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閑話「エルフ、初めて温泉に敗北」
時期:第二部
「いいですか? 発酵は文明です」フィリアが言った。
「いーや、インフラだ」ドワリンが答えた。
「いやいや、鉄道に決まっているじゃないですか」ライルが答えた。
三人で言い争いながら温泉へ。
十分後。
全員無言。
二十分後。
「……」
「……」
「……」
三十分後。
「温泉でしたね」
「温泉だな」
「温泉でした」
その日。
三人は文明の定義について議論しなかった。
帰り道、三人はまた言い争いを始めた。ただし今回は、文明の定義に温泉が加わっていた。




