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神の如き宇宙人は何もしない~ただ売るだけ~  作者: 苺一会
第三部「外圧と葛藤・日本が試される」第七章「豪州の台頭・佑の葛藤」

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閑話「信長の面影」

 時期:1805年


 1805年、信幸が工作船へ来た。

 佑は書類を見ていた。


 ふと顔を上げる。

 信幸が笑っていた。


 その瞬間、信長に見えた。

 本当に一瞬だけ。


 佑は固まる。


「どうしました?」

「いえ……」


 少し沈黙。

「信長さんに似てたもので……」


 信幸は笑った。

「皆そう言います」


「そうでしょうね」

 佑も笑う。

 しかし、内心は違った。


 百四十年、信長が死んでから。

 まだ覚えている、声も、笑い方も、怒り方も。


「会いたかったですか?」

 突然だった。


 佑は驚く。

「……はい」


「そうですか」

 それだけだった。


 しかし、信幸はそれ以上聞かなかった。


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