マイスター43
優子の過去編。。優子は自分と向き合い。本当に自分は何が出来るのか考える時期でした。
学が「そういえば。学校といえば。大学は優子さんだけ都会の学校に進学しましたね」
学が「我々4人は宇宙について専門的なことが学べる大学に行きましたが、優子さんは一人都会で一人暮らししていましたね」
優子が「そうね。私あの頃は本当に自分が何をやりたいのか、考えた時期で自分の力で生きてみたかったの」
優子。18歳。高校卒業式。
純が「優子。都会に行っても元気でね。メールするから」
学が「優子さん。頑張って下さい。私はいつも優子さんを応援しています」
鉄が「優子。またな。お前ならできる」
道が「優子。自分の信じた道を進め。俺はお前を信じてる」
優子が「みんな。ありがとう。私、頑張るね」
こうして優子は一人都会へ向かった。
優子が「やっぱり、都会は家賃が高いわね。バイトしないと」
優子が都会生活を始め、大学で勉強して空いた時間はバイトして忙しい日々が続いた。
半年が過ぎて学校にも一人暮らしにも慣れてきた。
そんなある日、講義を終えて大学から帰るときにある出会いがありました。
おばあさんが道で足を押さえてしゃがんでる。
おばあさんが「痛い」
優子が「おばあさん。どうかされましたか?」
おばあさんが「足をくじいてしまって」
優子が「それは大変。おばあさん。足は動かさないで」
飯塚が「どうかされましたか?」
優子が「おばあさんが足をくじいてしまって、足を冷やさないと」
飯塚が「待って下さい」
飯塚が瞬間冷却シートを優子に渡した。
飯塚が「これを使って下さい」
優子が「ありがとう」
優子が冷却シートを使ってタオルで足を固定した。
近所の人が「どうかしたの?」
優子が「おばあさんが足をくじいてしまって今応急処置をしているところです」
近所の人が「それは大変。私。車で病院までお連れします」
優子が「ありがとうございます。助かります」
おばあさんが「お嬢さん。ありがとうよ」
優子が「おばあさん。お大事になさって下さいね」
おばあさんは車で病院へと向かいました。
飯塚が「おばあさん。良くなるといいですね」
優子が「ええ。そうですね」
優子が「あ。ごめんなさい。私夢中で。色々ありがとうございました」
飯塚が「いいえ。おばあさん。良くなるといいですね」
優子が「そうですね。ありがとうございます」
飯塚が「それじゃ」
優子が「はい。ありがとうございました」
次の日、学食で食事をする優子。ふとした瞬間に飯塚と出会いました。
優子が食事を食べ終わり食器を返す時に飯塚がそこにいました。
優子が「あなたは」
飯塚が「君は」
お互い講義が終わり帰り道。優子と飯塚が話をしていた。
優子が「ここの学生だったんですね」
飯塚が「はい。1年の飯塚です」
優子が「私も1年の小早川です」
優子が「昨日は色々ありがとうございました」
飯塚が「いいえ。小早川さんは凄いですね。アクシデントにも素早く対応して」
優子が「あの時は無我夢中で。でも冷却シートなんてよく持っていましたね。助かりました」
飯塚が「あれは自分の夢がありまして、よく自分も怪我したときに使うんで」
それから優子と飯塚は友人になった。お互いに時間があるときは会って色々な話をした。
優子が「今日の講義も無事に終わりましたね」
飯塚が「はい。やっぱり大学が終ると安心しますね。これからは自分の時間に使えるので」
優子が「私も、今日はバイトがないので、ゆっくり自分の時間を楽しもうと思っています」
飯塚が「小早川さん。自分には前に夢があると言いましたね」
優子が「そうですね。飯塚さんがその夢に向かって一生懸命に何かをやっているのは感じていました」
飯塚が「はい。僕。在学中。ロードバイクで日本一周したいんです」
優子が「日本一周!」
飯塚が「そうなんです。子供の頃からの夢で」
優子が「そうですか。それは素晴らしいし夢ですね」
飯塚が「小早川さんはやっぱりすごいですね。今ままで、この夢を話した人は驚いて無理だと言って笑われるだけでしたから」
優子が「私の知り合いでいつも自分の夢へ向かって進んでいる人がいて、いつも眩しいんです。私が追いついたと思ったら、その人はまた先へ進んでる。私、このままじゃ。いつまでたっても後を追いかけるだけで、それじゃ。いけないと感じました。私も何かやらないといけないと」
飯塚が「小早川さんにとってその存在は特別な存在なんですね。自分が何をやりたいか分からないときは原点にかえることですよ。自分はなんでそうしたかったか、そのときに何を思ったか」
飯塚が「答えはとてもシンプルです」
優子が「飯塚さん。私。宇宙へ行きたいです。ずっと憧れていました」
飯塚が「小早川さん。あなたは憧れている姿が一番輝いていますね」
優子は大学生活で食に関する勉強をした。バイトも飲食関係の仕事も沢山した。生きることは食べることだと感じたから。
都会の大学で一人暮らしを始めて優子の実家から度々仕送りが送られてきます。
宅配の方が「すみません。お届け物です」
優子が「はい。ありがとうございます」
宅配の方が「ありがとうございました」
優子が「お母さんからのお届け物ね」
お母さんからの仕送りは野菜や、お米やごみ袋などの生活用品などが多く一人暮らしでお金も何かと掛かる生活をしている優子にとってはとても助かります。
そして、必ず入っているものがあります。両親からの手紙です。手紙といってもいつも一言、二言の短い文章ですが、一人で生活している優子にとって両親の存在の大きさを感じとれる大切な時間にもなっています。
優子が「今日もお手紙が入っているわね」
手紙の内容は。
「優ちゃん。これから寒くなりますね。体には気をつけて温かくして栄養の物をしっかり食べて健康に気をつけて下さい。母より。」
「優。元気か?お前は何事も一生懸命頑張るからな。お父さんはそんな優のことをいつも応援しています。納得いくまで頑張れ!父より。」
優子が「お父さん。お母さん。ありがとう」
大学も4年生になり進路について考え始めた。
電話越しで優子と飯塚が話をしている。
優子が「飯塚さん。今、北海道にいるのね
飯塚が「はい。これからゆっくり色々な場所を回ろうと思ってます」
飯塚が「小早川さんはもう4年生で卒業の年ですね」
優子が「うん。私もやっとやりたいことができるわ」
飯塚が「僕も今、自分に何ができるのか、探しながら旅をしています」
優子が「そうね。お互いに頑張りましょう」
飯塚が「はい。ありがとうございます。小早川さん。宇宙行けるといいですね」
優子が「ありがとう。頑張ります。飯塚さんも日本一周できることを願っています」
こうして、優子にとって何がやりたくて、目指すものは何かを探す旅は終わった。
そして、これからはみんなと一緒に誓い合った夢に向かうためにみんなの待つ場所へ戻った。
純が「また優子と一緒に旅が出来て嬉しいわ」
学が「みんなで今ここいること幸せです」
道が「優子。お前の気持ちに救われているよ。ありがとう」
優子が「私もまた同じ夢に入れて嬉しい」
鉄が「何でも芯は変わらんよ。そして、思いが同じ者が集まる」
純が「みんなのこと知れてもっとみんなのこと好きになっちゃった」
優子が「私も今すごく幸せ」
道が「よし、これからもよろしくな」
こうして深い深い夜は静かに終わりを告げた。また新しい明日を迎えるために。




