マイスター12
一方。ホームに残った。鉄と純は自給自足の為の畑づくりをやっていた。
純が「さすが、鉄ね。鍬一本でもうだいぶ、耕しているわ」
鉄が「なあ、純。野菜ってどれくらいで育つんだ」
純が「昔は種まきからだったら、だいぶ時間がかかったけど、今は成長を促進する肥料を与えれば一週間もすれば食べられるわよ」
鉄が「畑の仕事って楽しいな。こうやって土とたわむれているとガキの頃を思い出すよ」
純が「どんな子供だったの?」
鉄が「わしがガキの頃は腹が減ったら家に帰り、腹がいっぱいになったら外で遊んでいた。近所の奴らと一緒に山に行って探検したり、川で釣りしたり、夜みんなで集まって焚き火して怒られたこともあったな。」
鉄が「わしは山で迷子になって一晩、山の中をさまよったことがあった、その時頂上で見た辺り一面の星空に度肝を抜かれた。わしがデカくなったらあの世界に行くんだと心に誓った」
純が「私は子供のときからこういう自分の力で生きることに憧れていたの」
純が「私もね。星のお姫様という小説を子供の時に好きだったの。お姫様が人々が困っていたらお星様にお願いして人々を助けていくの、子供の頃は星を見る度にこのお話を思い出したわ」
鉄が「星っていうのはすごいな。ロマンがある。わしたちに夢も願いも叶えてくれる。」
純が「ええ。とても大切な存在ね」
鉄が「動いたら腹減ったな」
純が「そうね。もうお昼の時間ね」




