ケース2
長らくお待たせしました。LEVEL77再開です。
シェルスと共に来たのは廃墟のビル。
中には廃ビル特有の埃臭さとカビ臭さが漂っているだろう。
「ここなの?いかにもって場所ねぇ…」
ジャネットの右手は既にあのマグナムリボルバーに手を掛けている。しかしそれに気付いたシェルスは
「待て。それは最後の切札だ。大切にとっておけ。」
そう言うと右ポケットから煙幕弾を取り出し、シルバーメッキのライターで火をつけ廃ビルの中に投げつけた。誰かが咳込む音が近付きそして、
「ゴフッ!!!」
廃ビルから出てきた見張りらしき人物をシェルスはことごとく倒していく。
ジャネットもそれに加勢し、およそ12人ほどの見張りが地にふせた。
「見張りにしてはやけに多いわねぇ。」
シェルスは無言で廃ビルを見上げ、茶化すかのように口笛を吹いた。
「行くぞ!ジャネット!」
シェルスの瞳の冷たさは、次第に漆黒の炎のように熱くなっていった。
ビルの中はまだ煙幕が漂い、私達を地獄に導く闇の階段を微かにかき消していた。
月の光がジャネットの金髪を輝かせ、2人を包んだ。
階段を昇るにつれて凄まじい気が押し寄せる。
シェルスは最上階にある扉を蹴破り、銃を構える。
目の前には2人の男。
1人は筋骨隆々のがっちりした体をした男。
もう1人は仮面を被った奇妙な男。
仮面男は奥の椅子に座っていて、その前にがっちり男が立ってこちらをにらみつけている。
「動くな!その頭を飛ばされたくなけりゃな!」シェルスは2丁のサブマシンガンを奴等に向けた。
しかし、奴等は動じるどころか不適な笑みを浮かべる。
「LEVEL77のシェルス・モリソン…ジャネット・ベルサイト」
仮面男はそう静かに言った。




