厄介な香り
「いててて!!何しやがるこの鹿め!!いきなり攻撃しやがって、クロウさんこれはどうゆうこと?」
ヒロはいきなり鹿にタネ爆弾を投げつけられてしまった。起き上がり、クロウさんに状況を聞いた。
「ヒロ‥君は‥天然鹿に嫌われている!!」
クロウは切羽詰まった顔で話した。
「たはははは!!!ヒロ‥結構犬とかに吠えらるしね。」ユイは大爆笑した。
「うわぁぁ!!!」
鹿はヒロ目掛け突進をしてきた。鹿はしっかりヒロを狙っていた。
「ヒロの中の邪神に敵意を持っているのかもしれない。ヒロ!念の力で鹿を受け止めるんだ。」
クロウはヒロにアドバイスした。
だがヒロは相変わらず、鹿の突進を避けていた。
「無理ですよ。こんなイノシシみたいに突進する鹿初めてです。」
バタ!
鹿は自分の体から蔓を出していた。それにヒロは引っかかり、転んでしまった。
「なんだこの蔓!?うわぁ!それより早く逃げなきゃ!!」
あたりはもう森の中のようになっていた。逃げるヒロに対し、鹿は休むことなく追い続けた。
「クソォ!!一か八かだ。抑えつける。」
ヒロは止まり両手に念を込めた。
物凄い速さで追いかける鹿に対し、ヒロは全力で念を込めた。
鹿がヒロの目の前に近づいた。ヒロは思いっきり鹿のツノを抑えた。
ガシッ!!
「っく!すごく強いパワーだ。このまま抑える!」
抑えるヒロに対して鹿は暴れた。その時フワッと薔薇の匂いが広がった。
その時ヒロはあることを思った。
「邪神の‥匂い‥まさか!?この薔薇のせいなのか!?」
ヒロは念を込めるのをやめ、左手を鹿の前に差し出した。
鹿は何かを察知したのか、暴れるのをやめ、ヒロの目をじっと見つめた。
鹿が出していた蔓は段々鹿の背中に戻り、落ち着いた。
「よし!ヒロ!そのまま鹿に触れるんだ!」
クロウはタイミングを見はかり、促した。
ヒロはゆっくり近づき、鹿の頭を撫でるように触れた。
鹿は目をつぶり喜んでいるように見えた。
緑色のオーラがヒロを包み、念がヒロの体に入っていった。
ヒロは安らかな空間に癒され、そのまま数分間天然鹿から念をもらった。
クロウが檻を開けると、ヒロが出るとヒロの念が多くなったことにクロウは驚いた。
「ヒロ!君はたくさん念をもらったね。明日が楽しみだよ」
クロウが笑顔で伝えるがヒロは何のことか分からなかった。




