第8話 精霊様の野菜
「美味しい!レタスがシャキシャキしててトマトもいつもより甘い気がする」とクルア。
「うまいな。これは野菜が違うのか?いつもより瑞々しくてパンのパサパサが全く気にならない。水を飲まなくても次々食べられるぞ」とシアン。
「パサパサで悪かったわね。これでも頑張って美味しくなるように焼いてるのよ」と怒るリーンに「お前も食べてみろよ」とシアン。
「そんなに違うの?」と疑うような顔をしながらサンドイッチを取り、一口食べる。
モグモグ・・・モグモグ・・・・・。
「・・・・・まぁ!」と味わいながら目を丸くするリーン。
「な、旨いだろ」と胸を張って『どうだ』と言わんばかりのシアン。
「本当においしいわ。でも・・・いつもと同じ作り方よ。これ」と言いながらサンドイッチを見る。
「いつもと違うことろって言ったらあなたたちが収穫してきた野菜かしら。色艶が良かったし、すごく瑞々しかったわ」と言いながら席を立ち、台所から洗ったばかりの野菜を持ってきた。
それぞれ切った野菜を食べてみる。
トマトを食べたクルアは「甘い!口の中がジュースみたいになってる」
キュウリを食べたシアンは「すごい。噛んだらポリポリ音がするし、全然青臭くないぞ」
レタスを食べたリーンは「まぁ、柔らかいけどシャキシャキしていてちょっぴり甘い気がするわ」
と3人とも野菜がいつもと一味も二味も違うことに気が付いた。
「これが精霊様の力か・・・・」と野菜たちを見て言うシアン。
目を丸くしている娘を見て「良いものを貰ったわね」とリーン。
「・・・・うん。私おばあちゃんにお礼を言いに行く」




