ヒトミ教の変貌
「では、作戦を話すわね。」
レイスが話す。
「ちょっと待って! 私、トイレ行きたい。」
アズミは緊張したのかな?
「トイレはあちらですよー。」
レイスが案内する。
「では、アズミさんがおトイレに行っている間にこれでも食べてて。」
レイスが何か出してきた。
「これは、何? 綺麗でおいしそう!」
マオはワクワクしながら言った。
「これは、ケーキってものだよ。そうねぇ。お祝い事をする時に食べるんだよ。」
そして、レイスが切り分けてくれた。
一口、ケーキを口に入れると甘味が口のなかに広がる。そして、おいしい……。
「上に乗ってる赤いのは何?」
「これは、苺だよ。可愛いでしょ?」
「うん!」
マオはケーキの魅力にすっかりと嵌まった。すると、アズミがトイレから帰ってきた。
「アズミおかえりー。アズミもこれ食べてみて! おいしいよ! ケーキ!」
「う……うん。ありがと。」
アズミはケーキを食べる。アズミも美味しそうに食べていたが何か浮かない顔をしていた。
「アズミ、どうしたの? 何か嫌な事があった? さっきトイレから帰ってきてから変だよ。」
「何でもないよ。心配してくれてありがとうね。マオさん。」
「マオでいいのならいつでも相談に乗るからね。便りにしてね!」
アズミは苦笑いを浮かべていた。
「それでは、作戦会議を始めるわね。」
レイスが作戦を話し始めた。続けてレイスが話す。
「私は、これからヒトミ様へ報告に行くんたけど……貴方達には着いてきてもらうわ。勿論、貴族達が集まる場所なのでそれ相応の作法は覚えてもらうわ。」
「わかりました。船の移動がありますよね? その時に全員で覚えます。」
女神様が答える。
「そうね。さすが冒険者ギルドの女神様と言われるだけあるわね。じゃあ、船の中で作法を教えましょう。」
「あの……報告とはどんな報告ですか?」
ダイチが聞いた。
「そうねぇ……東の民へどれだけ改宗させたか。そして、どれだけの人数を奴隷としてヒルコ大陸に運んだかを報告するわ。勿論、君達の行動は報告しないわ。怪しまれないような数字を言っておくわ。」
「わかりました。やっぱりヒトミ教主導で奴隷を集めてるのですね。」
ダイチが聞く
「うーん。そうねぇ。ヒトミ教主導で集めてるんだけど、その旗を振ってるのはヒトミ様じゃないわ。」
「「どういうことですか?」」
ダイチと女神様が同時に聞いた。
「それはね、バソニっていう奴隷斡旋会社がヒトミ教の会議に入り混んでるんだよ。なんでも、『これからは企業と手を組んでヒトミ教を繁栄させていく』という趣旨の元にね。それで、現在は東の民やヒルコ大陸の原住民を奴隷にしてもいいっていう法案ができてこの現状さ。昔は、犯罪者や捕虜や魔物以外は奴隷にひてはいけないって法案があったのに、それが全て撤廃されの。それからだわ。私がヒトミ教に不信感を抱くようになったのは……今のヒトミ教は何かがおかしいの。」




