マイスター11
次の日、ホームに残る人は自給自足の準備。探索隊は地図を書いて、今自分たちがどこにいるか分かるようにすることを目標に旅が始まった。
今日の探索隊は道と学と優子で、残る組は鉄と純となった。
自分の出来ないことは支え合うけど、自分の出来ることは自分でやる。
探索隊も、学が地図を書くことは決まったが、学の負担を軽くしようとメンバー全員が考えている。
鉄が「お土産はいらねえからな」
純が「みんなの無事を祈っているわ」
優子が「ありがとう。用心に食料と飲み水は少し多く持っていきましょう」
道が「今日はジャングルの奥地までいけたらいいな」
学が「昨日の場所は記入しておきました」
優子が「まずは、昨日発見した川まで行きましょう」
3人はジャングルへと入っていった。
優子が「あれは何かしら」
木の上にリスのような生き物が木の実を食べている。
学が「見てください。お腹に袋のようなものがありますよ」
道が「袋の中から木の実を出して食べているのか」
優子が「なんだか。癒されるわ」
道が「愛くるしいな」
ジャングルを進み昨日来た川までやってきた。
優子が「本当にきれいな川ね」
道が「結構冷たいな」
学が「今日はクマはいませんね」
道が「お腹も減ってきたし、ここでお昼にしよう」
優子が「今日は、おにぎりと、卵焼きと鶏のから揚げよ」
道が「どれもうまそうだ」
学が「今、正午前なので、午後はいよいよ奥地に入ります」
優子が「それじゃ。沢山食べて体力つけなくちゃ」
道が「釣り道具でも作って釣りでもしようかな」
学が「魚はたくさんいますから、いいかもしれませんね」
優子が「ねぇ。何か草むらにいない」
学が「まさか。またクマは勘弁してください」
道が「どうやら、そのまさかみたいだぞ」
大きいクマが昨日と同様現れた。
優子が「どうしよう」
道が「俺がひきつける」
優子が「道どこへ行くの、そっちは川よ」
学が「優子さん。いいんです。僕らは草むらに行きましょう」
学が「餌でおびき寄せているんですよ」
弁当の残りを川の方へ置いた、クマが匂いにつられて弁当に注意がいった。
道が「今だ。逃げろ」
3人は全速力でその場から立ち去った。
道が後ろを向いた。獣の気配はない。
道が「もう大丈夫みたいだぞ」
優子が「学生の時の運動会のリレー以来ね。全力で走ったのは」
学が「みなさん。少し休みましょう。もう、足が動かない」
優子が「ここはどこかしら」
道が「どうやらジャングルの奥深くまで進んだみたいだ」




