部屋を思わせる荘厳な装飾で覆われていたが、何より目を引くのが、この部屋の〝主〟である。


「……卵?」


 部屋の真ん中に祭壇があり、その頂上に人一人でようやく抱える事が出来そうな大きさの美しい輝きを放つ卵が鎮座している。

 

「走査計に反応していたのは……これのようです」


 リヒトとイーライは恐る恐る近付いていると、卵が小さく揺れた。


「お⁉」


 卵が揺れる度、徐々に走査計の反応が大きくなっていく。


「この卵、(かえ)ります!」

「こいつ何か分かるか⁉」

「分かりません! こんなもの初めて……」


 イーライが言いかけた直後、卵にヒビが入って殻が剥がれ、中に居たものがちらりと見えた。


「お……おお……ほぉ……」

「はぁ……これは……」


 卵から孵ったモンスターは小さな角と羽毛が生えた翼を持ち、足は鳥類で手は鋭い爪を備えた哺乳類のもので、更に体には鱗を備えていた。

 そして何より。

 

「かわいいな」

「そうですね……非常に可愛らしい」


 その小さなモンスターは翼を忙しなく動かし、小さな牙を見せてあんぐりと口を開いて大欠伸をすると、大きく(つぶ)らな瞳で目の前のリヒトを見る。


「……僕見て笑ったぞ」

「刷り込みでしょうか」

「え? 僕がパパになるの?」

「まあ……この小さなモンスターにとっては……おお!」


 なんと生まれて一分程度しか経ってないにも関わらず、そのモンスターは翼を動かしてリヒトの元へ飛んで行った。


「おお! おほほ……どうした? おいおい、くすぐったいって」


 リヒトの周りを飛び、まるで甘えるように胸に頭を押し付けている。


「リヒト君、一応危険なモンスターという可能性もありますから……」

「こいつが? まあ僕に懐いてるみたいだし、大丈夫じゃないかな?」

「しかし、走査計がかなりの高エネルギーを……ああっ⁉」


 イーライの持つ走査計が、この部屋に迫る大量のアンデッドを捉えていた。


「お出ましか! おチビちゃん、ちょっとここで待っててくれよ」

 

 リヒトは小さなモンスターを部屋の端に座らせると、イーライより前に出てワンドブラスターを構える。


「アンデッド苦手なんだろ? 僕がなるべく抑える」

「なんとか……援護しますよ」

「そう、じゃあ僕の背中とおチビの事は任せた」

 

 それから数十秒後、勢いよくドアが叩かれつつ大量の歩く死体(リビング・デッド)が雪崩れ込み、イーライの背中が一気に緊張する。


「ひぃっ! ひひっ……ひひぃっ!」

「ハッ!」


 リヒトがワンドブラスターで次々とアンデッドを撃ち抜き、イーライもブレブレの照準ながら高威力の一撃で援護をしてくれるが、いかんせん数が多すぎて焼け石に水である。


『ソルティア、部分的に引き出すぞ』

『わかった、九十秒以内で彼に悟られないように』


 左腰に提げたホルダーのうち、深い緑色の宝玉(スパークルジェム)に触れると、リヒトの体に風の力が流れ込み、ワンドブラスターから雷撃が放たれて迫り来るアンデッドは一掃された。


「おお……おお! 全滅した!」


 リヒトが座り込んでいたイーライに手を貸して立たせると、イーライは申し訳なさそうに首を垂れる。

 

「ごめんなさい、あんまり援護出来てなかったですね」

「今度僕用にチューニングしたライフル型のワンドブラスター作ってくれよ。そしたら許してあげるからさ」

「これは断れませんね……早く移動しましょう、どうもここは……」


 その時、二人の腕輪こと(クォーツ)シーバーが鳴り、焦っている様子のアイリスの顔が空中に投影される。


『二人とも聞くんだ! 毒霧騒動の原因だったモンスターが暴れ出した! 二人の所に行ったようだからすぐにケイに戻れ! 良いな!』

「了解!」

「急ごう」


 二人は小さなモンスターに目を向けると、小さな翼を動かしてこちらに向かって飛んで来た。


「一緒に来るか?」

「ちゃんとついて来てくださいよ」


 ぴぃと一声鳴いたモンスターと共に部屋を出て、ケイへと戻っていると、真後ろの壁が吹き飛んで巨大なマズルが突っ込んで来た。


「ドラゴンだ!」

「うぅ! ぐずぐずに腐ってやがる!」

「遮断魔法があって良かった!」


 一行の前に現れたモンスターは、かつては竜の国と呼ばれている隣国ギルモアスに居るような立派なドラゴンだったのだろうが今やその面影は微塵もなく、捲れて露出した肉からは酷い腐臭と毒霧が漂っている。

 

「このドラゴンの種類は⁉」

「もはやここまで腐ってると特定できません! とりあえずフォゴンと命名します!」

「フォゴンだって⁉ まあいいや、チビスケ! イーライの方に行くんだ!」


 小さなモンスターはリヒトの言いつけ通りイーライの方へ向かい、リヒトはランドブラスターを使ってフォゴンを攻撃する。


「なんだなんだ⁉ どうなってる?」


 ワンドブラスターから放たれた光条は、フォゴンが纏う毒霧によって霧散してしまった。

 どうやらこの毒霧にはアンデッド化だけではなく、あらゆる攻撃を弾いてしまう効果があるらしい。


「そうか、隊長含めて三人が奴を仕留めきれなかったのはそういう事か!」

「つまり今できる対策は⁉」

「逃げる事です!」

「三十六計!」


 だがどういう訳かフォゴンは空の眼窩をこちらに向けて咆哮し、周囲の壁や床を破壊しながらこちらに向けて迫って来るではないか。


「なんで追いかけてくるんですか! 何をするつもりなんですか!」

「奴のつもりなんか分かるもんか!」


 とりあえずものすごい勢いで迫るフォゴンの足止めを試みなくてはならない、リヒトは天井に向けてワンドブラスターを放ち、天井の建材を崩してフォゴンを下敷きにした。


「おお……上手く行った!」

「逃げるぞ」

 

 イーライが駆け出したのを見て、リヒトは青いスパークルジェムを取り、自身をラクスに変化させるバングル型アバター召喚器のスパークルトランサーを出現させる。


「やるぞソルティア」


 リヒトがジェムをスパークルトランサーに装填しようとしたその時、フォゴンが瓦礫を跳ね飛ばしながら起き上がり、リヒトは飛んで来た瓦礫に巻き込まれてしまった。


「あああっ!」

「リヒト君!」

「……僕はいいから逃げろ!」

「でも!」

「いいから逃げろ! 必ず合流するから!」


 イーライは(かぶり)を振って下敷きになったリヒトと暴れるフォゴンを交互に見ると、小さなモンスターを抱えて走り出すのだった。



 イーライがケイへと向かう途中、急に腕の中に居た小さなモンスターが暴れ出した。


「おいおい、どうしたんだ⁉」


 足と腕をバタつかせて無理矢理イーライの腕から抜け出すと、壁をすり抜けてどこかへ去ってしまった。


「ああもう……仕方ない!」


 仕方なくイーライは皆と合流するべくケイへと急いだ。


 


 ダンジョンの入り口の扉が開き、そこから一台のチャリオッツが躍り出る。


「必ず戻ってくるからな! それまで頑張れよリヒト!」


 ケイが出てきたのと入れ替わるように、三機のベディヴィアがこちらに向かって飛んで来ていた。


「こちらケイ、ベディヴィア聞こえるか?」

『こちらミラ、聞こえます』

「ダンジョンにて出現したモンスターのフォゴンはあらゆる攻撃を跳ね返す霧を纏っている、だがアンデッドの特性を持っているため、対アンデッドの浄化魔法等を使えば有効な攻撃が出来るかもしれない。こちらから術式を転送するからそれを使って攻撃してくれ」

『了解!』

「ウェンディ! 浄化魔術砲の術式を転送!」

我が意の儘に(アブラ・カダブラ)!」


 転送を終えた直後、ダンジョンの入り口から勢いよく霧を噴き出しながら巨影が大空に踊り出し、毒々しい色のドラゴンブレスを放つ。


「うっ!」

「おおっ!」

「クソッ!」


 三機のベディヴィアとケイは旋回してフォゴンの攻撃を回避し、フォゴンはもはや被膜も破けて骨だけとなった翼を羽撃(はばた)たかせて四機のチャリオッツへと咆哮した。


「ゾンビドラゴン野郎め……一気に片付けてやる! ベディヴィア! 準備は良いか!」

『ええ、いつでも』

「浄化魔術砲行くぞ! 喰らいやがれ!」


 ヴェルクが操縦用のワンドグリップのスイッチを入れると、ケイの主砲が伸展して銀色の光条が放たれ、三機のベディヴィアからも銀色の光条が放射される。


 だがフォゴン本体に届くことは無く、またもや纏う霧中に拡散してしまった。


「浄化魔法でもダメ⁉」

「……いいえ、行けますよ! 見てください!」


 イーライがキャノピー越しに指した方を見ると、明らかにフォゴンの纏う霧が薄くなっているではないか。


「浄化魔法が霧の中に拡散したから薄くなったんだ! ベディヴィア、魔術砲の放射を続けてください! 効果はあります!」

『了解!』


 しかしフォゴンも黙ってはいない、霧が薄くなった事を察知したフォゴンは羽と手足を大きく動かして羽撃(はば)たき、その巨体に見合わぬ機動力でチャリオッツへと体当たりを仕掛けようとする。


「こいつ妙に賢いぞ!」

「イーライよォ! 確かリヒトが天井を崩して足止めしたって言ってたよな⁉」

「ええ、そうですけど……それが?」

「だったら物理攻撃が効く筈だよなァ! ウェンディ! 魔術砲混淆マギ・カノン・ミクスチャだ! 岩石魔法と浄化魔法でやってくれ! できるか⁉」

「ええっ⁉ えーと……やります! 我が意の儘に(アブラ・カダブラ)!」


 ケイは大きい機体であるため、複数の魔術砲を合体させて放つ機構を積んでいるのだ。


「よっしゃ出来たな! 聖なる弾丸(シルバーブレット)を喰らいやがれ!」


 ヴェルクが放った巨大な銀色の砲弾がフォゴンへと向かい、フォゴンは追尾するそれを回避すべく空高く飛翔し、ドラゴンブレスと力強い羽撃(はば)たきによって砲弾を押し返してしまった。


「なんて野郎だ!」

「それより危ない! ベディヴィア! 避けて!」


 押し返された銀の砲弾はベディヴィアへと向かい、三機は一斉に散開して回避するも、追撃とばかりに放たれた毒のブレスに撃ち落とされそうになる。


「クソ! 何とかならねぇのか!」


 危うしエクスレイド、果たしてフォゴンを倒すことが出来るのか。




 そしてまだダンジョンの中に居るリヒトは、体を圧迫する痛みと戦いながら、ひたすらに手を前に伸ばしていた。


「もう……少しなんだけどな!」


 先程瓦礫に吹き飛ばされた衝撃でスパークルジェムを取り落してしまい、それがギリギリ手が届かない場所にあるのだ。

 これ以外には四種類のスパークルジェムがあるのだが、瓦礫のせいでジェムホルダーに手が届かない以上、今目の前の澄んだ青色のラディアンスジェムを是が非でも使うしかない。


「リヒト、私に代われ。このままだと君の命に係わる!」

「ダメだソルティア……君だって半年前の傷が癒えてないんだろ? 今僕から出ていけば傷が悪化するぞ」

「しかし!」

「大丈夫だ! 僕と君は一心同体! 君が傷つけばラクスになれなくなる! 僕はこの程度じゃ大丈夫だから……ぬぅう……」


 あと少し、あと少しで手が届く。

 その〝あと少し〟が何千キロも離れているようでもどかしく、そして恨めしい。

 そうして腕を必死で伸ばしていると、何やら聞き覚えのある鳴き声がする。


「この声!」


 リヒトが少し半身を起こして見ると、あの小さなモンスターが居るではないか。


「お前……戻って来たのか!」


 にこりと笑ってぴぃと鳴く小さな生き物が、今のリヒトには救世主に見えた。


「よし……ちょっと良いかおチビさん、そこにあるキラキラした青い石、わかるか」


 小さなモンスターはスパークルジェムを取って首を傾げる。


「そう! それだ! いい子だな……それを……ここ! わかるな? ここにセットしてくれ! 出来るか⁉」


 小さなモンスターはそのぐらい朝飯前だと言わんばかりに頷き、スパークルトランサーにラディアンスジェムを装填し、ジェムに秘められた力がリヒトの全身を駆け巡る。


「フゥッ! おおっ!」


 自分の体にのしかかっていた瓦礫を吹き飛ばすとリヒトは立ち上がり、首を捻ったりその場で跳躍したりして体の調子を整えた。


「ありがとう! お前は天才だ!」


 リヒトが小さなモンスターの頭や喉を撫でてやると、気持ちよさそうに空中で腹を見せてリラックスしている様子を見せた。

 

「良かった……君が無事で何よりだ」

「ああ、これからが本番だぜ……よしおチビさん、お礼にいいものを見せてあげるよ。僕とお前だけの秘密だからな」


 小さなモンスターは何のことか分からないといった風に首を傾げたが、すぐに頷いてリヒトの傍へ向かった。


「ソルティア、今度こそ行くぞ!」

「ああ、一つになるんだ!」


 スパークルトランサーのレバーを押し込むと装飾が展開して内部のエネルギーが解放され、リヒトとソルティアの魂が融合を始め、高次元から巨体を誇る戦士の肉体(アバター)が三次元宇宙へと転送される。


「ラクスゥゥゥゥゥウウウウウッ‼」


 スパークルトランサーを取り付けた右腕を掲げるとリヒトと小さなモンスターが光に包まれ、ダンジョン内を一筋の光が駆け抜けた。




 エクスレイドがフォゴンと交戦中、エメラルドグリーンの光球がフォゴンに体当たりをかまし、その後ゆっくりと地面に降り立ち、やがて巨大な人の形となって立ち上がった。


「あれは!」

「ラクスだ!」


 ラクスは手に乗せた小さなモンスターを優しく地面に降ろすと、フォゴンの方へ向き直る。


「ゼアッ!」


 戦いの構えを取ってからすぐに両腕を水平にして胸に添え、右腕を後ろに振りかぶってアストロイドボムを生成し、フォゴンに向かって投擲した。


「行けぇ! アストロイドボムでフッ飛ばしちまえ!」


 しかしアストロイドボムも霧によって無効化されてしまい、それを見たラクスはもう一度アストロイドボムを生成し、今度は五個に分裂させながら投げつけるも、やはり霧には無効化されてしまう。


 

「なんて奴だ、ソリッドレイすら無効化するとは」


 ソリッドレイとは、ラクスの体内に流れるエネルギーを硬質化した光となるまで凝縮したものである。

 そんな超高エネルギーの塊をフォゴンの霧は無効化してしまったのだ。

 

 

 ラクスの精神空間でリヒトは眉を顰めてフォゴンを睨みつけ、それを知ってか知らずかフォゴンは被膜が破れてほぼ骨だけとなった翼を広げてラクスを威嚇し、ラクスへ向けてドラゴンブレスを放射する。

 

「ゼェイヤッ!」


 飛翔したラクスは翼の露出した骨から毒性の斬撃を放つフォゴンの攻撃を回避しながら、アストロイドボムを連射して反撃する。


 

「このままだとエネルギー切れになるな」

「ヴァルネラアイを使うんだ」

「え? でもこれってバリアとか壊す技だろ?」

「使ってみろ、それで駄目ならジェムを変えよう」

「わかった!」


 

 ラクスは一旦地面へ降り、楕円形の輝きを放つ双眸の前で腕を組んで下ろすと、細い光線が目から放たれてフォゴンの霧に命中した。


「おお⁉」

「フォゴンの霧が消えた!」


 ヴァルネラアイによって霧が消失したフォゴンは驚愕したように翼を動かすが、どうやら霧の力で飛んでいたらしく、みるみるうちに落下していく。


「ハッ! シィ……シアッ!」


 落下していくフォゴンを見たラクスは、指を二本を立てた状態で腕を交差させてエネルギーをチャージして腕を広げると、指先から紐状の光が放たれてフォゴンを完全に包み込んだ光の繭が形成された。


「ゼッ……シャッ!」

「ラクスが俺達に何か言ってるぞ」


 こちらを指した後でフォゴンが入った光の繭を指したのを見るに、ラクスは光の繭へ攻撃をしろと言いたいらしい。


「わかったよ巨人さん……今日の所は譲ってくれるってワケね!」

「ジュースティングショット、ロック!」

「ロック固定! 魔力充填率百パーセント!」


 三機のベディヴィアの砲門に槍の形状の光が形成されているのを見たラクスは、メテオシンボルの前で両拳を突き合わせて開き、光線の威力を乗算増幅するリダブライズサークルを展開する。


「ジュースティングショット! 発ッ射ァッ!」


 ベディヴィアから三本の光の槍が光の繭に突き刺さると同時に、ラクスはスパークルシュートを放ってフォゴンを焼き尽くし、空中で大爆発を起こした。


「やったぜ! ゾンビドラゴン野郎をぶっ飛ばしたな!」

「フォゴン掃討完了、ベースキャメロットへ帰還します」


 ミラがハンドサインをケイとラクスに送り、三機のベディヴィアが機体を翻して帰投するのを見届けてからラクスは空に向かって飛び立って行った。


「ゼワッチ!」


 


 無事にフォゴンを掃討できたが、まだすべて終わった訳ではない、これからダンジョン内で生き埋めになったリヒトを助け出さなくてはならない。


「リヒトォ……今助けてやっからな!」

「ダンジョンは時空歪曲されてるから時間はかかりますが、どうにかクォーツシーバーの位置情報を探れば……あれ?」


 イーライが怪訝な声を上げ、ヒオがそれに反応する。


「どうしたの?」

「変だな、位置がダンジョンの外側になってますね」


 ヒオとイーライが首を傾げていると、窓の外を眺めていたアイリスが何かに気付いたように声を上げた。


「みんな見ろ! こっちだ!」

「えっ? 隊長どうし……あっ!」

「なんかあったのか? どれどれ……おおっ!」


 なんとダンジョンの扉付近で、リヒトが大きく腕を振っているではないか。


「リヒト君! ヴェルク君、すぐに着陸を!」

「分かってるって! 無事でよかったぜこの野郎ーッ!」


 ケイがリヒトの前で着陸し、すぐに皆が駆け寄って来た。


「リヒト!」

「やー、それにしても災難でしたよ隊長、皆も迎え来てくれてありがとうね」

「よく無事だったな! ええ?」

「それにしてもリヒトさん、どうやって瓦礫の山から抜け出したんですか?」

「瓦礫が吹っ飛んでさ、そこをラクスに助けられたんだよね。彼には毎回助けられっぱなしだよ」

「そうか、あの時ラクスが地面に手をやったのはリヒト君を手に乗せていたからなんだ」

「まあでも、今回僕を助けてくれたのは、ラクスだけじゃないんだ」

「え? 他に誰かいるの?」

「そうだよ。ほら、おいで!」


 リヒトが呼びかけると、ダンジョンの扉の周囲にある崩れた柱から、あの小さなモンスターがひょこりと顔を出し、リヒトの腕の中に飛び込んで来た。


「はぁ~っ! かっわいぃ~ッ!」


 ヒオが目にハートを浮かべて一瞬で骨抜きになり、アイリスも平静を保っている風だが頬を染めてじっとモンスターの方を見ている。


「この子がリヒト君を⁉」

「おう、瓦礫を吹っ飛ばしてくれたんだよ。なー?」


 リヒトの方を見上げてぴぃと鳴き、その鳴き声にヒオは完全に崩れ落ちた。


「こいつ何てモンスターだ? ウェンディ分かるか?」

「いや~私もこんなかわいい……いや、こんな姿のモンスター初めて見ますね。そもそもどこで拾って来たんですか?」

「僕とイーライが入った部屋に大きな卵があってね、こいつはそこから生まれたんだ」

「なるほど、やけに懐いてるのは刷り込みの結果だったんですねぇ~、じゃあこの子にまだ名前って無いんですか?」


 そういえばそうだった、いつまでも〝小さなモンスター〟や〝おチビ〟では可哀想だろう。


「名前決めるの⁉ じゃあ私が決める!」

「いやいやいや、待ってくださいヒオさん。ここはこの子を最初に見つけたリヒト君が名付けるべきですよ」

「えぇ~……まぁ……そっか」

「僕が決めるの? うーん……」

 

 空を仰いでしばらくすると、あの可愛らしいぴぃという鳴き声が耳に飛び込んできた。


「ぴぃ……す」

「え?」

「この子はピース! ピースで決まりだ!」

「えぇ~もっと可愛いのが良い!」

「まあまあ良いじゃないかヒオ、ピースか……なかなかいい名前じゃないか?」

「ええ、平和って意味の言葉なんです。これからよろしくな、ピース?」


 ピースは手を挙げて一声鳴き、こうして探査隊に新しい小さな仲間が加わったのであった。



 

To Be Continued.

可愛い動物が好きです。

人に害をなすモンスターだけではなく、こんな可愛らしいタイプもちゃんとこの世界には居るんですよね。

ラクスにはまだまだ隠された力があります、果たしてどんな力を見せてくれるのか。

感想コメント、Twitter(現X)のフォロー、友達へのオススメもよろしくお願いします。

ではまた来週お会いしましょう!

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