第51章 荒井俊夫を見つけて。
赤池に電話したのはその日の夕方だった。この日も朝からトレーラーが入り車を搬入していた。社員全員でショールームへ入れまた、ありさは昨日同様に白の130系マークX2台と黒のマークX2台を選んだ。また、風間美智代を誘った。中川自動車販売へ行くからだ。ショールームへの搬入が終わるとありさはマークXを工場に入れて従業員と2台体制で車高調とアルミホイールとタイヤを入れた。まずは白のマークX2台から始まる。ホイールはレバンナ9.5j+38とハイダHD921の225/30/20だ。攻めた仕様だ。カスタムサイズだ。ありさは自らホイールにタイヤをはめ込んだ。それを4台分だ。終わると車高調を入れるのを手伝った。2台終わるとありさと風間はマークXに飛び乗りショールームを飛び出し中川自動車販売へ向かった。本日のありさの一曲はマドンナのハングアップだった。アバの名曲ギミーギミーギミーをリスペクトした曲だ。その曲に乗せてアクセルを踏んだ。中川自動車販売に着くと「お客様いらっしゃいませ!」と中川がありさの顔を見た。「中川さん。エアロ取り付けよろしく!」ありさは中川の顔を見た。「今日も4台お願いします。昨日の4台は完売しました。皆さんのおかげです。」ありさは三人ね顔を見て頭を下げた。ありさも手伝った。吉澤が2ポストリフトの上に車体をのせてリフトを上げた。いつもの作業順番で進めた。リア、サイド、フロント、リアの順番だった。それを2台ナルハヤで終わらせた。「午後は黒を2台お願いします。すぐ戻るからね。」と二人はマークXに乗り込んで去って行った。爆弾発言はその後おこる中川と沢辺と吉澤でお茶をしている時である。吉澤が風間を好きになったと告白した。午後に来た時告白すると二人に言った。三人は久しぶりの恋バナに盛り上がった。吉澤は美智代が同じマークXを買った事は知らない。午後1時になると二人が来た黒のマークXに乗ってだ。それと軽トラで店長も来た。20クラウンロイヤルサルーンとアスリートのエアロを2台分ずつ積んだ。従業員に付けさせるというのだ。中川はうちでやるからと断った。20クラウンはいろんなタイプがあるからうちでやる。マークXをやれマークXなら任せると中川はマークXの白、黒、シルバー、赤、ゴールドと5色を渡した。120系は黒、白、シルバー、ゴールドの4色を渡した。中川は念の為とゴールドを用意する細かい所がありさの信用を得るに充分な人物てわあった。店長はマークXのエアロを10台分積んで帰った。そして午後の作業が始まった。ありさも手伝った。あっという間にエアロ取り付けは終わった。突然、吉澤が真剣な顔をして、美智代の前に立った。「美智代さん。僕はあなたが好きです、お付き合いしてください!お願いします。必ずあなたを幸せにします。今晩のお食事などいかがでしょうか?」吉澤は真剣な顔で美智代を見て言った。外野の連中は大騒ぎになった。美智代は吉澤の告白を了承した。思いを受け止めた。涙を流し喜んだ。「吉澤君何処へ行くの?うちの父親は土浦市役所納税課の局長なんだけど女との初デートはラーメン屋に連れて行けが口グセだったのそれを見て嫌がる女は辞めておけだって、そんな女とは上手くいかないから?っと言っていたわ。だけど本人は母親との初デートはラーメン屋じやない、オシャレなレストランだったのよ、私達も同じレストランだった。土浦桜町のレストラン中台よ。皆も知ってるでしょう?あなた達もレストラン中台お勧めよ、」ありさが言うと「レストラン中台か?懐かしいなあ!俺が高校時代下高津に住んでいた頃、土浦工業高校機械科へチャリンコであの前を通るとレストラン中台の前にヌード劇場があってなたまに踊り子さんが休憩でタバコを吸っていたのを見かけるとドキドキしたもんよ。あんな綺麗な女の人がヌードになってる想像しただけでギンギンだったぜ!昭和の時代の話だ。」中川さんがニヤニヤしながら話をした。「中川さん土浦工業高校だったんだ?私は土浦一高よ。近所ね。」ありさが中川の顔を見た。「ありさちゃん頭良かったんだな?偏差値70は行ってたな?その片鱗が今見えるな?」皆が尊敬の眼差しでありさを見た。「だってさあ?うちの両親が土浦一高以外は高校じゃないと言ってたから猛勉強したわよ。四中時代ね。アハハハ!」ありさは皆の顔を見て大声で笑った。そこに佐川急便が来た荷物を4つ下ろして帰った。「なんだ?このアルミホイールは?頼んでねえぞ?誰か頼んだか?」中川が沢辺と吉澤とありさの顔を見た。ありさがアルミホイールを覗くとavsT7だった。「私だ?ずいぶん早い到着だな?明日かと思っていた?」と言って「中川さんこのアルミホイールを白に塗装してください!クリアかけてね。」ありさがお願いした。「任せろ。すぐにやるからな!クリア塗装は必ずやってるぞ、そのエアロだって最後にクリア塗装してるし。常識だぜ!まったく?」中川はありさの顔を見るとアルミホイールを綺麗に洗って乾かし下地塗装をし、トヨタのスーパーホワイトで塗装を始めた。ほんの30分で終わった。「このアルミホイールはマークX用じゃねぇな?17インチだし?7.5j+50か86かBRZだな?」中川は頭から答えをひねりだした。「中川さん正解!86だよ。昨日、美智代がマークXに乗り換えて美智代の赤の86を買い取りしたんだがアルミホイールがちょっと気に入らなくてね。ヤフオク見ていたらそれが30000円で即決であったから即決したという話だよ。だって、ああいったカラー系の車には白のホイールが定番なんだよ。黄色の車もそう?中川さん、20000円でいいんだよね。塗装代。みちがえたな。やっぱり白で正解だな?美智代の車にウェッズスポーツのガンメタのセンスのないホイールが入っていて、ちとチャウやろと思った諾の話だけどなあ!これで215/45のアプタニータイヤでオッケーだよ。後はワイトレ10ミリ入れか入れないかだなツライチになる。」ありさが言うと「5ミリのスペーサーで充分やろ!」中川がありさの顔を見た。「そやな?5ミリのスペーサーで行くわ。」ありさが中川の顔を見た。吉澤と美智代は二人でヒソヒソ話をしていた。場所と時間が決まった見たいだ。ありさはアルミホイールをトランクに入れ車に乗り込んで「ほな、さいなら。」と言って出て行った。美智代は吉澤に手を振っていた。ショールームへ着くとお客様が2組来店していた。午前中に仕上がったばかりの白のマークXを真剣に見ていた。コリやいけるとありさは思いショールームへ出来たばかりの黒のマークX2台を並べトランクから塗装したばかりのアルミホイールを出しホイールチェンジャーにのせて倉庫に215/45のタイヤを取りに走った。ありさがタイヤを組み込んでいると美智代が出来たてホヤホヤのマークXをお客様に勧めている声が微かに聞こえて来た。「私のこちらと同じ黒のマークXに乗っているんです。この後から見たスタイルと横から見たスタイルと前から見たスタイルがバツグンに良い、ひじょうに良い。」と押していた。ありさは展示車中から赤の86を工場の2ポストリフトにのせて上げた。アルミホイールを電動インパクトで外し5ミリのスペーサーを噛ませ白のアルミホイールを入れた。4本取り付け2ポストリフトを下ろし完成した。「美智代さん。あなたの86完成したわよ。見てこのフォルム最高でしょう、あなたの作った86が蘇ったわよ。目に黒のアイシャドウを入れた感じね。あなたもデイトに行く前に必ずアイシャドウ入れなさい。もっと可愛いくなるから薄くね。真っ黒にしちゃだめよ。可笑しくなるからね。この86乗りたくなったら乗っていいからね。スタイリッシュになったわね。白のホイールがアクセントになったわね。横から見たスタイル良いじゃない?大型の羽根が凄く良い、車売れたの?」ありさが美智代の顔を覗いた。「はい。売れました。車とアルミホイールのバランスが最高だと褒めていただきました。」美智代が笑顔でありさの顔を見た。「あら、嬉しいわ。やっぱり9.5j+38の20インチと225/30/20タイヤのバランスが良かったのね。もう、19インチホイールは130系マークXには使わない120系にまわすわ?19インチホイールはね。18インチホイールは辞めだ。下取り車に入れるわ?」ありさが言った。「美智代さん。自分の仕事してください。」ありさが美智代の顔を見た。「はい。もどります。」美智代はありさの顔を見て頭を下げた。ありさは86に履いていた、ウェッズスポーツのホイールを代車で倉庫に運んだ倉庫の前に廃タイヤが重ねて置いてあった。10台分はあった。タイヤ交換の作業がだいぶあったんだと思った。中国製タイヤを安く販売し、タイヤ交換をこまめにさせる作戦は成功し始めていた。社長室へ入って赤池に電話をした。タイヤが10台分あるから取りに来てと電話した。赤池は30分後に軽トラで現れタイヤを積んだ。まだコーヒーショップエンジェルスがやっていたので二人はエンジェルスに入ってコーヒーを頼んだ。「赤池君。元締めの荒井俊夫の事詳しく聞かせてくれないかしら。」とありさは話始めた。赤池君は去年の暮れにエビスサーキットで会ったと言った。写真もあると言った。凄く強面、アバタ顔で左側の頬に紫のあざがありトラックドライバーだと言った。日曜日にエビスサーキットで走っているらしい。「赤池君、写真私に送ってくれない?」ありさが頼むとすぐに送って来た。ありさが写真を見て驚いた。千代田サービスエリアのカップルを殺したのはコイツだとピンときた。「社長、終礼ですよ。」美智代が呼びに来た。と同時に赤池は席を立ち「ありがとうございました。」と帰った。「終礼を始めます。皆さんお疲れ様でした。藤峰店長本日の販売実績の発表お願いします。本日は僕を含め7人全員が1台販売いたしました。カムリ2台、マークXを2台と20クラウンを2台と下取り車BRZ1台です。」藤峰店長の報告が終わった。「皆さん良くセールスしました。今後もこの調子でお願いします。ご苦労様でした。気をつけてお帰りください。終わります。」ありさは話終わると鈴木実の霊と岸本真由子の霊に話かけて赤の86に乗るように伝えた。二人はスッーと車に乗り込んだ。「出かけてくるから頼む」と言って86に乗り込んでショールームから出て行った。ETCカードを入れた。ありさはETCカードを5枚持っていた。いろんな車に入れてあった。土浦北インターから高速道路に乗るとアクセルを踏んで加速した。「この車、調子良いわね。軽い。」と独り言を言った。訳の分からない二人の霊は後の席でザワザワしていた。「ありさ、どこへ行くんだ?」鈴木実の霊が尋ねた。「あなた達と同じ霊に会いに行く。その場所で死んだのその人達、凄く可哀想な死に方をしたねよ。岸本真由子さんと一緒よ無念の残る死に方ね。大型トラックに追突されて炎の中で死んだのよ。そのトラックドライバーに嘲笑われながね、その犯人がわかったから伝えに行くのよ。あなた達も協力してくれないかしら?」ありさは話した。そして千代田サービスエリアに着いて三人は車を降りてトイレに向かった。ありさのポケットには飴が沢山入っていた。トイレの前に二人はいた。ありさが声をかける前に二人はありさに気づいた。「おんなに遅い時間に珍しいじゃないですか?お友達を連れてそれも私達と同じ霊ね。とても優しそうなお二人です。」女性の霊が言った。「あなた達の探してる荒井俊夫が見つかったねよ。場所は毎週日曜日に福島県二本松市のエビスサーキットでドリフトをやっているわよ。復讐出来るわよ。彼らにも手伝ってもらいなさい。仲間が50人以上いるから。」ありさが言った。「ありがたいです。」男性の霊が言った。「二人に協力出来るよう仲間に呼びかけてみるから復讐しようよ。私はできなかったからなおさらよ。」岸本真由子の霊が二人の顔を見た。「話し合いの結果は後日連絡するから。期待して待っていて。」鈴木実の霊が言って二人とお別れした。最後にありさがポケットから沢山の飴を二人にあげた。鈴木実の霊と岸本真由子の霊にも1個ずつあげた。そして三人は車に乗ってショールームへの帰路に着いた。明日からこの赤の86がありさの足車になる。そしてカスタマイズが始まる。本日、黒のマークXを買ったお客様の奥さまがありさのワインレッドボディのgrs214クラウンを見て再来店してこの車を求める。




