マイスター37
晴れの日。ビワの木でビワの実をみんなで採っていた。
純が「果実酒でも作ってみようかしら」
学が「ビワの他に何か食べられる実はあるのでしょうか」
道が「今のところは確認できていないな」
鉄が「おう。今度また探してみるか」
優子が「このくらいでいいかな。そんなに採っても食べきれないわ」
純が「これだけあれば、ジャムも作れるわね」
学が「いいですね。頭を使うと甘い物が欲しくなります」
優子が「そうね。ジャムなら保存もきくし」
純が「リスさんも食べると思うから必要な分までにしときましょう」
優子が「そうね。私たちの食べきれる分だけにしておきましょう」
純が「でも、見てみたかったな。リスさん」
道が「出会いたいと願えば願いは叶うかもな」
鉄が「なあ。ビワを食べた後、種があるだろ。それを地面に植えたらビワ食えるかな?」
学が「多分。可能性はありますが、立派に成長するまで8年から10年くらいかかりますよ」
鉄が「そいつは気の長え話だな」
純が「マイスターに移住はしないから、生態に影響を及ぼしてしまうかもしれないから、おすすめは出来ないわね」
鉄が「そうだな。ここで採れるだけで腹いっぱいになるから十分だな」
優子が「学。絵を描いているの」
学が「はい。本を書くときに便利なので」
道が「このビワが俺たちが初めてこの星の食べ物を口にした最初だったよな」
純が「そうね。この星が私たちを受け入れてくれたみたいで嬉しかった」
学が「始めは緊張しましたよ。でも、本当の発見ができて、とても参考になりました」
優子が「私たち本当にこの星で生きているのね」
鉄が「おう。まさに青春の味だった。この星はわしたちの青春真っただ中。今度はどんな初めてが待っているんだろうな」




