依頼を受けます
「幸いこの任務は何人受けても大丈夫だから」
「いや、でも義母さんそんなの皆さん迷惑ですよ」
「受けます!!」
私が止めようとしていたのにいきなりあいつが叫ぶ。
「ちょうど今日から連休ですし、俺は時間がありますので行きます!!」
「カイリが行くなら私も行きましょう」
「じゃあ俺も」
ハイドとライヤも手を上げる。それに続く様に女性陣も手を上げてきた。
「男子が行くなら私等も」
「こうなった原因は私達が原因だから、罪滅ぼしを兼ねて」
「……あの、私、お荷物になるかもしれませんけど、良いですか?」
「ダイジョーブダイジョーブ。レーフェルさんは治癒術が得意でしょ? 私も雪花も治癒術があまり得意じゃあないから助かるよ」
何だか勝手に話を進められている!?
「そう言う訳だから」
ニッコリと有無を言わさぬ笑みで義母さんは終わらした。私が何を言っても無理だろう。「……今日の昼の十二時。そこで三日分の衣類と必要最低限の用具を持って、ラロン町のバスターミナル入口に集合してください」
溜息を吐きながら告げると、何故か皆嬉しそうだ。
「それじゃあ、お昼にまたね」
「またねアンソニーさん」
そう言って部屋から出て行くリツカ達。しかし、最後にあいつが何か言いたそうな顔をして残っていた。
「……何か?」
「いや、その……何でもない」
何も言わずにあいつは部屋から出て行った。




