夜を徘徊する男
ラーメンを食べ終えると二人はそれぞれ寮に帰った。
ヒロは夜道を歩いていると、不気味な念を漂わせる。物が近づいてきた。
「何だこの雰囲気!?念か?俺を狙っているのか?」
ヒロはその不気味なオーラに自分が狙われている風に感じた。
オーラを放っていた者が電柱の下に立ち止まると、その正体が明らかになった。
「やぁどうも、こんばんわ。こんな夜道を一人で歩くなんて‥不良に絡まれたらどうするのかな?まぁとりあえず、”何もしないでくださーい”って土下座しろ。」
その金髪の男は喧嘩腰でヒロに絡んできた。
「何で俺がそんなことしなきゃいけないんだよ。」
ヒロが強気に言い返すと
男は手を構えて話した。
「じゃないと今から俺のサンドバックになるからなぁ!まぁ謝ったとしても半殺しにするからね!ははは!!」
ヒロも構え相手をしようとしたが、先生から言われたことを思い出した。
「君たちはもう立派な軍人です。そのため一般人に怪我をさせると、逮捕されます‥」
「クソォ‥これじゃ手が出せない‥あ!そうだ。」
ヒロは解決策を思いついた。
手を銃のように構え、念鉄砲の構えをした。
「あぁ?何だその構え。そっから弾丸でも出るのか?笑わせるなよ。俺を馬鹿にするとはなぁ。命がいらないらしいなぁ!」
男は拳を振り上げ、ヒロに襲い掛かった。
「くらえぇ!!」
バーン!!!
ヒロは念鉄砲を発射した。
「うわぁ!!」
男は吹き飛ばされ、倒れた。
ヒロが近づくと、男は立ち上がった。
「テメェ!!何をしやがった。お前もしかして‥ただの学生じゃないな?じゃ俺も本気を出さないとなぁ!」
男は拳に念を込めた。
「念の流れ!?まさかアイツ念を使いこなせるのか!?」
ヒロは距離をおき、相手の出方を伺った。
「ほう‥お前も知ってるのか?この念ってやつを俺もな師匠には感謝してるぜ。この力を教えてくれたからな。」
男はヒロに向かって走り、殴りかかった。
「ヤベェ。さっきの殴りとは話にならない。力もスピードも断然アップしている。念鉄砲だけじゃ耐えられない!こうなったら‥鉄砲の威力を上げるか」
ヒロは避け続け、男の両手を掴み、受け止めた。
「おい!離しやがれ!!」
隙を見てヒロは左手に溜めていた。念鉄砲を発射した。
「うわぁぁ!!!!」
また男はさっきよりも高く吹き飛ばされた。
男は起き上がると、お腹を抑えて逃げていった。
「はぁ‥アイツ何者だったんだ‥俺も帰ろっと。」
ヒロはそのまま寮に帰った。




