マイスター51
優子も冒険から帰ってきてから新しい道に進んでいました。
優子は大学時代から食に関心を持っていました。
料理の研究家になっていて特にアレルギーや野菜など苦手な食べ物が多い子供たちの為に、アレルギーなら別の食材をアレンジして今まで食べられなかった料理を食べられるようにできないか。苦手な食べ物も、工夫して美味しく食べることはできないか。
生きることは食べること、食事が身体を作り、精神的にも偏食をしているいつも同じ物しか食べない方々にも、まずは、食事は美味しい。食事が美味しいと精神的にも、食べることが幸せに繋がることを理解してくれることが大切だと考えました。
食事は一日の中では必ず取らなければいけない。どんな生き物も栄養を得るから生きているから、何よりも食事が大切なことだと、生きる目的の一つに食事が含まれていることを、日々研究して毎日を送っていました。
優子が「今日はアレルギーについて一緒に勉強しましょうか」
生徒たちが「はい。優子さん今日もよろしくお願いします」
優子が「アレルギーが多い食べ物は、卵、牛乳、小麦粉、かに、エビ、蕎麦など。まだまだ名前を上げたらきりがない程に食べ物で辛い思いをされている方々は沢山います」
優子が「特にお子さんをお持ちのご両親は苦労をしていますし、一番は本人、アレルギーを持ったお子さんが辛い思いをされている」
優子が「私はそのアレルギーの壁をどうしたら超えられるか考え、一人でも多くの方々が食に関心を持っていただき、食べることは幸せなんだ。食事の時間は楽しむ空間であってほしいと考えています」
生徒1が「私の息子もアレルギーを持っていて、私も注意しながら息子と接していますが、みんなは普通に食べられる物も、息子は我慢しなくていけないことが、私も辛いです。でも、命にかかわることなので私も厳しく伝えてしまうこともあるんです」
優子が「それは、ご家族の方々はとても頑張って息子さんをお守りになられているんですね。でも、息子さんはまだ自分のことをご理解できるには少し早いのかもしれませんね」
優子が「あ母さん。まずは焦らないこと。私も力になれることはしますから一緒に乗り越えましょう」
生徒1が「優子さん。本当にありがとうございます。その言葉だけでも救われます」
優子が「アレルギーとは、免疫が深くかかわっているんです。特定の食べ物を摂取することにより症状が表れるんです」
優子が「アレルギーの症状も人それぞれで、咳や呼吸困難などの呼吸器症状。目、唇、口の中などの痒みや腫れ、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの粘膜症状。腹痛、下痢などの消化器症状などとても多くの症状があります。症状も個人差があり軽症から重症など様々ですね」
生徒2が「優子さん。私の娘も小麦アレルギーでして、ケーキなどお菓子には小麦を使った商品が多く、娘も自分は食べられないことを理解はしているんですけど、子供にとっては、お菓子って特別何ですよね。それを我慢させてしまう私もどうにかしたいんですけど私にもどうしたらいいか悩んでいます」
優子が「そうですね。娘さんにとってはお菓子を食べる時間が一番嬉しい時間だと思います。今日はクッキーを作ってみようと考えてます」
優子が「クッキーにはアレルギーになる卵、小麦、乳製品が使われているのも多く、それらを使わないで出来るクッキーを作ります」
優子が「まずは小麦粉の代わり米粉を使います。米粉はその名の通りお米から作られているので、小麦がアレルギーのお子さんも食べられます。それではレシピを伝えるので、みなさん準備して下さい」
優子の料理教室は始めはオンラインから始めました。
始めはそんなに参加人数は少なく、優子の知名度もなかったので、人気がなかった。
でも、一人一人に丁寧に答えて、生徒の質問にも真剣に向き合って、説明も分かりやすく、特にアレルギーで悩んでいる人たちや、食事の好き嫌いが激しく、偏食をしていてどうしたら改善できるかの質問に、優子も色々なアイディア料理を作ったり、優子は食事は無理に食べさせるのではなく、まずは食べる人が食に対して興味を持つことが大切で、食事は楽しんで食べることが何よりも大事だと考えて、楽しく料理を頂きますということをモットーに毎日、料理をアレンジして、分からないことは調べて、理解したら丁寧に生徒に伝えるようにしています。優子は一人暮らしをしています。その方が料理に集中して向き合えるから。
優子が「今日はこれくらいにしとこうかな。あら、今日は星空が綺麗ね。この星のどこかにディパーチャーはあるのかな。みんなも今は自分の進む道を進んでいるのね。お星様。みんなが元気でやりたいことが叶いますように」
優子はお星様に願った。
今は各自、やりたい道に進んでいます。でも、またいつの日かみんなと集まって何かが出来れば嬉しいなと、優子の願いが夜空の光に包み込んだ。




