カムラの剣
ザン!ザン!
カムラの剣は紫色に光、そして禍々しいオーラを放ちながら、ヒロに襲い掛かった。
「っく!昨日戦った時より、全然違う!まだあの時は本気を出してなかったってことか!?」
ヒロは見たことのない念の使い方をされ、ビビっていた。
「ほらほらどうした!?これで終わりか?まぁお前は精々Dクラスの落ちこぼれだからな〜ははは!!」
カムラはヒロを煽りながら、攻撃を続けた。
「ヒロ!!そんな奴に負けたら、私に泥を塗ることになるわ!絶対に負けないでよね!」
ユイはヒロがバカにされ、怒っていた。
そのやりとりを見てクロウは呆れていた。
にしても状況は全く変わらなかった。
ヒロも念鉄砲で対抗するが、全てカムラの剣でかき消されてしまった。
「そんなヘナチョコショットじゃ、俺はやられないぜ。残念ながら今日は俺に叩き潰される運命なんだな。」
カムラは左手からも剣を出し、二刀流で決めにきた。
ザン!!ザン!!
カムラの剣戟は勢いをつけ、ヒロに入りかかった。
ヒロの念鉄砲も限界がきて、両腕に念を込め、カムラの剣を弾きながら避けた。
だが、まだカムラの方が優勢だった。
「クソ!ダメだ!!アイツの剣は強い‥俺の鉄砲じゃ通用しないし、両腕に込めて弾いても盾の役目しかしてない。そうすれば‥俺も剣を出してもいいが‥あまり経験がない。ミラーで行ってもアイツの方が経験が上だから負ける。剣に勝てる武器は‥」
ヒロはブツブツ独り言を言いながら、一気に逆転できる方法を考えた。
「ブツブツとうるさいな!何を考えても俺の方が上なんだよ。この貴族の家系に生まれた俺はお前なんかの平民に負けるわけには!行かないんだ!!!」
カムラの貴族に対しての誇りの力でさらに念の力が上がった。
ガン!
「グハッ!」
ついにヒロが弾いてた、両腕も逆に跳ね返り、カムラの右腕の剣がヒロの腹部に当たった。
「ははは!!ついにもう限界か?まぁよく頑張った方だよ。俺の剣戟は最強だからな。」
腹を抑え、痛みに耐えるヒロに対し、カムラを高笑いし、煽った。
「ガハッ‥やばい。右の腹から流血している。クソ‥どうすれば‥」
ヒロは念鉄砲を撃ちまくったせいで、念も枯渇しだし、体力的にも限界が来ていた。
ヒロはなんとか腹を抑えながら立てる状態だった。それに対してカムラは、ダメージを負ってない上に、念もかなり余っていた。
「さぁどうするヒロ‥君はこんなところで倒れる存在じゃないはずだ‥」
クロウは心の中でヒロに期待していた。
「頑張ってヒロ‥」ユイも手を握り、願っていた。




