第59章 緑川結弦と早川さちよ
さちよがショールームへ来たのは珍しく日曜日じゃなくて土曜日だった。さちよは開店と同時にやって来た。ありさは店長とのぼりを立てていた。すると青のカスタマイズされたカムリが駐車場に入ったて来た。クラクションを鳴らした。こんな時間にさちよが?ありさは二度見した。土曜日で午前中だったからだ。さちよは真っ赤な86の隣にカムリを停めてありさに近寄り「早かった?」ととぼけた事を口にした。「おはよう。何今日は。休み?」ありさが聞いた。「夜勤。暇だから顔を見に来た。」さちよが言った。「そうか?今忙しいからショールームでも眺めていて?」ありさは軽くあしらった。「あんた、また、車変えた?珍しくスポーツカーじゃないの?フェアレディ240z依頼ね。どうした風の吹き回し?」さちよが言った。「訳があるのよ。お客様が私のgrs214クラウンを見て欲しいというから売ったのよ。たまたま、86に乗ったら快適でこれで良いかなぁ?になって乗ってルネよ。前のオーナーを知ってるしね。そういう事まだカスタマイズ途中よ。これからアルミホイールやバケットシートをやる予定よ。ステアリングや柿本もね。」ありさが言った。さちよは86を良く見た。アルミホイールだって、新品入ってるじゃない?マフラーだってHKSが入ってるじゃない?なんで変えるのよ、勿体ないじゃない?」さちよがありさの顔を見た。ありさはカーセンサーののぼりをてに持っていた。車の前で立ち話をしていると店長がありさののぼりを取り上げた。「終わりませんよ。私がやります。」と言った。「ごめん。」ありさは店長に謝った。「理由は簡単気に入らないからよ。」ありさははっきり言った。従業員が続々出勤している中、さちよは緑川結弦を見つけた。白のカムリBBSスーパーRSバージョンに乗って出勤してきた、「結弦君元気でやってる見たいだね」さちよが言った。「あんたのおかげで良い保険担当が見つかったわよ。さちよ様々ね。」ありさはそう言ってほうきで駐車場を掃き出した。さちよはショールームへ向かい緑川結弦と談笑を始めた。さちよはショールームをぐるぐるみていて、下取り車コーナーに86てBRZを5台見つけた。立ちどまり真剣な眼差しで車を吟味していた。ありさがショールームへ入るとさちよが近寄り「あそこの86とBRZ安くならない?」と尋ねて来た。「あるはほとんど利益ないから出来ないけどさちよなら5万円は値引するよ。その黒の86は前のオーナーがしっかりメンテした車だからお勧めするわよ。アルミホイール気に入らないならウェッズスポーツや私の白のavsT7に交換してあげるからカムリ高く買い取るよ。さちよら、」ありさがさちよの顔を見た。「あんたの86が完成したら考えるわよ。カッコいい86作りなさい。」さちよはあんたの顔を見てニヤリ笑った。そこへ中川と吉澤がローダー車に乗って現れた。20クラウンを取りに来た。ありさは黒とシルバーの特殊内装の車をショールームから出した。中川がローダー車に載せた。さちよと何かを話していた。がすぐに帰った。佐川急便がいつものように沢山の荷物を置いて帰った。段ボールの中身はアルミホイールだった。整備士全員で段ボールを開けて中身を出して綺麗に磨いて展示する。本日は大きな荷物があった。ありさの86の真っ白なレカロシートだった。ありさはそれを見て「当たりだな?」と口にして、シートレールの箱をあけた。シートレールが2つ入っていた。運転席と助手席用だ。それを取り出すとシートレールとレカロシートを工場へ運んで自分で取り付けた。86を駐車場から工場へ入れて純正シートを外し白のレカロシートを付けた。見事な捌き方だった。取り付けが終わるとレザークリーナーで綺麗に磨いて車を駐車場へ戻した。営業社員は朝から正月に販売した、フェアレディ240zやケンメリの納車準備をしていた。他の車も着々と納車準備がされていた。フェアレディ240zを買ってくれた。仙台のかまぼこ屋の社員は自分でとりにくると言っていたが来られないから持って来てと藤峰店長がローダー車に載せて仙台まで走った。ケンメリのおっちゃんは取りに来た。フェアレディ240zのお姉さんは取りに来た。そして、月末と言っていた納車が全体的に前倒しになった。ありさは緑川の所へ行き。「早川さちよが何か話があるそよ。エンジェルスでも言ってコーヒーでも1色に飲んであげたら。」と言うと車を見ていたさちよに声をかけて二人でエンジェルスに行った。ありさはさちよの表情から何があったか悟った。愛の告白が成功したな?と思った。緑川結弦はさちよの内科病棟に虫垂炎で1週間入院していた過去があり、ナイスガイの結弦にさちよが一目ぼれしたというわけだった。たまにショールームへ来たのは結弦に会いに来ていたからだった。気を良くしたさちよは黒の86を予約して帰った。後はありさの86の出来にかかっていたが自信はあった。ありさはショールームに入り浸る1日になった。お客様にセールスをして整備士達とマークXを作りながらお客様の対応をした。そしてマークXを販売し、20クラウンアスリートも販売した。お昼は整備士達とエンジェルスでラーメンをすすり1日を一緒に過ごした。整備士達とのコミュニケーションだった。午後にはヤマト運輸が柿本改のマフラーを持って来た。マークXの作業を一時中断し86のマフラーの取り付けをした。元々付いていたHKSマフラーはショールームに綺麗に磨き展示した。30000円のプライスを付けた。元々86に付いていたウェッズスポーツのアルミホイールタイヤセットを倉庫から出し綺麗に磨き10万円のプライスを付けて展示した。たまに来たお客様が買っていくケースがあった。良いリサイクルになってお店の利益になっていた。そして、今日来たアルミホイールにタイヤをセットし始めた。中古のBBSやWORKにアドバン、レオンハルトのホイールだった。売れ筋のレバンナホイールの中古も買い込んだ。インチキBBSシールのセンターキャプはすべてレバンナホイールのセンターキャプ新品に変えた。赤や黒のセンターキャプだった。それだけでも綺麗に見えた。ありさマジックだ。WORKジーストST1が到着するのは明日まで待つしかなかった。86に関してはとりあえずこれにて終了する。その後中川達とボルトオンターボ取り付けについて話し合いをする。中川と吉澤がローダー車に20クラウンアスリートを載せて帰って来たのは午後3時前だった。新たに20クラウンアスリートを載せて行った。1日4台ペースでカスタマイズしていた。マークXも1日4台ペースでカスタマイズしていた。その頃、ありがたいは会長に一本の電話を入れていた。次は86とBRZを売りたいとオークションの動向を見ておくように頼んだ。会長は反対はしなかった。社長室のドアをノックする音がした。ありさがドアを開けると緑川結弦が立っていた。「社長、お時間いただけますんか?エンジェルスでコーヒーでもいかがですか?僕がごちそうしますから。」緑川がありさの顔を見た。「オッケー。」ありさが言った。二人はエンジェルスに入った。緑川がコーヒー2つ頼んだ。「社長、話ってさちよさんの事なんですが今日、告白されました。僕はオッケーしました。これからお付き合いします。」との事だった。ありさはそれを聞いて喜んだ。「さちよはずーっと彼氏居なかったのよ。優しくしてあげてね。泣かしちゃ駄目だぞ。剛腕緑川結弦。頼んだぞ。あんたは女の一人くらいは幸せに出来る奴だから安心してるぞ!頑張れ、そして、すぐに、押し倒せ!」ありさが激励にを飛ばした所へコーヒーが来た。「いただきます。」ありさはコーヒーをすすった。「僕大丈夫でしょうか?女の子あまり良くわからなくて?」緑川は微妙な表情を見せた。あの堂々とした。緑川結弦は居なかった。「あなた、事故の交渉の時のカッコいいあなたを見せればいいねよ。無敵だから。なんでも押してまくれ?さちよは押しに弱いからだからあの黒の86も買うわよ。絶対にね。私が押して押して押しまくるから。カムリは高く買い取るしかないけどね。男も女も同じよ押したら引くの繰り返しなのよ。応援するわよ。必ずゴールインしなさい。私も赤ちゃん出来たかもなんだよ」ありさは一真にも言ってない事を口にした。「社長、おめでとうございます。」緑川はありさの顔を見て優しく微笑んだ。「ありがとう。今月まだ月のものが来てないのよ。ウフフ!」ありさはポロりと口にした。「社長貴重なお時間ありがとうございました。気持ちが楽になりました。僕帰ります。」緑川は伝票を手にしたが、ありさが取り上げたてサインをして寛子に渡した。そして二人はショールームへ入ってありさは社長室に籠もった。パソコンとにらめっこをしていたらドアがノックされた。ドアをあけると緑川が居て「お疲れ様でした。失礼します。」緑川はありさの顔を見て頭を下げて鍵をかけてショールームを出て行った。ありさはパソコンとにらめっこをしていた。86のカスタマイズ映像を見てニヤニヤしていた。次はエンジンだと決めていた。そして退社した。明日は決戦の日曜日になる予想も出来ない事が待ち受けている。




