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武器練成の時間です

「まずは武器練成だ。・・・・・・そこの眼帯!!」


「え、オレ?」


ミリア先生が指名したのは何とライヤだった。


「そうだお前だ。こっちに来てこの円陣の真ん中に立て」


ライヤはミリア先生に言われるままゆっくりと円陣の真ん中にたった。


「お前の名前は?」


「一年C組、ライヤ・ファザードです」


「そうか。ではファザード。目を瞑り意識を集中しろ。周りの雑音に耳を傾けない事がコツだ。」


「は、はい」


ライヤは言われるまま目を瞑り意識を集中している。


すると円陣が突如光だした。


「我は汝の主。汝、我の前にその姿を表せ!!」


今度は眼が眩むほどの光がライヤの周りを包み込んだ時に、何か言葉を吐いた。中二病? と思ったのは内緒だ。(だって見た目からして中二病臭いもん、アイツ)


光が収まるとそこにはライヤがいた。その手には大きな鎌が握られて。


おお―!!


初めて武器練成を見たのかほとんどの生徒が、キラキラと眼を光らした。

ライヤも顔を赤くして、自分の武器にボーと眼をキラキラさせながら眺めていた。


「さて、ファザード。何故さっきの言葉を吐いたんだ?」


ミリア先生に呼ばれてライヤはやっと正気に戻った。


「あ、いや、なんか集中していたら声がして、いつの間にか声の通りに喋って……」


この言葉にミリア先生は満足そうにうんうんと首を縦にふった。


「それが『練成の言葉』だ。練成が成功したら武器が契約の言葉を紡ぐ。契約者がその言葉を言えば練成は成功だ。この一連の流れを『練成の言葉』と言う。これはテストに出るからな?

其では各自で自分達で錬成するように。コツは周りの雑音に気を取られない事。其では始め!!」


それから生徒達は散り散りになって、最初から用意されたいた円陣に向かっていった。

その眼には力強い眼差しだった。



私は他の生徒から離れた所にある円陣に一人で立っていた。


まずは目を瞑って集中する……

いざ集中しようとすると、以外に他の音が気になって集中出来ない。取りあえず心を出来るだけ無にしよう。




『……そなた』


誰かが私の耳元で囁いた。その声は男性の声に受け止められるし、はたまた女性の声とも受け止められる不思議な声だった。私は驚いて眼を開けようとしたが。


『待て。眼を開けてはならぬ。大丈夫、我はそなたの害するような事はしない』


眼を開ける前に眼を誰かの両の手に隠されてしまった。行き成り過ぎてパニックになるどころか逆に頭が冷静になって来た。

ハハーン、これが練成の言葉だな。スキンシップが激しい気がするがこれが当たり前なのだろうが?


『そなたは我の言葉通りに話せばよい』


やはり練成の言葉だ。よーし一問一句間違いないで言わなければ。集中集中……


『我は汝の主』


「我は汝の主」


最初つっかえないで言えた! 良いぞこのまま……。

それから私は声の主の言葉を集中して聞き届けた。


『汝、我の前にその姿を表せ』


『汝、我の前にその姿を表せ』


良かった! 間違えないで言えた。これで練成成功だ!!


『汝の命は我の物にする代わりに我の命は汝の物にする代わりに』


「汝の命は我の物にする代わりに我の命は汝の物にする代わりに」



・・・・・・・・・・・・あれ?

何か増えてない?


『確かに我の命はそなたに預けたぞ。代わりにそなたが我を捨てようとしたら・・・・・・』


手が眼から離れて首に移った。微かに力を込められているようなー。


『そなたの命と道連れにするぞ?』

その声は新しい玩具を手に入れた子供のように、しかしどこか狂喜を含む声だった。


・・・・・・今、とんでもない事言いませんでしたかこの人?(人かどうか知らないけど)


首を締め付けていた手がどこかに消え、声も聞こえなくなるのを確認するとすぐに眼を開けて後ろに振り向いた。

しかし後ろには人っ子一人いなかった。その代わり私の手には一つの武器が握られていた。


その武器は・・・・・・。


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