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理由は簡単です

「立冬泣くほど嫌だった?」

「ち、違うんです!!」


私の言葉に慌てて涙をふき取りながら立ち上がった。


「お、俺こんな風に誰かに祝られた事がなかったから……。俺ずっと一人だったから嬉しくって嬉しくって、何でここの人達は俺みたいな奴に優しくするんですかー……」


そこまで言うとまたボロボロと泣き出した。


立冬は合成獣だからずっと一人でいたからだろう。孤独で生きなければならなかった。けど、私達の行動に理解出来ないだろう。

が、私達の行動の理由はたった一言で終わる簡単でそれでも大切な事で動いているから。


「いや、そりゃね」

「理由と言われても……」

「そんなの簡単だよ?」




「「「家族だから」」」



この一言に尽きる。






「ほら顔を上げて」


私に顔を上げさせた。立冬の顔には涙が止まった。


「これで涙を拭いてあげる~」


吹雪は自分のハンカチで白露の涙を拭った。


「それじゃ立冬が泣き止んだことでご飯にしますか」


「さんせ~い」


ニコニコ顔の吹雪を連れてご馳走がある机にと向かった

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