マイスター41
鉄の過去編。鉄の武勇伝はここから始まりました。
優子が「鉄の子供の頃はどうだったの?」
鉄が「わしか⁉」
鉄が「わしは家には飯食うことと寝ること以外は外で遊んでいたな」
学が「柔道はいつからやっていたんですか?」
鉄が「柔道は父ちゃんがやっていたんで、生活の一部だった。そうだな。中学の頃から大会にも出始めたな」
鉄。12歳。中学校。入学式。
父親が「鉄。今日から中学だ。気合い入れろ」
鉄が「おう。父ちゃん。行ってくる」
鉄が「今日からここが新しい世界だな」
河合が「先輩。おはようございます」
鉄が「お?」
鉄が「わしのことか?」
河合が「はい。今日からよろしくお願いします」
鉄が「いや。わしは今日からここに通うものだが」
河合が「え。僕と同じ。同級生?」
鉄が「おう。辰巳鉄ってんだ。鉄でいいぞ」
河合が「鉄君は体が大きいね。何かスポーツやっていたの?」
鉄が「いや。スポーツって程のものはやってないな」
河合が「それじゃ。中学で部活何かやりなよ」
鉄が「部活か。まだよくわからんな」
それから、河合と顔馴染みとなった。一か月が過ぎ少しずつ中学にも慣れてきた。
同級生1が「鉄。部活なににするか決めたか?」
鉄が「わしは宇宙について学びたいな」
同級生1が「宇宙?」
鉄が「おう。わしはパイロットになりたいんだ」
同級生1が「宇宙か。でも鉄は体もデカいし何かスポーツの部活、やれば活躍できるんじゃないか、体育も得意だろ」
鉄が「スポーツか。嫌いじゃないが、なんかまだ実感がないな」
同級生2が「部活といえばこの学校の柔道部はやばいらしい」
同級生3が「おれも聞いたよ。番長がしめているらしいぞ。近づかないほうがいいぞ」
鉄が同級生達と帰宅している。
同級生達が「それじゃ。また明日な」
鉄が「おう。またな」
途中、河合と出会った。
鉄が「お。河合じゃないか。パーティーでもやるのか飲み物が大量だな」
河合が「鉄君。ごめん。急いでいるから」
鉄が「河合!1個落ちたぞ」
河合に手渡す。
鉄が「ん。河合。顔どうした?」
河合が「なんでもないよ。それじゃ」
次の日。ある事件が起こった。
生徒1が「おい。誰かがしめられているぞ」
生徒2が「馬鹿。関わるなよ」
鉄が「なんだ。喧嘩か?」
河合が上級生に殴られていた。
2年生1が「河合。柔道の練習をしてやるよ。お前サンドバッグな」
2年生2が「おお。いいね」
河合が「勘弁して下さい」
2年生3が「サンドバッグがしゃべんな」
鉄が「ほう。最近の喧嘩はダサいの。1人に3人がかりか」
2年生1が「てめえ。誰だ」
鉄が「1年1組。辰巳鉄だ」
2年生2が「1年?上級生に向かってその態度はなんだ」
鉄が「うるさいの。つべこべ言わずにかかってこいや」
2年生3が「やっちまえ」
鉄に3人が殴りかかった。鉄は右手で一人。左手で一人を持ち上げた。もう一人は一発、鉄の顔を殴った。
鉄が「痒いの!」
そのまま二人を殴った相手に投げ飛ばした。
鉄が「喧嘩の仕方を教えたる」
鉄が3人を担ぎ上げてぶん投げた。
2年生たちが「くそ。とりあえず逃げるぞ」
鉄が「河合。大丈夫か」
河合が「鉄君。どうしよう。先輩たちがしかえしに来るよ」
鉄が「先輩?それは誰だ?」
河合が「柔道部の先輩たち。20人ぐらいはいるよ」
鉄が「柔道部?それはどこだ?」
河合が「体育館の隣の柔道場」
鉄が「ありがとう」
河合が「鉄君。まさか」
鉄が柔道場へ向かった。
3年生1が「てめえら。1年坊になめられたまま逃げたのか」
3年生1が2年生3人を平手打ちした。
3年生2が「なめてんのか」
2年生1が「申し訳ありません」
2年生2が「勘弁して下さい」
番長が「おい。お前ら。その鉄って奴を俺の前へ連れてこい」
番長が「子分の借りは俺がきっちり返したる」
2年生たちが「ありがとうございます」
番長が「俺は優しいから鉄しめたあと、ケツバット100発で勘弁してやる」
その時、柔道場のドアが開いた。
鉄が「ここは柔道場か」
3年生が「誰だてめえ」
鉄が「鉄ってもんだ」
鉄が「ここの頭は誰じゃ?」
番長が「てめえが鉄か、わしのシマで随分勝手なことをしてくれたの。生きて帰れると思うなよ」
鉄が「柔道部ってのは口喧嘩が得意じゃの」
鉄が「かかってこいや」
河合がバットを持って柔道場へ行った。
河合が「鉄君。ごめん。怖くて遅れた」
鉄が「河合か。いい運動になった」
辺りは上級生が倒れている。番長も気を失っている。
河合が「鉄君がみんなやったの?」
鉄が「おう。動いたから腹減った」
河合が「鉄君。帰りにコロッケでも食べてかえろうよ」
鉄が「わしはメンチカツのほうが好きだな」
それから鉄は柔道部へ入った。それから、無敗の王者として君臨した。
学が「豪快な話ですね」
純が「鉄っぽいね」
道が「ああ。鉄らしくて心が熱くなったよ」
優子が「みんな。ちょっとブレイクタイムしない?」
優子がお茶とクッキーを持ってきた。
学が「みなさんのお話を聞けて楽しいですね」
鉄が「おう。歴史を感じるのも悪くねぇな」
道が「ああ。面白いよ」
純が「そうね。私もみんなのことを知れて嬉しいわ」
優子が「時間を忘れて聞き入ってしまうわね」




