自分が勝手に人生終わらせてた
「今後歩けなくなる可能性もあります。」
事故に遭って目覚めた時、医者にそう言われた。
こんなんじゃやりたいこともできないし
俺の人生、終わったな。死んだ方がマシだったわ。
と思ってリハビリも拒んだ。どうせ無駄だし。
毎日惰性で生きてる中、車いすの男の子が通院しているのに気づいた。
俺より小さいのにこいつも人生終わったなと思ってた。
ある日、その男の子とすれ違ったとき話しかけられた
「お兄ちゃんも早く歩けるようになるといいね!」
「僕は一人で着替えが出来るようになったんだよ!」
ってめっちゃ笑ってた。
何で笑えんだよって最初は意味が分からなかった。
それからすれ違うたびに、
「できるようになった報告」を受けるようになって
やっと自分が勝手に人生終わらせてることに気づいた。
こいつより何倍も歩いて生きてきたのに、何諦めてんだって。
それからリハビリを受けるようになった。
すぐに何か変わったわけじゃない。
でも検査と訓練を続ける中で、
左足には少し機能が残っていると分かったんだ。
時間はかかったし、今も普通に歩けるわけじゃない。
それでも、自分の力で進めるようになった。
自分が終わったと諦めた時が人生の終わりだと
俺の半分も生きてない男の子から教えてもらった話。




