マイスター35
夜。みんなで星を眺めることにした。
学が「この星は星空がよく見えますね」
純が「ええ。灯りがないのもそうだけど、空気がきれいだからね」
学が「そうですね。人工物がまったくありませんから」
道が「子供の頃からこんな景色を夢見ていた。星の光は何億光年離れた場所からの光だと知ったときは驚いた」
鉄が「わしもガキの頃から宇宙で旅をしたかった。宇宙は広い、まだまだ分からないことがたくさんあるだろ。誰も行ったことがない場所を見てみたい。ただそれだけの思いだったな」
優子が「誰も見たことがない世界ってどんな世界かな。誰も見たことがないなら、誰も分からないことと一緒でしょ」
道が「そうだな。答えはまだ分からない。けど、いつかそんな世界と出会いたい」
純が「この星のどこかに地球があるのよね」
優子が「不思議よね。地球で見る星は地球の他にどんな星があるのかなと考える。今は地球はどこかなと探してる」
道が「ああ。故郷を思い出すのも悪くないな」
学が「ええ。この星のことも地球と同じようにいつの日か思い出すことが出来れば嬉しいです」
鉄が「思いは繋がるぞ。ずっと持ち続ければな」
純が「私、みんなとこの星に来れて良かった」
みんなの思いは星に届く。宇宙へ行きたいと願ったのは高校生だった。
そんな彼ら、彼女たちは夢を持ち続けた。そして、今、このマイスターにいる。こんな素晴らしい景色を観れている。
みんなはこの先どんな世界を夢にみるのか、でもまだ、今はこの素晴らしい世界をみんなで楽しみたい。みんなともっと新しいことに挑戦したい。
そんな、彼ら、彼女たちの思いを胸に、それぞれ果てしなく続く夜空に思いを馳せた。




