マイスター27
一度経験しているだけにスムーズに作業は終えた。
養殖小屋も完成して、池もできて、後は魚の準備だけとなった。
また、パーティーの準備をしていると予期せぬことが起こった。
学が「純さん、テーブルのセッティング終わりました」
学が「純さん?大変だ。純さんが倒れてる」
優子が「熱があるわ」
道が「純。大丈夫か。学。悪いが。氷水の枕と、冷やしたタオルを持ってきてくれ」
道が純を運んで自室のベッドに休ませた。
優子が「純。頑張りすぎたのね」
道が「みんな悪い。働かせすぎたな」
鉄が「気にすんな。疲れたら、休めばいい」
優子が「そうよ。あまり考えすぎない……で」
優子もその場に倒れこもうとした瞬間、道が優子を抱きかかえた。
道が「優子?すごい熱だ」
純と優子が今までの疲労で体調を崩した。2人とも、慣れない環境で生活して、冒険や、建築作業。畑の準備など体に負荷がかかり、疲れが溜まっていた。
学が「純さんも優子さんも今は眠ってます。薬が効けばいいのですが」
道が「本当にごめん。先のことばかり考えてみんなに無理をさせすぎていた」
学が「道さんは悪くないですよ。そんなに自分を責めないで下さい」
鉄が「そうだぞ道。起ったことを悔やむのは後だ。今はこれからのことを考えろ」
道が「ああ。そうだな。今できることをやろう」
学が「はい。私はおかゆを作ります。弱った時には消化にいいものがいいですから」
鉄が「よっしゃー!わしはネギを焼くぞ。焼いたネギを巻くと風邪に利くからな」
道が「俺は掃除や、換気、なるべく部屋を清潔に。時間がある人は冷たいタオルを変えたり、純と優子の様子を確認しよう」
鉄が「乗り越えるぞ」
道が「鉄。学。ありがとう」
道はみんなの生活を良くするために考えて発言していた。それをみんなが分かったうえで行動していた。純と優子が体を崩したことは道の責任ではないと学は感じていた。
鉄はこのピンチにあえて厳しいことを道に伝える。こういう時だからこそ今何をやるべきかが重要だということを鉄は伝えたかった。
道は学の優しい言葉と鉄の激に冷静さを取り戻す。今できることをやろう。それがこのピンチを乗り越えることだと感じた。




