最上級の謝罪です
「そ、それは申し訳ない……」
「分かればいいんや」
「そんな噂をする奴を懲らしめてくれたら許したる」
素直に謝る奴にゴブ太郎達は許した。奴は根は良い奴だし、ゴブ太郎達も素直に謝れば許す位の度量があるから素直に許した。
「それにしてもあんさん何でこんな山奥に来たんや?」
豚衛門の疑問にカイリは気まずそうに視線を逸らした。
「その……き、……アンソニーさんが深夜外出したから気になったから、後ろをついて来たんだ」
「何やそんなストーカーみたいな事をしなくてもキチンと理由を聞けばえぇやろが」
豚衛門は呆れた様に肩をすくめるとカイリは苦笑いをした。
「……ゴメンゴブ太郎、豚衛門。ちょっとコイツと話が少し離れてくれないかな?」
「別に良いけど、どっちかと言えばカランさん達このまま帰ってくれませんかね?」
「そう言う訳にはいかないのよ。麓の村で此処最近、魔獣達の行動が活発だから調べてくれって依頼されたのだから」
「アチャーやっぱり勘付かれましたか」
「このまま騒がれたらあの方の機嫌が損なわれますわ。ほな、ワイ等は離れますから様がすんだら読んで下さい」
ゴブ太郎達は森の奥へと消えていった。
こうして残ったのは私とカイリ・ヤノハラだけだ。
「その、勝手に付いてきてごめんなさい。本当にアンソニーさんが心配してっ」
「そんなのは良いから。……アンタ『私』の事分かっているよね? さっき『桐生』さんって言ってたし。と言うか死神事件の時も言ってたわね?」
あの時は何かの聞き間違いかと思ったけど、先程の行動とか考えれば聞き間違いではないだろう。
「……やっぱり桐生さんの記憶があったんだ」
「まぁね。出来ればアンタは前世の記憶がないままでいて欲しかったけど」
私の言葉に傷ついたのか少し悲しそうに目を落とすカイリ。思わずイラッとして私は顔を歪めてしまった。
するとカイリは突然、土の上で正座をしたと思ったら頭を地面に付けた。俗に言う土下座である。
「すいませんでしたっ!!!!!!!!」




