表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【OLふたり、今日も明日も】  作者: 桜餅 詩音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
39/40

第39話「クリスマス」

十二月二十五日。

クリスマス。

ひよりは、朝からソワソワしていました。

今日は、澪の家でクリスマスパーティ。

プレゼントを交換して、チキンを食べて、ケーキを食べて。

二人だけの、温かいクリスマス。

それでは、第39話、どうぞ。

十二月二十五日。


クリスマス。


朝から、ソワソワしていた。


今日は、澪さんの家でクリスマスパーティ。


楽しみで、楽しみで。


仕事にも気合いが入るってもんよ!


「では、また年末にカタログお持ちします。」


午後四時。


最後の取引先を出た。


今日は朝イチから動いてるから早めに回り終えることができた。


よし、会社に戻ろう。


今日は、何がなんでも定時で上がる。


車を走らせながら、考える。


澪さんへのプレゼントも買ってある。


昨日、デパートで買った。


澪さんに似合いそうな、落ち着いた色のマフラー。


喜んでくれるかな。


会社に戻って、報告書を書き終えた。


五時ピッタリ。


デスクを片付けて、急いで会社を出た。


「朝比奈、お疲れ」


課長が、声をかけてきた。


「お疲れさまです!」


「クリスマス、楽しめよ。」


「はい! ありがとうございます!」


会社を出て、駅に向かった。


街は、もうクリスマスモード。


イルミネーションが、綺麗に光っている。


カップルが、たくさん歩いている。


みんな、幸せそう。


私も幸せな気分になる。


その時。


前から、女性が歩いてきた。


あれ?


あの人、確か…


思い出した!澪さんの隣の席の人だ。


名前、何だっけ。


隣には、若い男の人がいた。


二十代前半くらいかな。


誰だろう。


旦那さん?


……にしては若すぎる気もするけど…


じゃあ、誰だろう?


弟さんとか?


よく分からない。


二人は、笑いながら歩いている。


楽しそうだ。


私は、そのまま通り過ぎた。


まあ、いいか。


私は駅前のスーパーに寄った。


ビールとお菓子を買い込む。


レジを済ませて、澪さんのマンションに向かった。


歩きながら、街を見る。


クリスマスツリーが、あちこちにある。


サンタクロースの飾りも。


ああ、クリスマスだなぁ。


澪さんのマンションに到着してインターホンを押した。


「はい」


澪さんの声。


「澪さーん! 来たよー!」


「いらっしゃい」


ドアが開いた。


澪さんが、笑顔で迎えてくれた。


「メリークリスマス!」


「メリークリスマス」


私は、部屋に入った。


部屋には、小さなクリスマスツリーが飾ってあった。


「わあ、可愛い!」


「ひよりが来るから、飾ってみたの」


「嬉しい!」


テーブルには、もう料理が並んでいた。


チキン、サラダ、ポテト。


美味しそう。


「ビール、冷蔵庫に入れておくね」


「ありがとう」


私は、冷蔵庫にビールを入れた。


それから、バッグからプレゼントを取り出した。


「澪さん、これ」


「え、プレゼント?」


「うん。開けて」


澪さんは、プレゼントを開けた。


マフラーが出てきた。


「わあ、素敵」


「似合うと思って」


「ありがとう、ひより」


澪さんは、嬉しそうだった。


「私も、あるわよ」


澪さんは、テーブルの上の箱を取った。


「はい、ひより。メリークリスマス」


「わあ、ありがとう!」


私は、箱を開けた。


中には、可愛い手袋が入っていた。


「可愛い!」


「寒いから、使ってね」


「うん! ありがとう、澪さん!」


プレゼント交換が終わって、二人で乾杯した。


「メリークリスマース!」


「メリークリスマス!」


ビールを飲みながら、チキンを食べた。


美味しい。


澪さんが焼いてくれたチキン。


ジューシーで、スパイスが効いている。


「美味しい!」


「よかった」


「澪さん、料理上手すぎ!」


「そんなことないわよ」


サラダも、ポテトも、全部美味しい。


ビールが、進む。


二人で、いろんな話をした。


仕事のこと。


今年あったいろいろ。


楽しい話、辛かった話。


全部、話した。


その時、ふと思い出した。


「あっ! そう言えば、澪さんの隣の席の人、何て名前だっけ?」


「隣の席? 木内さん?」


「そう、木内さん! ここに来る途中に見かけたよ!」


「そう。家族で?」


澪さんが、聞いてきた。


「う~ん、たぶん違うと思うんだよね。若い男の人と二人だけだったから」


「若い男の人?」


澪さんは、少し考えるような顔をした。


「誰だろうね」


「さあ。弟さんとか?」


「かもね」


澪さんは、そう言ったけど、何か考えてる顔だった。


「さ、ケーキ食べましょう」


「やった!」


澪さんは、冷蔵庫からケーキを取り出した。


イチゴのショートケーキ。


ホールサイズ。


綺麗!


「わあ、美味しそう!」


「予約しておいたの」


「ありがとう、澪さん!」


ケーキにろうそくを立てた。


火をつける。


「じゃあ、消そうか」


「うん!」


二人で、息を合わせて消した。


ふう。


「願い事した?」


「願い事?ケーキに?」


「何でもいいのよ。」


「あははははは!何それ!ケーキに願い事って!」


二人で笑いあった。


澪さんは、ケーキを切って皿に乗せてくれた。


甘くて、美味しい。


イチゴも、大きい。


「澪さん、このケーキ、すっごく美味しい!」


「このお店、イートインもあるから今度一緒にいこ。」


「うん!楽しみ!」


ケーキを食べながら、また話した。


「澪さん!楽しいね。」


「うん。」


澪さんと一緒だと、いつも楽しい。


ケーキを食べ終わって、お茶を飲んだ。


ふう。


お腹いっぱい。


幸せ。


時計を見ると、もう十時を過ぎていた。


「あーあ、今年もあと一週間かぁ」


私は、呟いた。


「ひより、今年もお世話になりました!」


澪さんが、真面目な顔で言った。


「あはははは! 澪さん、ちょっと早くない?」


私は、笑った。


「だって、もう年末だもの」


「まだ一週間あるよ」


「そうね。ふふふ…」


澪さんも、笑った。


二人で、笑い合った。


楽しいクリスマス。


今日は、今年一番いい日かもしれない。


「じゃあ、そろそろ帰るね。」


私は、立ち上がった。


「ありがとう、澪さん。今日、すっごく楽しかった」


「こちらこそ」


玄関で靴を履いた。


「手袋、さっそく使わせてもらうね。」


「あら!いつの間につけたの。」


「あったかい。」


「よかったわ。」


「じゃあね、澪さん! メリークリスマス!」


「うん、メリークリスマス。気をつけて帰ってね」


「うん!」


私は、階段を降りた。


外は、寒い。


でも、手は温かい。


街は、まだイルミネーションが光っている。


カップルが、たくさん歩いている。


楽しかったなー!


家に帰ってお風呂に入った。


冷えた体にお湯が気持ちいい。


服を着替えてベッドに倒れ込む。


今年も、あと一週間。


早いな。


私、ちゃんと成長できてるのかな。


まだまだ知らないことも多いし、できないことも多い。


たくさん勉強して、いろんな経験をして、人として成長していきたい。


そんなことを考えていたら、いつの間にか眠っていた。

お読みいただき、ありがとうございました。

二人のクリスマス、温かくて楽しかったですね。

プレゼントを交換して。

美味しい料理を食べて。

たくさん笑って。

そして、ひよりが街で見かけた木内さん。

若い男の人と一緒だった。

澪は、何か気づいている様子でしたね。

今年も、あと一週間。

ひよりは成長を実感しながら、眠りにつきました。

次回もお楽しみに。

それでは、また次回お会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ