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ここではないどこかへ  作者: ししまる
第四章 異世界 ~聖地~
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【クリスマス特別企画】番外編4 孤高の剣士

 






 いつも通りの毎日…








 何も変わらない日常…








 平穏…









 変化の無い日々の繰り返し…









 毎日この下らない日々を過ごすのかと考える度に嫌な気持ちになる。





「はぁ…」




 河原で独り、空を見上げながら、現実に嫌気がさすような溜息を吐く。

 心地良い風は、そんな溜息すらも乗せて何処かへ流れて行く…。






 今日は剣の稽古最中に、師範を間違って倒してしまった…


 そう、間違って…だ。


 まさかあんな剣術1つ躱せないなど想像もしていなかった…

 師範が名に伴う実力を持っていなかった事が今回の原因だと(おれ)は思う。



 しかし、周りの目は厳しいもので、己が不意を付いただの、毒を仕込んだだの、挙げ句の果てには、師範と組んで八百長した等の否定的見解を全力でぶつけられ、流石に頭にきてしまった。


 幼き頃から剣を振るう事だけに日々を費やしてきた。

 それ故に、今まで通ってきた道場では己の実力には届かない者達ばかりなのだ。




「やれやれまったく、新しい道場に入門して、まだ2ヶ月ってとこか…」




 問題を起こしては破門され、そんな繰り返しだ。いっそ道場破りでも始めようか…。


 以前の処も早々に破門され、己には剣を習う事が向いてないのか…

 剣を習う事云々よりも、己にはコレしか無い程に剣を振るっている…そして、己以上の剣士など今まで見たことが無い…

 己に剣を教える者に出会って無いのが、このような騒動の原因なのか…。


 この世界は広い、いつか己を驚かすような剣士と出逢いたいものだな。






 河原でブツブツと独り言を呟いていると、後ろから人が近づく気配がする。






「師範代…か?」


 振り向く事無く、背後の人物を当てると、当人は驚いたように口を開く…。



「なんと、其方には背中に眼が付いておるのか!?」

「なにを馬鹿なことを…。足運びや空気の乱れ、身体から発せられる特有の気で、だいたい分かるものだろう…。」



 というか、今通っている道場は、それすら分かっていないのか、、なんという低次元な…。




「ふ、ふむ、もちろんワシもそれくらいは造作もないがな…そ、それよりも、先程の剣術…アレをもう一度見せて欲しくてな…。」



 もう一度?まっぴら御免だ、自身より弱い剣士に教わることなど何も無い、何より己の求める情報も入って来る気配も無い…。

 本日を以て道場から去る事と決めているのに、、、、師範代は何を言っているのか…。



 ゆっくりと後ろを振り向き、目の前の男を確認する。



 道着姿の男は竹刀を腰にぶら下げながら、己の事を覗っている…。



「すまないが、己の剣は見世物じゃぁない…。さっきの奴に対する剣は忘れてくれ…。」

「しかし、、あれ程までの腕前を持ちながら、何故に剣の道場などに、、、其方なら自ら道場を開き世界に教えを広める事も容易であろう。」




 わかってねぇ、全くもって見当違いだ。




「人に教えるのは苦手だ…己が剣の修行をしているのは、どこかに己以上の存在が居ると信じているからだ…強い剣士の情報は、道場によく入ってくるからな…

 まぁなんにせよこれで、アンタの所からは出て行くさ、破門にでも何でもしてくれ…。」


「なっ!ま、まて、話は終わっ…」





 そう言い捨てながら、背中を向け河原から立ち去る。


 変に話し込んで、道場に残されるのは御免だ、次の所では強い剣士の情報が入るまで大人しくしているか…。







 そしてまた、同じような下らない日々を無駄に過ごすか…。







 下らない日々を…。

















 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※














 …










 幾年月が過ぎて…

 己は様々な経験を積んだ…。



 と言っても、相変わらず剣を振るう事以外に出来る事は無いが…。

 幾つもの道場を渡り歩き、強い剣士を求めたりもした…


 ある時は、傭兵のような仕事。

 ある時は、要人の警護。

 ある時は、ならず者の成敗。

 ある時は、未開の地へ赴き、魔物と呼ばれる化け物の討伐。




 やはりどれもこれも、つまらない。




 幾度となく振り下ろす剣が、己の証明と云わんばかりに何度も単身死地へと赴いた…。

 だが、そんな己を止めるような障害は無く…目の前に立つ者は皆恐怖に怯え命を落とす…。



 己は何のために剣の才を与えられたのか…



 人の命を奪う事など勿論好きでは無い…

 己が剣を振るう理由は己しか分からないはずなのに、その理由すら見失っていた…



 そんな己の噂を聞き付けた者達は、腕試しと称して勝負を挑み…そして散って行く。




 それでも己は剣を握る。



 いつしか己以上の存在が己を止めてくれると信じているから、それまで己は理由無き剣を振るう…





 虚しいものだ…








 剣を極めたなどと傲るつもりはないが、ここまで他の者達と差が開けて見えると、自身でも勘違いをしてしまう…。



 誰か己を止めてくれ…

 慢心に溺れたこの己を…

 誰か…











 …










 とある国の一介の剣士は年月を重ねるに連れ、その強さを更に向上させる。



 その強さは国内だけでは足らず、世界を股に掛け、知らぬ者は居ないと言われる程の腕前。



 いつしか人は噂する。

 その道の頂に立つ究極の剣士、各国で呼び方は違えど意味は同じ。

 最強の剣を極めし男はこう呼ばれる…



『極士』




 そんな称号など、ただの呼び方と当の本人は我関せず、国に仕える事も無く、ただ自信の道を進むのみ。

 そんな男の態度を快く思わなかった、とある小国は男を討とうと刺客を差し向けるが圧倒的実力差故に失敗、その一件で『極士』が刺客を差し向けた小国の官僚を、全て斬り伏せてしまう事件もあった…。


 自由奔放な危険な男を、何とかしようと各国は話し合う、だが男を止める術を持たない人々は何も出来ずに男を警戒するほか無かった…

 中には物量でなら勝機はあると発言した国もあったが、長年の逸話から千の兵を斬り伏せる男相手に物量などという作戦は無意味そのもの…


 例え効果があったとしても、何百人の命が犠牲になるのやら…。


 誰かが口にする「触らぬ極士に祟り無し…」男は世間から怯え、恐怖されながらも自由に、自身の歩むべき道を探していたのだった。


 齢36になった『極士』が剣を振るう理由を見つけたのは丁度その時でもあった。









 …








「さぁて、最近傍迷惑な山賊が出ると聞いていたが、本当にここか?」



 目の前には山道の入り口、頂上へと長く続く石段から見るに、山賊が現れるような物騒な所とも思えない。

 逆にここまで整備されているのなら、山賊は疎か、不届き者すら出ないのでは無いのか?



 男は別に山賊相手に腕試しをするつもりは無かった…。

 だが、男は自身の目に見える範囲、手の届く範囲の悪を斬るという信念を、いつしか抱き、それを実行していた。

 この日は旅の道中聞き付けた山賊の噂、平穏に暮らす民を脅かす存在を斬る、ただそれだけの為に、山賊の現れると言われていた場所まで来ていたのであった。






「ふむ、これは紛い情報を掴んでしまったようだな…」



 無駄足だった、とその場を離れようとした時、遥か彼方から悲鳴に似た声が聞こえる。


 勿論並の者では聞き逃すくらい微かなものだが、非凡なる才を持つ男には、その悲鳴は確かに聞こえた。

 自身の足に力を込め一歩。

 また一歩。


 瞬く間に石段を駆け上がり、声の聞こえた方へ向かう。




「ちっ、己も耄碌したものだ、勝手に輩は居ないと決めつけるとはな…」



 凄まじい速さで石段を途中まで駆け上がると、直ぐさま道なき道へと身体をねじ込む…




「こっち…いや、先程より移動しているのか?」



 ほんの矮小な変化を、正確に掴み取り件の現場まで一直線に進む…


 伸びきった枝や葉が視界を遮るが、真っ直ぐに気配のする方へと疾走する。





「…いた!!

 あれは…一人…か?」





 男が走り着いた場所には、必死で逃げている女の姿が目に映る。




「誰か…助けて……も…う…」



「へっへっへ!無駄だぜ!こんな所に助けは来ねえさ、へっへっ!」



 今にも息絶え絶えな女…

 それを追う野蛮な男が数人。


 迷うこと無く男の中では、守る者と斬る者が決まる。




 さて、理由は分からんが、噂の山賊は奴等に違いあるまい…まぁ山賊では無くとも、女子を追い回すような輩は碌な人間ではあるまい…

 さっさと片付けるとするか…。









「もう…駄目…。誰か…」


「へっへ、手こずらせやがって。」

「しかし、こんな小娘一人始末しただけで、報酬を貰えるなんてな…」

「おい、お前等口が軽いぞ!」

「大丈夫だって、こいつに聞かれても問題無ぇ、なんせもう誰にも話すことは出来ないんだからなっ!」



 山賊の一人が女に向け手持ちの武器を振り下ろすが、女は間一髪でそれを躱す…。



「ちっ!外したか!」


「貴方達…まさか?組織からの依頼で?」


「おっと!?気付いちまったか?まぁ良いさ、嬢ちゃんの言うとおり俺達は雇われさ、雇い主には心当たりがあるみたいだがな…。」

「くっ!喋り過ぎだ!さっさと始末しろ!」


「へいへい、まぁ嬢ちゃんも来世では幸せにな…」




 目の前の野蛮な男が、武器を振り上げる、流石にもう一度躱す事は難しい…


 女は諦めか、希望なのか、それとも目の前の光景を見たくないのか、自身に迫る危機から目を閉じ、襲い来る恐怖に備える。








「自身に危害が及ぶ際に、目を閉じるのは如何なものかな…」







 そんな声が聞こえた瞬間、頭上で金属音がする。


 恐る恐る目を開けると、そこには優しく話しかける声の主の姿の背中が見える。


 片手には年季の入った剣を握り、山賊の放った一撃を軽々と片手で止める。




「なっ!なんだ!てめぇは!」


「名乗る程の者じゃぁないが、よってたかって女一人に必死過ぎってのも見苦しくてな…つい。」




「ふざけるなよ…おい!お前等も手伝え!」

「仕方ねえな、こんな所に出くわすなんて運が悪かったな…」

「目撃者は全て消す…」



 謎の剣士の乱入により目の色を変えて襲い掛かる男達…鋭い刃物や猛々しい鈍器を手にしながら、目の前の剣士を囲みながら追い詰める…




「あ、あの、私、、、」

「心配するな…すぐに済む。」




 そう口にした次の瞬間、剣士の腕の辺りがブレたように見える。


 様々な武器を構えたまま、今にも襲い掛かって来そうな男達は、その恰好のまま固まっているようにも見えるが、剣士が唐突に自身の剣を鞘に収めると、止まっていた時間が動き出すように、男達はその場に倒れ込む…。



「えっ!?」




 と思わず驚きの声を上げてしまうが、目の前の光景はそれ程不思議な現象だった…







「ぐっ…いったい何が…。」




 唯一生き残った男が口を開く、自身に何が起こったのか理解出来ていないようだ。

 勿論目の前で見ていた女にも理解出来ない。

 一瞬にして数人の男達が地に伏せる現象を引き起こす剣士はいったい何者なのか…。



「さて、わざわざお前だけ生かせておいたんだ、少し話をしようか?」


「何を訳の分からねえ事を…」



 スッと男の前に座り込み頭を掴み上げる。

 地面に平伏せた身体は海老反りに持ち上げられ、男は悲痛な声を出す。


「ぐぇぁぁあっ!!やっ!やめろ!」

「どうした?己と話すことは無いのか?」

「なっ…何をっ!聞きたい!言うっ!言うから!」



 パッと手を放し、目の前の男を解放する。



「そうだな、まず何故この女を襲っていた?」

「た、頼まれたんだ、その女を消すように…」

「誰にだ?」

「か、勘弁してくれっ!それこそ喋ったら俺が狙われちまうっ!」


 先程までペラペラ話していた事を忘れているのか?それとも話した瞬間用済みとして消されるとでも思ってるのか…

 まぁ、正直面倒な事は御免だが、平穏を乱す目の前の悪は放っておくわけには行くまい。




「…聖院…。」




「ん?何か言ったか?」



 今の今まで怯えきっていた女が口を開く。



「そいつ等の雇い主は、東聖院よ…。」

「東聖院だと?あの5大国の1つ東聖院の事か?」





 …





【東聖院】

 この世界の主要大陸「東」「西」「南」「北」「中央」

 この5つをそれぞれ纏め上げる国の象徴とも言える組織。

 その1つが東聖院。




 …






「お、俺は何も知らねぇんだ!勘弁してくれ!」



 目の前の男は泣きながら懇願している。

 さて、どうしたものか…小国相手ならば、ある程度の経験もあるが、東聖院ともなると手強さは桁違いだな…しかしこのまま事態を放棄するのも…



「あ、あのっ!」

「ん?」




「突然の事で混乱させてしまうかもしれないですけど、お願い!私を西の大陸へと連れて行ってくれませんか!御礼なら必ず致します!!お、お願い!」




 西の大陸だと?

 確かにここは中央大陸のど真ん中…

 1ヶ月も旅すれば容易に辿り着ける距離ではあるが…



「断る…と言ったら?」


「それも仕方の無い事です、、が!目の前の小さな悪を放っておけない剣士が、また私を1人放り出すとは思えません!お願いです、ご迷惑をお掛けするのは重々承知ですが、何卒私を西の大陸へと…。」




 深々と頭を下げながら懇願する女…。


 しかも言っている事が的確過ぎて何も言えん。

 このまま女を放置しても、同じような輩に襲われるのは目に見えている。

 そして、東聖院から追われているということは、この女…東の大陸から?


 スッと足元から頭まで眼を走らせる。




 身軽な服装だが、旅に慣れていない…靴の紐は千切れかけている。

 裾だってボロボロだ、西の大陸までの旅を舐めていたのか?

 頭までスッポリ被ったフードというか布切れも、既に泥塗れ…

 しかしそのどれも高価な生地、東聖院に追われるだけあって、そこそこの階級か…

 顔だけ見ても幼さが残る姿…訳ありなのは間違いない…か。



 この女を守る剣士…。











 …










「ふーっ、、、やれやれ、乗り掛かった舟…か。分かった、己が西の大陸まで連れて行ってやる。」

「ほ、本当でございますか!?」

「あぁ…下らない嘘は吐かない主義でな…それにそこら辺でまた襲われても手間だ、己と一緒なら安心だろう。」





 眼を輝かせながら頭を下げる女…

 身なりからして、階級は高い、、上流貴族共のいざこざか?

 まぁ、なんにせよ二言は無い、西の大陸へと足を運ぶとするか…

 っとその前に。





 ブルブルと震えながら膝を付いて此方を覗ってる族に近づき口を開く。




「おい…お前の命は助けてやる。」

「ほっ、本当かっ!?」

「1つ条件を呑んでもらおう…いいか?帰ったらこう言うんだ『襲撃は成功したが、女は谷底に落ちて遺体は持ち帰られなかった』とな…」

「言う!言う!」



 コクコクと首を振るう男の背中を蹴り飛ばしながら、この場から退散させる。


 まぁ信憑性の無い報告だが、ある程度の時間稼ぎにはなるだろう。






「待たせたな、行けるか?」

「は、はい!いつでも!!…っ痛…」




 直ぐに、この場を離れようと出発を促すが、女は痛みを訴える素振りを剣士に見せる。



「ん…足…か?先程の騒動で傷めたようだな…。仕方ない、少し失礼するぞ。」

「な、なにを!?きゃっ!!」



 グイっと腰周りを肩に担ぎ上げ、一瞬で山を下る。




「なっ、降ろしなさい!」




 ジタバタと肩の上で暴れるが、それこそ高速移動の最中に降ろしたら骨折は免れない。







「喋るな…舌を噛むぞ…そして怪我をしたくないなら大人しくしていろ。」


「むっ…ぐぐぅ。」




 猛スピードの中、山を下り、人目に付かない場所まで移動する。


 己1人ならどうとでもなるが、山中に死体が発見されてからでは色々面倒だ…早めに場所を移動するのが先決…。








 …












「ふぇぇ…頭がクラクラしますぅ…」




 足の痛みもあるのか、ヒョコヒョコと片足を引きずりながら、俺の後をフラフラと付いてくる女。


 肩に担がれたまま長時間移動してきたんだ、まぁアレが普通か…。




 普通…か…





 久しく忘れていたな、そんな事…





「さて…フラフラしてるのも良いが、己から幾つか聞きたい事が有る。」

「…。」




 そんな己の言葉にピタッと動きを止め、此方を見据える女。

 口を噤みながら、何やら言いにくそうな雰囲気を醸し出している。


 ち、まぁそうか…


 用心棒とは言え、何もかもを話す訳にもいかないだろうしな…それこそ己も根掘り葉掘り聞くほど野暮では無い。






「あぁ…そうだな。

 分かった、お互い言いたくない事、言えない事、多々有ると思うが、この先旅を共にする以上1つだけ聞かせてもらいたい…」





 そんな己の言葉に閉ざされていた口を開く女。




「1つ…ですか?それは、なんでしょうか?」


「お前の名前だ、いつまでも呼び名が定まらないのはどうかと思ってな…。」





 生い立ちや、経緯、他にも聞きたい事は山ほど在るが、剣士はそれを無理矢理聞く事は無かった。




 極士とも呼ばれた剣士。






 そんな男が求めていたもの…


 剣を振るう理由






 それを、行きずりの女に委ねてみよう、そんな軽い気持ちもあったのかもしれない。


 弱き者を守る剣士として女の用心棒を引き受けたのかもしれない。


 はたまた何か運命めいたものが…。







「わ、私の名前は『飛鳥あすか』鳥が飛ぶと書いてアスカです。」

「アスカ…そうか宜しくなアスカ…」




「あっ!あの!」

「ん?」

「貴方の、御名前も教えて下さい、私もそれ以上は何も聞きません…ので…。」






 ふっ、それ以上…か…

 誰もが知っている『極士』の通り名を言えばある程度己の事も分かるだろうが…





「己は、『さき』…花が咲くのサキだ…」

「サキ…」

「ほら、さっさと行くぞ、それともまた担がれたいか?」

「あっ、はい!いえ!担がれたい訳では無くですね、、、、」



 ヒョコヒョコと片足を引きずりながら付いてくるアスカ…

 西の大陸に早く向かいたいなら、己が担いで向かうのが最速なんだがな…





 まぁこんな旅も悪くは無いか…。









 剣を極めし孤高の男『サキ』

 とある組織に追われし『アスカ』




 この2人の出会いこそが

 全ての物語の始まりだった。





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