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召還の時間です

「それでは今から特別授業、召還を始める」


凛々しく先生がそう宣言した。


私が入るのは学園の中庭。芝生がある広い場所だ。確かにここなら召還の授業にうってつけな場所だ。


私の目の前にいるのは三十代前半の女性教師だ。亜麻色の髪をポニーテールにし、髪と同じ色を持つ切れ目はクールな雰囲気を出している。スタイルも出ているところは出て引っ込んでいるところは引っ込んでいる。その立ち振舞いは凛々しく、うら若い少女達の憧れの的になるだろう。(今でも何人か顔を赤らめている少女がいる)


「申し遅れたが私は一年B組担任、ミリア・ガースナーだ。皆宜しく」


『宜しくお願いします!』


一年全員の元気に返事をした。これに満足したのかミリアはうんうんと頷いた。


「今からやるのは皆がお待ちがねの自分だけの武器とパートナーについての説明だ」


ガースナー先生は何処から出したのか、ホワイトボードを生徒の前に出した。


「まずさきに、武器について説明する。武器は対象者が最も使いやすい武器になる。ちなみに私はレイピアだ」


ガースナー先生は自分の腰に着けてあるレイピアを取り出した。


「但し、自分に合う武器だ。中にはおおよそ武器に使えそうのない代物もときにはある。しかしなめるなよ。使えそうのない物に限って実は凄い物になるんだ。お前達も『ハリセンのウタガネ』は知っているよな」


『六年戦争』でその名のとおりウタガネはハリセンを使い誰一人死者を出さず、なおかつ全員戦闘不能にして『六年戦争』の終結に大いなる貢献をした、またの名を『不殺のウタガネ』は教科書にも載っている。


「だから妙な武器となっても諦めないこと。次に使い魔についてだ。まあ、ほとんどの者は魔獣とパートナーになるケースが多い。これは信頼関係を持つと自分やパートナーも強くなる。だからどんな相手でも信頼が強ければどんなものでも負けないさ。ただし」


ここで先生は言葉を切った。


「この中にはSクラス級の召還魔法を知っている者もいるかもしれないが、自分の実力を考えろよ。と・く・に絶対に『死神』だけは呼ぶな!わかったな!」


はい!!


『フラグがたったな』


しかもヤバイ方のフラグが。


ぼそりと呟いた私の呟きは元気の良い生徒達の声によって、消えた。


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