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どうかしてるわ/obsession  作者: やましたゆずる
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第32章 さちよのカムリが完成した

それから1週間後、いよいよ、さちよのカムリが完成する日がやってきた。WORKエキップe05が納品され予想以上の出来栄えに中川は驚いた。負荷リムメッキでピカピカしている。中川はタイヤをハメて良い感じで引っ張ってある、タイヤを見て「このタイヤ評判通りだなあ?中国製も捨てたもんじゃない。」と独り言をブツブツ言いながら作業をする。従業員から「社長大丈夫ですか?」と声をかけられる始末だ。テンションが爆あげだった。タイヤを組みあげ、車に装着すると最高の見栄えであるブルーのボディにクロームメッキのホイールが映えた。ホイールを車体に装着しエアサスを落とし完成させると中川は「まるで貴婦人のようだ」と絶賛した。上品な車が出来上がった。車屋にとってこの一瞬の隙がたまらなく快感でありやっていて良かったと思う瞬間であった。中川の最高傑作でありのちにつくりあげる自分のカムリを想像するに至った。中川本人もカムリWSレザーパッケージのレッドボディをオークションで予約していた。それも2018〜2022と限定した。なぜならワイドボディキットを入れる算段をしていたからだ。アルミホイールもレオンハルトオルデンをワンオフでさちよのホイールより、3ミリ外へ出した。発注した。さちよカムリは無事完成した本人も気に入るものだろうと眺めていたら、ありさがそこに来た。また、上品なホワイトボディにブラックのルーフボディ真ん中にデコラインBBSLMのゴールドホイールに中川の作ったマフラーが良いサウンドを奏でていた。あれから1週間で中川のマフラーは3本売た。出来上がった車を見てありさは「なんて、素敵な車なの!さちよにはもったいない!このメッキのホイールが素敵じゃない?5本スポークがクールだわ!このボディカラーも素敵だよ。さちよは来るの?」ありさは目を丸くして興奮ぎみに言って中川の顔を見た。「もうそろそろ来る頃なんだが?」中川が言うと爆音とともにフェアレディ240zでさちよが現れた。「中川さん。なんて、素敵な車を作ってくれたのかしら。最高だわ!これ、私のカムリでしょう!乗って良いかしら!」さちよはカムリに乗り込んで走り出した。15分くらいで帰って来た。ありさのカムリの脇に駐車し、中川のヨンメリとフェアレディ240zの隣に2台カムリが停ま光景を見て中川が「今まではフェアレディ240zだったのに」と言葉をぶつけた。近いうちカムリが3台並ぶ事になるとは中川以外ありさもさちよも知らなかった。「なあ!俺もカムリ頼んだぞ!近いうちに来るからな!また、ツーリングに行くべ!」中川が爆弾発言をした。ありさとさちよは口をあんぐりとさせた。「さちよちゃん。1000万円支払うよ。事務所へどうぞ。」中川がさちよの顔を見た。三人は事務所に入った。中川がペットボトルのお茶を三本テーブルの上に置くと「飲んで!」中川がぶっきらぼうに言って金庫から1000万円を出してテーブルの上に置いた。機械でお金を数え、1000万円をさちよに渡した。その中からカムリの代金614万円を中川に支払い。取り引き成立という事でカムリはさちよの物になった。「エアサスとハの字の構造変更で車検は通っているから心配なく運転できるぞ!マフラーは変える前に車検取ったからわからん。次回の車検はノーマルマフラーに交換した方が言いながらな。たぶん。」中川はさちよの顔を見てニヤリと笑った。「請求書に車の内訳が書いてあるから確かめてな!車は400万円、諸費用が20万円でアルミホイールタイヤで95万円、モデリスタエアロが塗装取り付けで25万円、マフラーが4万円、エアサス70万円、後の工賃サービスだ。以上内訳まで。」中川はさちよの顔を見て説明した。車好きの集まりであった。この小節を読んでる方でこの内容についてこられる方はよほどの車好きと思われます。そして、ありさが今後の計画を話す。「私ね。病気が根治したからあの倉庫で中古車業を始めたいのカムリと18クラウンカスタマイズ車専門の中古車屋をやりたいの中川さん。チカラ貸してくれない。ノウハウを教えてください!」ありさは中川に頭を下げた。「資金は2億円あるわ。」ありさが中川の顔を見ると大きく頷いた。「それだけあれば充分だ!チカラを貸すよ。カスタマイズはうちでやれば良い。整備士雇わなくてすむだろう。うちと提携という事で。」中川はありさの顔を見た。「倉庫を改装しまつショールームにするわ。屋外にはヤシの木を植えてねカフェを隣接させたりして。」ありさは頭の中の青写真を言葉に変えていた。「まずは、オークションだな?USSやオークネットだな?会員にならなきゃいかん。それは俺が紹介する。決まった車種やから、全国に網を広げないとなあ?全国19カ所のオークションにインターネットで参加は出来るんだが一人じゃ無理やろ!右腕が必用だな?さちよちゃんなんか良いだけど無理だよなあ?ありさちゃん誰いないか?」中川がありさの顔を見た。「これからありさちゃんのUSS参加申し込みにするか?ネットから出来るから自分で申し込みしなさい。参加料は後から払えば良いから。はい。これだ。」中川はありさにパソコンの画面を見せた。ありさはサラサラと登録した。すぐに会員になれた。「これで善19カ所のオークションに参加出来るから。はい。試しにうちのIDでやってみな?カムリ1台買いなさい。」中川はありさの顔を見て優しく微笑んだ。「トヨタカムリと入れると東京にWSレザーパッケージ黒、年式、走行距離、修復歴無しとあった。点数は4.だった。」中川に相談すると点数はSが最高点数である事。4はまあまあだから買いだ!そのへんは追々勉強していけば良い。最低はRだな。と言った。値段は370万円だ!ありさは入札した。初めての1台を買った。相場的にありさのカムリもさちよのカムリもこれくらいだったのだと判明した。400万円は30万円の利益がのったものだとわかった。USSIDパスワードを貰った、ありさはこの日から積極的にオークションに参加し、カムリを買い漁った。すぐにカムリを買いまくる業者だと有名になった。倉庫の一部を改装して喫茶コーナーや修理工場をつくり沢山の設備投資を始めた。アルミホイールやタイヤメーカーと契約しタイヤ店みたいなショールームを作り、各ホイールメーカーの棚に人気のホイールがならんでいた。契約したメーカーはBBSをはじめWORK、SSR、レイズ、エンケイ、キョウホウ、ウェッズ、ヨコハマ、レオンハルト、デスモンド、レオウイング、タイヤメーカー多数各メーカーは展示品は無償で貸してくれた。ラックも勿論、展示には社員がすべてやってくれた。開店準備は着々と進む中、ありさは人財集めに奔走していた。営業、自動車修理工、右腕になる人間と暫くは母がやってくれる事になった。そんな時、一真が自動車ディーラーで働いていますいた人物を紹介してくれた。開店準備は着々とすすんでいた。中川のカムリが完成したとラインが来た。忙しいだろうからこちらから見せに行くとあってから30分くらいで中川が赤のカムリに乗って倉庫へ来た。カムリじゃない?化け物だ!ワイドボディキットが決まっていた。オルデンのホイールもツライチだった。中川はマフラーをストレートにしていた。音がだいぶ大きくするどかった。「触媒を外した。」とニヤニヤしていた。カフェは営業していたから二人はそこでコーヒーを飲んで話した。倉庫の外観もヤシの木を植えてオシャレな雰囲気を醸し出していた。オープンまで1カ月頃だった。「ありさちゃん。明日から俺達カムリのカスタマイズで入れるぞ!うちの仕事は中止だ!車検だけにするから。」中川がありさの顔を見て笑顔で約束した。「職工の募集でこちらも3人入ったから指導お願いします。」ありさは中川に頭を下げた。「ワイドボディキットのカムリを3台くらい作るか?2018〜2022のカムリWSレザーパッケージはあるか?ワイドボディキット買ってあるから。」中川はありさの顔を見た。「ただ、カスタマイズされたホイールがない。大至急頼まないといけないなあ?中川さん。エアサスと車高調はメーカーと契約したからいつでもあります。」ありさが中川の顔を見た。「サイズ、オフセットは俺のどわかっているから頼みやすいだろう?WORKが早いな!さちよ着々のエキップe05かVS-XXなら早いだろう?」中川はありさの顔を見た。「中川さん。2018〜2022の車はこの3台です。白ボディ、黒ボディ、グレイボディです。よろしいですか?」ありさがショールームの前面に出した。「良い3台別カラーでカラー番号いいかな?助手席のドアの所に書いてあるから読んでくれないか?」中川がありさに頼んだ。「ホワイトが089でブラックが218でグレイが1F7です。」ありさが中川に伝えると中川はメモした。「明日はとりあえず、うちの工場でワイドボディキットの塗装からだな?ホイールも俺が連絡するから任せとけ。」中川はありさの顔を見て優しく微笑んだ。「よろしくお願いします。中川さん。」ありさは中川に大きく頭を下げた。彼なしではありさの車屋のオープンは出来ない。皆に支えられて生きている。26歳の車好きの女性である。


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