重力を自分のものに
ドンドンドンドン!!!
クロウが地面に拳を叩きつけることで、ヒロの念のバランスも崩れていった。
「どうだヒロ。これで下への攻撃はできないし、地面にいることで、私の念が君の念のバランスを崩すであろう。さぁヒロどう出る。」
クロウの念が伝わってきて、バランスを保てなく、全然普通の場所で転んでしまった。
「クソ。アレをなんとかしないと‥地面だったら遠距離も近距離も無理そうだ。だったら浮いて攻撃を仕掛けなくては‥でも浮いたら特定されやすいし、それを読まれて攻撃されてしまう。どうすれば‥」
ヒロは考えながらも距離を置いて、地面が響かない場所に避難した。
ヒロが移動するとそれに合わせて、クロウも移動し、また地面を揺らした。
「クソォ!!これじゃどこにいっても逃げ場がないぞ!!壁をよじ登れたらどんなに苦労しないか‥壁に‥よじ登る?壁を走る‥これだ!!」ヒロはいい作戦を思いついた。にやりと笑い、壁に手を添えた。
「よし。この壁ならいける。イチカバチだがこの壁に足を引っ付かせて、空いてる手で念鉄砲を打ちまくる。そして隙ができたところに壁からジャンプしてクロウさんにとどめをさす。これでいこう。」
ヒロは揺れる地面を走り出し、大きな揺れが来るのを待った。
「ヒロ‥なぜ壁の周りを走っている?君が動こうと私は少し動くだけでいいんだ。もう作戦は思いつかないのか?それでは仕方がない!大きなのを一発食らわせるか!」
クロウは大きく腕を上げ、叩きつける構えをした。
「よし!今だ!大きなのがくる。」
ドシーーーン!!!
クロウが叩きつけると、その揺れを利用し、ヒロはジャンプした。そして壁に足をつけ、念を集中させて、壁に引っ付いた。
「よしできたできたぞ!ここからまた走って、手を構える。バッチリだぜ。」ヒロは壁を走り手を構えた。
「何!?私が教えてないことを!?流石だヒロ私の予想外な行動‥だがしかし壁を走ったからといってどう攻撃をする?まさかあの構え念鉄砲を打つきか!?そんな‥私を狙うには無理な位置だ。当たるわけない」
そう油断していたクロウに何発か念鉄砲を発射した。
パキューン!パキューン!
念鉄砲はクロウを捉え、向かっていった。
「ぐはっ!ありえない。あの距離から当てたのか?」
クロウは何発かくらい、隙を見せた。
「そこだ!今なら倒せる!!!」
ヒロは壁を力一杯蹴り、クロウに向かって拳を構えた。
「クロウさん!覚悟!!!」
ヒロの拳はクロウの顔面めがけ、攻撃をした。




