スピードに追いつけ
一瞬で消えたクロウをヒロは見逃してしまった。
「一体どこに消えたんだ。一瞬すぎて捉えられなかった‥念鉄砲も外したし。」
するとヒロの背後に何かが接近した。
「そこか!!」
ヒロは振り返り念鉄砲を放った。
「何!?誰もいない!?クロウさんは一体?」
バコーン!!
「うわぁぁぁ!!!」上にいたクロウにヒロは念鉄砲をもろくらい吹き飛ばされた。
「残念だったね。私は一瞬で下に念を発射させ、上にいたのだよ。その後は後ろから敵が近づいて来るような殺気を与え、また上に飛んで打ったってわけさ。それにまんまとヒロは引っかかったてことさ。」
喜んで話すクロウに対しヒロは悔しそうに起き上がった。
「いえいえクロウさんまだ俺はギブアップとか言ってないですよ。さぁ第2ラウンドといきましょうか。」
ヒロはまた構え、やる気を見せた。
「ほぉやりますねヒロ。じゃ次は私からいかせてもらいますよ。」
クロウもヒロと同じく構えて念を拳に込めた。
「はぁぁぁ!!!」
ヒロの念とは段違いで拳に込める念の量が違かった。ヒロは怯み後ろに下がった。
「なんだよあの念の込め方は‥俺の倍以上あるな。クソ!力で勝てなかったらとりあえず頭を使おう。」ヒロは考えながらもクロウの攻撃を予測した。
「さぁヒロ!このパワーでどう戦う?私も少しは手加減しなければ、ヒロの傷は悪化してしまうな。しかしこれもヒロの為だ。」
クロウは走り出し、ヒロに向かって殴りかかった。
「クッ避けるので手一杯だ。この感じ当たると絶対に一撃で倒れる。でもなんかおかしい‥さっきまでとは何かが違う。なんだ‥考えろ俺!」
クロウはヒロに考える暇を与えず、攻撃を続けた。
それに対してヒロはさっきまでとは違う何かを考えていた。
「わ、わかったぞ!これだ。」ヒロは全ての念を足に込めた。
そして走り出した。
そのスピードはさっきのクロウには劣るが今のクロウよりは早くなった。クロウの周りを走りながら、隙を伺った。
「クロウさんは今俺のスピードについてこれない。ここでどこに攻撃するのかが重要だな。とりあえず下を狙ってみよう。」
ヒロはスライディングをする形でクロウに襲いかかった。
「なるほど。考えたなヒロ!これだったら流石の私も避けるので精一杯だ。」
ヒロの攻撃は続き、クロウを苦しめた。
そして我慢できず、クロウは地面を殴り始めた。
ドカーン!!ドカーン!!
地面は激しく揺れ、ヒロにも被害をもたらした。




