第5話 初めての海20
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
しかしケンの目はにごったままで、
ダイの声がまるで耳に
入っていない様子でした。
ダイはただ悲しくケンの
顔を見つめました。
そんなダイに気づいた
オーティスがオクの
ひじをつつき、
そっと言いました。
「月のウサギは、
泳げるのかな?」
するとオクはギクリとして、
彼の方を向きました。
オクのあまりのおどろきように、
オーティスの方が
びっくりしたほどでした。
「どうしてそんな、
夢から覚めたような顔で、
ぼくを見るのさ?」
オーティスは
心配そうにたずねました。
「君が急にその話をしたから、
おどろいただけだよ」
オクは黒い目を、
不安げにきょろきょろと
動かしながら答えました。
そう言われると、
オーティスはおずおずと
聞き返しました。
「けどさ、月のウサギを
探すようぼくにすすめたのは、
君じゃなかったかな?」
オクは不思議な目つきで、
じっとオーティスのことを見ました。
「……そうだったね。
君とそんな話をしたんだったね」
オクはまた、
笑顔にもどると言いました。
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次回の掲載は2026年3月30日です。
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