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死者からの電話 ③

今回の事件と依頼の関係性とは?

本当に彼女は死者なのか?

わぁ〜本当だね。間違いなく彼女だね」

明音に事情を話映像を観てもらうと、驚きながらも彼女であると断言した。

彼女自身を見たのは明音だけだなので、確認がスムーズにとれた

「死者が電話か・・・・そんなこと絶対にありえねぇ」

「でもあか先生それじゃあカメラに映った彼女は誰ってことになりますが?」

「(コクコク!)」

問題は死者である彼女がなぜ監視カメラにのっていたのか、なぜ探偵事務所に電話してきたのかだ

依頼内容が探して欲しいのなら遺体は見つかっているので、依頼達成になるが何とも腑に落ちない。

「自分じゃなくて犯人を探せってことか?」

依頼人は探して欲しいとしか言っていない。

この状況を知らなかったからこそ、自分たちは迷子探しかと思ったが、今の状況と照らし合わせると、自分ではなく犯人を探せということ

本当にカメラに映った彼女が亡くなった彼女であり、未練があったとしたら・・・

「明音、悪いけど俺らの依頼も言うからそっちの状況も説明してくれねぇか?どうも無関係じゃなさそうだ」

「分かったよ。それじゃあ場所を変えようか」





被害者の部屋




被害者

名前: ミリ

年齢:大学1年

家族構成:孤児

赤子の時ホテル火災にて救出

身元引受人なし





彼女の部屋は女性の一人暮らしと言う割には、物が少なく寂しい部屋だ

広くも狭くもない部屋に4人が輪になり立っている

絵面的には少々シュールである

「明音の目で正しいなら、本当に幽霊になるな。彼女に身内がいないのなら」

「そうだね。僕たちが調べた結果彼女は孤児。紅音覚えてる?20年前に起きた火災事件」

「あぁ、覚えてる。同時に3件火災が起きたアレだな」

少し顔をしかめながら当時のことを思い出す紅音とそんな紅音に苦笑しながら話す明音

杏沙とユウは何のことかわからず、首を傾げながらも話の腰を折らないように黙って二人を見ていた

それもそのはず、ユウはまだ赤子で杏沙に至っては生まれていない


20年前に起きた3件の同時火災事故

ある企業の検査ミスにより、劣化したパイプが破裂、そして爆発したのだ

火災は一晩中燃え続け、翌朝には完全鎮火したが、沢山の人がが亡くなり、孤児になる子も大勢いたとか


「あの火災のか・・・なるほどね。この事件警察はどうみてる?」

「僕らは事故として処理するつもりだよ」

「は?事故?」

「うん。彼女はこの先の川で見つかり、死因は溺死だった。ご遺体を調べた結果、アルコール反応がでた。」

「なるほど、そういうことね」

警察の見解はこうだ

自宅でお酒を飲んでいた彼女は、酔っ払ったまま外に

そのまま歩き続け、川へ転落そのままお亡くなりになったということ

遺体を見たわけではないが、プロが調べた結果そうならそうなのだろう

その結果に紅音は釈然としない、自身の勘がそう伝えているのだ

ただの勘・されど勘

勘なんて非科学的なもの信じられるはずないが、探偵業をしていて、この勘に助けられたことも多々ある、信じるに値するだろう

「明音、彼女の人間関係はもう調べているか?」


明音の目

天の目〈てんのめ〉と呼ばれる目のこと

様々な機能を持つ目で、一言では説明が難しい

今回は亡くなった彼女と監視カメラの彼女を見比べ

体系・顔の造形などもろもろすべてが一致したため

同一人物と判断された


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