マイスター45
これから大航海が始まる。
学が「風も追い風。順風です」
純が「船の上も気持ちがいいわね」
優子が「本当ね。波も緩やかで穏やかだわ」
道が「船の生活を満喫しよう」
鉄が「水の上も悪くねえな」
優子が「水の色も青くてきれいね」
純が「ええ。ロマンティックね」
学が「癒されますね」
道が「気持ちがさわやかになるな」
船の生活は案外快適だった。狭いスペースで生活しているが、湖は広く開放感がある。自由な時間も、本を読んだり、トランプをしたり、ゆっくり流れる時間を楽しんだ。
鉄が「のどかだな~」
学が「こんなに平和だと心に余裕が持てますね」
そんな航海をして数日が経った。夕方頃、何かがそこにあった。
優子が「ねえ。あれは何かしら?」
鉄が「何かあったか?」
純が「どうしたの?」
大きな岩山があり穴が開いている。
道が「洞窟があるな」
学が「どうやら陸地もあり上陸できますね」
道が「探検は明日しよう。もう遅いから船の上で一夜をすごそう」
鉄が「待ち遠しいな。いったいどんなことが起こるのか」
純が「楽しみね」
優子が「今日はゆっくり休んで明日に備えましょう」
期待を胸に夜は静かに過ぎ、いよいよ冒険が始まる。
学が「みなさん。ヘッドライトは装着しましたね」
道が「鉄が先頭。次に学、優子、純、最後は俺の順番で行動する」
優子が「水と食料も持ったし、応急処置のできる救急道具もあるわね」
鉄が「いくぞ」
洞窟に一同は入っていく。
純が「鉄と道がランタンを持ってくれるから明るいわね」
鉄が「岩がゴツゴツしているところもあるから気をつけろ」
道が「滑りやすい場所もある足元に注意しながら進もう」
優子が「そうね。意識して進むわ。洞窟の探検って、探検している感じするわね」
純が「本当。探検ってこういうイメージだったわ」
学が「本では洞窟の奥に宝箱があるのがセオリーですが」
鉄が「宝物か、それは楽しみだ」
洞窟を進むと広い空間の場所があったので休憩をした。
道が「どこまで奥はあるんだろうな」
優子が「そうね。まだ先があるわね」
鉄が「なあ。ここらの石、変じゃないか」
純が「本当。光っているような感じがするわ」
学が「そうですね。何か輝いているものが石に含まれていますね。この輝き。ひょっとして宝石ではないですか」
道が「ああ。これは宝石の原石があるな」
純が「素敵。綺麗ね」
優子が「ここに5つ落ちているわよ」
学が「5つ程なら頂いても罰は当たらいでしょう」
純が「ねえ。この宝石。友情の証にしない」
道が「ああ。最高の仲間の証だ」
鉄が「宝物はあったな」
洞窟の奥へ進むと狭い場所があった。
学が「だんだん狭くなってきましたね」
純が「ちょっと窮屈になってきたわ」
優子が「焦らずゆっくり進みましょう」
道が「ああ。ここを抜ければ何かがあるぞ」
鉄が「奥の方に光が見えてきたぞ」
洞窟の光の方へ抜けるとそこに広がっていたのはまさに楽園だった。
鉄が「こいつはたまげた」
鉄は生まれて初めて度肝を抜かれた。
学が「こんな世界があったとは」
学も本の世界よりも素晴らしい世界がそこにあった。
優子が「まさに夢のようね」
優子もこんな世界があるなんて、夢のような世界が広がっていた。
純が「こんな景色があるなんて」
純も今まで見たことのない景色に心を奪われた。
道が「これがこの星の答えだったんだ」
道はこの星の答えが、この世界を見て感じた。
みんなの目に映ったのは一面の色々な色の花が咲き誇っているまさに楽園だった。
ピンクの花、黄色の花、赤い花、オレンジの花、青い花、白い花、緑の花、紫の花、虹色の花が沢山咲いている。周りを虹色の蝶が舞っている。
一同は絶景の景色に酔いしれていた。このまま時間が止まり、ずっと眺めていたい。最高の時間を過ごしていた。
優子が「こんなに心がときめいたの生まれて初めて」
純が「私。この景色一生忘れない」
学が「現実ってとても素晴らしいものなんのですね」
鉄が「わしたちはこの風景に出会うために出会ったのかもな」
道が「この星は誰も踏み入れていない、誰も見たことのない星だった。この星が自分たちに何を見せてくれたのか、それはとても美しい」
道が「この星はとても美しかった」
こうして航海の旅は終わりを迎えた。それはこの星での冒険も終わりを告げる事でもあった。




