第7話 サンドイッチ
家に戻ると
「二人とも慌てて行っちゃったから、朝ごはんまだでしょ。このお野菜でサンドイッチでも作るからちゃんと食べてくださいね」と優しく笑いながら台所へ向かうリーン。
下を向いて椅子に座っているクルアの頭を大きな手で優しくなでるシアン。
「そんな顔をするな。クルアは良いことをしたんだ。父さんちょっと驚いたけど、ありがとな。野菜たちも喜んでると思うぞ」
シアンにそう言われて、やっと顔が上がる。
「お父さん・・・・嬉しい?・・・私あんなことになるなんて思ってなくて・・・」と再び顔が下を向こうとするクルアに
「お前は精霊様に愛されてるんだ。そんな顔をしていると精霊様に愛想をつかされてしまうぞ」と笑いながら言うシアン。
「そんなの嫌だ!」と頬を膨らませて怒るクルア。2人で顔を見合わせて・・・・・
「ハハッ」「ふふっ」と笑う。
そんなタイミングでリーンが朝食を持ってきた。
「なぁに、2人で笑って・・・・。何かいいことでもあった?」
「「ないしょだな(よ)」」
―――
「さぁ、朝早くから畑に行ってお腹空いたでしょ。イノシシのベーコンをカリカリに焼いて、トマトとキュウリ、レタスを挟んで作った母さん特製のサンドイッチ。しっかり食べてね」
とお皿にはドーンとサンドイッチが乗っていた。
「ホッとしたらお腹空いちゃった・・・。いただきます」とサンドイッチを手に取るクルア。
一口食べて・・・




